スイスの街角から

スイス在住18年目。 チューリッヒ湖のほとりに、英国人の夫と共に住んでいます。 カルチャーショックでいっぱいの実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

火災

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意外な理由で発生した火災

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昨年末に起きたことなのですが、

住まいから遠くはない町で、

火災が発生しました。


忘れもしないあの日の夜、

何台もの消防車がサイレンを鳴らしながら、

自宅のそばの道路を走っていきました。

どこかで火事が起こったのだと、

咄嗟に思いました。

大晦日の夕刻のことです。


年の暮れに火災だなんて、

なんてことだろう…。

一体どこで発生したのだろう?

と、不安と心配の気持ちでした。


その後、

年が明けてから発覚したこと。

火災が起きたのは、あるマンションで、

夫が勤務する会社の同僚が住む建物でした。


同僚は火災の火元となった住人部屋の、

すぐ上の階に住んでいたそうです。

建物は火災による損傷が激しく、

火元となった部屋は火と煙でほぼ全焼。

その部屋の住人は旅行中で留守でした。


火災の原因は、
なんと、

何者かが付近の屋外で上げたとみられる、

打ち上げ花火によるものでした。


住人に怪我がなかったのは幸いでしたが、

もしも在宅していて気がつけば、

被害は最小限で済んだのかもしれません。


同僚の住む上の階の部屋も、

寝室(1)を除き、

全室大きなダメージを受け、

現在は住める状態ではないそうです。

同僚もその時、不在でした。


スイスでは年明けと、

(花火は大晦日の夜からあがっている)

