
(様々な国籍の人々が集るチューリッヒ中央駅 / 本日の写真はイメージです)
日本でも報道されている、シリアの難民の問題。
危険を承知で小型船で海を渡り、国を越えて、
平和な地で人生の新しいスタートを送りたいと決意した人々が、
志なかばで夢破れ、多くの尊い命を落とされたニュースを
映像や画像を目にした時、
心が張り裂けそうになったのは私だけではなく、
きっと世界中のみなさまが同じお気持ちだったと思います。
幸福な生活を得るため、危険を冒しながら歩いて国境を渡り、
目的地のドイツ・ミュンヘンへと無事に辿り着いたシリアの人々を目にし、
心の痛み、辿り着いた事に対してほっとした気持ち、
自分の心の中では、いろんな気持ちが交差しました。
そして、自分が日本人に産まれた事がどんなに幸運な事であったか、
スイスで当たり前に過ごしている安全で平和な日々が
どんなにありがたい事で、幸せな事であるのかを実感させされ、
あらためて元気に過ごせる毎日に感謝を感じています。
8日現在のEU諸国では、
今までも最も多く各国からの難民を受け入れてきたドイツを筆頭に、
オーストリア、フランス、英国などが難民の受け入れを正式に表明しています。
ドイツ・ミュンヘンでは、国境を越えて遂に辿り着いたシリアの人々を
市民たちは拍手喝采で歓迎したそうですが、
その一方では、各国で受け入れ反対運動なども起こっているとの事です。
難しい問題です。
では、私の住むスイスではどうなのか?
スイスでもこれまで、国外から多くの難民を受け入れ、支援してきました。
資料によると、
2014年、スイスでの難民申請数は2万3765件で、
これは前年と比べると、約11%の増加であったのだそうです。
スイスでの難民申請者の出身国は、
一番多いのがエリトリア(アフリカ北東部にある国)、
続いてシリア、スリランカであるとの事。
最多であるエリトリア出身者の申請件数は、
6923件だったのだそうです。
スイスでは難民申請者がスイスでの生活にうちとけ、
社会へと溶け込めるよう、
一般家庭で難民を受け入れるという新しいプロジェクトが、
今年開始されたばかりです。
この新しい試みでは、スイス各地の300もの家庭が、
ホストファミリーとしてプロジェクトへの参加を希望。
難民申請をした人々の一部は、スイス人のホストファミリーの元で、
人生の再スタートを初めているのだそうです。
まずはスイス人の一般家庭で6ヶ月間生活を共にし、
環境に応じられるかどうかなどを見極めながら状況によって、
その後は双方の希望を考慮しながら、決めて行くのだそう。
スイスはEU加盟国ではありませんが、
今回のシリアからの難民の受け入れについては、
既に大きく進展しているとの情報も・・。
今後、大量受け入れという事もなきにしもあらずなのかもしれない
という気もしています。
日本に住んでいた頃、難民の受け入れについては、
遠い国で起こっているニュースとしてしか受け止めていなかった自分がいましたが、
いまではこれも、ある意味とても身近な出来事となりつつあります。
スイスに住んでいる自分も、今後の動向に大きく注目です。
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