
前回のブログ記事からの続きです。
イギリス人の夫と結婚して
今年の秋で25年の銀婚式を迎えます。
結婚する前の交際期間も含めて、
数えきれないほど
ロンドンを訪問しています。
今回のロンドン滞在時には、
もう長い間訪れていなかった、
ビッグベンやテムズ川の周りも
散策してみました。

ビッグベンは数年前に
長期間に渡る大掛かりな清掃工事も
終了して綺麗になったせいか、
なんだか一層、
存在感が大きくなったように感じました。
今回、ロンドンで初めて
訪れてみた場所があります。
それは、
ロンドンで最も古い病院の一つとして
広く知られる
St Thomas' Hospital
(セント・トーマス・ホスピタル)
のそばに立てられた、
The National Covid Memorial Wall
(ナショナル・コヴィッド・メモリアル・ウォール)
です。

この壁は、
イギリスにおける新型コロナウイルス
(COVID-19)の犠牲者を
追悼するための記念碑です。
ナショナル・コヴィッド・メモリアル・ウォールは、
テムズ川沿いのサザーク地区に位置していて、
ウェストミンスター橋のすぐ近くにあります。
テムズ川に沿って建つ壁の
約500メートルにわたり、
約15万枚以上の赤いハートの絵が
描かれています。

赤いハートは、
コロナで尊い命を落とされた人々、
一人一人を象徴していて、
ハートの中には
亡くなられた方々の名前が記載されています。
これらのハートには、
コロナで家族や大切な人を亡くされた遺族や、
愛する人々によって個別に描かれ、
メッセージが添えられたりしています。

この試みの始まりは2020年の秋に、
コロナウイルスによる死者数が急増する中、
コミュニティや遺族たちが
「個別に追悼の意を示したい」
という気持ちから、
壁が設置されることとなったそうです。
当初は非公式な形で始まり、
地元住民や支援者が赤いペンで
ハートを描き続けていたそうですが、
次第に規模が拡大し、
最終的にはイギリス(英国)での
全国的な記念碑となったのだそうです。
川沿いの広範囲に続く壁には、
溢れんばかりの赤いハートが描かれていて、
亡くなった方々のお名前や、
故人へのメッセージが記されていました。
長く続く壁に描かれたハートと
メッセージを目にすると、
こんなにも多くの尊い命が…
と、
言葉を失いそうになりました。
誰もが誰かの、
父、母、妻、夫、きょうだい、
愛する人々で、
誰かの大切な人だったのです。
イギリスだけでも、
こんなに多くの方々が、
コロナでこの世から去ってしまったことを、
あらためて知らされました。
昨今では、
コロナのことを口に出す人達も少なくなって、
自身も忘れてしまいそうになるのですが、
あの世界的なパンデミックによって、
世界中で多くの人々が
亡くなられたことを忘れずに、
今、健康であることに感謝しながら、
1日1日を大切に生きていかなければ
と思いました。
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