8月1日の建国記念日の年に2回だけ、

個人で上げる打ち上げ花火を行うことが

許可されています。


逆に言えば、上記以外、

素人の打ち上げ花火は

法律で禁止されているので、

通常は花火は販売されていません。

建国記念日と年末年始が近づくと、

スーパーの脇などに特設テントが立ち、

様々なタイプの花火を売り出します。


その後の調べによると、

大晦日の夕刻から、

おそらく若者たちにより

早々に上げられた花火が、

マンションのバルコニーに燃え落ち、

置いてあったソファに着火して燃え広がり、

大きな火災が

発生したとみられるそうです。


本人も被害者となった

階上の同僚によると、

火元の階下の住人は、

バルコニーに布製のソファを

置いていたそうです。

不幸にも、

そこに花火が燃え落ち、

部屋が全焼する大惨事になったのです。


花火をしていた人は立ち去っているため、

誰がそこで花火を上げたのかは

現在も不明です。


年に2回しか花火を上げられないことで、

ハメを外したい気持ちも分からなくは無いけれど、

特別な日で酒に酔っていることもあり、

一部のティーンエイジャーたちの暴走は、

目にあまるものがあります。

実際に我が家の目の前の道路でも、

カウントダウンが終わった直後から、

まるで爆竹のようなけたたましい音を放ち、

すぐ目の前で花火を上げる

10代らしき若者達の姿がありました。

車が通り、人も歩く、
通りでです。

うちのバルコニーにも

火玉が目掛けて落ちてきそうで、

実は今年の新年の幕開けは、

とても恐ろしい思いをしました。


一般の道路で花火を上げると

違法なのかどうかはわかりません。

まず相手は、

酔っ払ったティーンエイジャーの

グループだし、正直なところ怖い。

注意するすべもありません。

通報したとしても、

その場からすぐに逃げるでしょうから、

誰が上げているのかは

突き止められないでしょう。


普段は治安も良いので、

特別な建物や敷地を除き、

スイスの一般の通りには、

防犯カメラはついていません。


その花火が始まるまでは、

湖岸の町に打ち上げられる

公式の花火をバルコニーから

眺めていましたが、

あまりにも危険な状態になったので、

窓を閉めて部屋の中に入りました。


昨年から今年の年明けは

家で過ごしましたが、

今年は日本の自宅で年越しをする予定です。


もしも、スイスを不在の時に、

同僚の住むマンションと

同じようなことが起きてしまったら…

と思うと、

こんな風に

火事に巻き込まれてしまうことも

あるのだと、

大晦日の火災は決して我が家も

他人事ではく、

本当に恐ろしくなりました。


布製のものはバルコニーに

置いてはいませんが、

留守にする前にバルコニーの上を

全て片付けて出かけようと、

心に誓いました。

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クリスマスツリーに火がつく


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先週金曜日の夜、

スイス シャフハウゼンのマンションで

クリスマスツリーが炎上し、

住民1人が頭にやけどを負いました。


スイスの家庭ではクリスマスツリーに

モミの木を使用し、

飾り付けをするのが伝統です。


最近ではろうそくの火は灯さず、

オーナメントだけで飾り付けをする家庭も

増えているようです。


実はこのモミの木に装着した

ろうそくの火が原因で、

スイス国内では毎年、

クリスマスから年末にかけて、

約1,000件もの火災が発生しています。

乾燥したスイスの気候の中では火災が発生しやすく、

カーテンや家具に燃え移り、

一気に燃え広がってしまうのだそうです。


今回の火災は、

クリスマスが終わった年明け早々に

発生したことになりますが、

前回のブログ記事でも綴ったように、

1月6日がクリスマスツリーや飾りを

片付ける日なので、

それまでの間はクリスマスツリーは

飾ったままの家も多いです。


シャフハウゼンのマンンションでの火災は、

1名が負傷し、

2名が煙を吸った疑いで入院しました。

 

住人の一人は火を消そうと

ベランダから木を外へ投げたところ、

頭にやけどを負ったそうです。

外に歩いている人がいなくてよかった。


金曜日の夜に発生した火災時には、

消防隊、救急隊員、消防署、

シャフハウゼン警察も出動し、

一時当たりは騒然。


新年早々に発生した火事。

物的損傷も大きかったとのことですが、

死者が出なかったのが、

不幸中の幸いだったと思います。


火災の原因は調査中とのことですので、

ろうそくの火が原因かどうかは

はっきりとは分かりませんが、

ニュースの記事の内容を見ると、

おそらくそうなのかも…

という気がしています。


日本の感覚ではちょっと考えられない

火災の原因が、

スイスでは意外な年末年始の

「あるある」であることに、

驚かされるばかりです。


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先日の続き・・。

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先日お伝えしておりました、

チューリッヒ中央駅(チューリッヒHB)

近くのビルで発生した火災。

そのブログ記事はこちら


スクリーンショット 2018-09-08 4.26.14

先週と今週、

ちょうどそのビル付近を通り掛かりました。


実際に現場を目にしてみると、

駅(HB)から本当に近い!

HBの裏側の入り口から出て距離感を見ると、

ビルは大通りを挟んで、ほぼ目の前です。


ニュースで流れたビデオで、

火災発生時の燃え方を見ると、

駆けつけた警官が軽傷は負ったものの、

よく死者や大きな怪我人も出ず、

無事に鎮火出来たものだと感じました。

これが空気の乾燥した冬で、

風も強かったりしていたら、延焼していたのかも?

考えるだけで、ゾッとします。


もしもこの火災の件を知らず、

駅に沿って並行する大通りから見てみると、

何事もなく、

工事途中でビルの骨組みが

むき出しになっているだけ

のようにも思えてしまう状態です。

あれほどの燃え方だったのに、

建物にシートも被されておらず、

そのままの状態でした。


こちらは別の日に、

トラム(路面電車)の中から眺めた画像です。

BlogPaint

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ビルの高層階、

奥の部分を中心に燃えたようです。


このままビルを改装して使用すると、

将来的に倒壊の恐れがあるため、

建物を取り壊すとの情報でしたが、

大勢の人々が利用する駅の目の前で、

周りには集合ビルがあり、

ショップの立ち並ぶ、

チューリッヒのメインストリート、

バンホフシュトラッセも目と鼻の先です。


大変大掛かりな作業になる事は間違いなさそうですが、

ダイナマイトで一気に倒壊させるなんて方法は、

場所を考えると、

現実的ではないような気がするし、

いつ? どんな方法で取り壊すのだろう?? と、

気になります。


5月の帰省で日本(東京)

に住む友人と会った際、

毎晩夜になると道路工事が始まり、

音がうるさ過ぎて、

数週間よく寝付けていない・・。

と話していたのを思い出しましたが、

スイスでは夜間や休日の騒音はNG。

夜間の道路工事もあり得ません。

夜中に作業をするとは思えず、

取り壊すとすれば昼間なのかもしれません。


新たな動きがあれば、

引き続きまた、レポートしようと思います。


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