日に日に寒くなりゆくこの季節、
どんよりと曇った週明けのチューリッヒ州の朝は、
気温も0度で、
今朝は自宅のあるの湖畔の街にも
雪がちらつきました。
青い空の下、アルプスの山々を眺めながら、
いつもの散歩道を散策したいものですが、
今は外気の冷たい空気に触れると、
なかなか思い腰を上げる事が出来ません。
さて本日は、
久しぶりにスイス国民投票の話題です。
来たる11月25日、
スイスを象徴させる一つでもある牛についての
国民投票が開催されます。
正確には、"牛の角(つの)" 除角禁止の
是非を問う国民投票です。
現在スイスでは、
牛、山羊等の角は除角されています。
実際に私がスイス国内各地で目にした牛の画像は、
角がついたままの牛達も多いのですが、
スイスで角を生やしている雌牛は、
イニシアチブの発起人によれば、全体の牛の10%、
連邦政府側によると、25%なのだそうです。
自宅近くの農場で買われている牛達は、
角がついたままの牛もいます。
こちらも近くの牧場の牛、こっちは除角されています。
この国民投票でビックリしたのは、
最初はたった一人の農夫が立ち上がって発起人となり、
その後、支援者たちと共に、
10万人以上の署名を集めて、
「牛の角を、除角すべきではない」
と、イニシアチブを立ち上げたという事実。
角が切り取られる理由は、
農家が狭い場所でも雌牛を飼育できるように・・
との、
人間の理由によるものだそうです。
除角する事によって、
子牛の20%以上は痛みを感じ、
長期に渡り苦しむのだ言われているそうです。
想像すると、胸が痛みます。
除角は家畜に痛みを与えると非難する発起人側。
一方、
除角する事によって、
狭い牛舎内でも角を気にせず、
自由自在に動き回れる事が家畜のためだと
主張する反対派。
ちなみに英国人と日本人の外国人夫婦
(それぞれ、英国籍、日本国籍)である我が家は、
スイスでの選挙権は無く、
国民投票の権利はありません。
今回の国民投票は、
スイスならではとも言うべく、
注目すべき国民投票となりそうで、
私も興味深く見守りたいと思っています。
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