スイスの街角から

スイス在住20年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

海外の結婚式に参列

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


文化の違いを感じるお祝いの品(ローラとジミーの結婚式 番外編)


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前回のブログ記事、

英国のガーデンウェディング 3. 披露宴(ローラとジミーの結婚式)

からの続き、

ローラとジミーの結婚式「番外編」。

今回は二人へのお祝いの品について。


過去の記事でも、

一般的な結婚式のお祝いについて述べましたが、

英国の元々の習慣では、お祝いは現金ではなく、

品物でというケースが多いそうです。

(昔は全てそうだった)

以前に参列をさせていただいたドイツの結婚式でも

同様でした。


日本の場合、

ご祝儀として現金をお渡しするのが普通ですが、

英国人の夫 Banana  によれば、

彼らの国では現金を渡しあう習慣が無いため、

お祝いにキャッシュをお渡すのは、

なんとなく恥ずかしいのだそうです。


最近耳にするケースでは、

新郎新婦本人がテーマを決めて、

例えば、

家庭内で使用できるもの 等など、

指定される事もあります。


現在では時代と世代も変わり、

中には商品券などを希望するカップルもいたり、

キャッシュをいただき、

それを新生活や、

ハネムーンの足しにしたいと考える人達もいます。


以前、友人から耳にした話では、(スイスで)

あるスイス人のカップルの結婚式に

ご夫婦で招かれた際、

お祝いは現金を希望されたそうなのですが、

招待状の中に、

お祝い金の振込先が書かれていて、

そんな話は聞いた事がない!

と、スイス人の旦那様が

激怒されたのだとか・・。


考えてみると、英国もスイスも、

ご祝儀というシステムがないだけに、

もちろん "祝儀袋" というものは存在しません。

日本でのお渡し方のような、

ちょっとオブラートに包んだかのような、

デリケートな対応には、

慣れていないのでしょう。


さて、話題をローラとジミーの場合に戻し、

彼らの希望を尋ねてみると、

ハネムーンの足しになるよう、

「募金して欲しい」との事でした。

従い、そちらと、

以前の記事でも綴った

ローラの祖母ベティへの募金の両方は

夫 Banana に任せる事にしました。


私はそれ以外に、

二人の新生活において使用できそうなものがいいかな

と思いました。


彼らの希望はあくまでも "募金" だったので、

それとは別で、

プレゼントを用意した招待客も多かったようです。


さて、何にしよう?

と考えあぐね、

日常生活において、

いつも使用してもらえそうなお鍋にしました。

自分も自宅で愛用している、

ストウブ 🇫🇷 のお鍋です。

スクリーンショット 2018-08-21 23.15.41

日本でも人気の商品なので、

ご存知の方々も多いと思います。

このお鍋で煮込んだシチューやカレー、

肉じゃが、おでん など等の煮物は本当に美味しくて、

夫 Banana も、このお鍋の大ファンです!


英国も煮込み料理を作る事が多いので、

忙しい二人には、

簡単に煮込めて、

美味しい料理の出来上がるこのお鍋ならば、

きっと喜んでもらえそうな気がして、

Banana と二人からのプレゼントとして選びました。


ヨーロッパなので、

ラッピングはもちろん自分で。

カードもラッピングに合わせて選びました ♪

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渡した後に、

二人から送られてきた写メがこちら。

IMG_0337

ちょうど使用していたお鍋が壊れ、

新しいものに買い換えようとしていたところだったのだそうで、

とても喜んでもらえました〜。よかった ♪


6月にロンドンで会えた際に渡そうと思っていた、

(ジミーの耳の手術と日にちが重なってしまったため、

結局はロンドンで会えず、この日まで渡せずにいた)

以前に日本で準備していた、

ローラへ小さなプレゼントも一緒に渡しました。


海とサーフィンの大好きな、

ローラのイメージで選んだ、

アクアブルーのブレスレットです。

決して高価なものではないのですが、

それはそれは喜んでもらえ、

私もとても嬉しくなりました。


現金は絶対に必要なものだし、

それを「ご祝儀」として

渡す事は合理的なのですが、

結婚式のお祝いに、

贈り物を渡す欧米の習慣も、また、

悪くはないなぁと感じた、今回の結婚式でした。


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英国のガーデンウェディング 3. 披露宴(ローラとジミーの結婚式)


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前回のブログ記事、


からの続きです。


いよいよテントの中で、お祝いの宴がスタート。

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こちらが以前の記事でも述べた、

新郎新婦と、

その近しい家族が着席する "トップテーブル"

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8人の席です。

下の写真 左から、

新郎ジミーのベストマンを務めた彼の弟、

ピンクのお帽子はジミーのお母様 キャロライン、

その隣が私の夫 Banana、

続いて、ローラ、ジミー、

隠れていますが、その隣に、

ローラの母(Banana  の前妻 ルース)、

ジミーのお父様のニック、

そして、ヘッドブライドメイトのジュリアです。


ローラは当初、私の名前も

このトップテーブルにアサインしていましたが、

新郎新婦以外は、

あえてカップルは、

隣り合わせの席ではない聞いていたので、

夫の隣にはならない事が事前に分かっていました。

この顔ぶれと席の並びを目の当たりにして、

ここに一人追加して

席を作るのもバランスが良くないし、

ご遠慮させていただいてよかったと、

(目立ちたくない、出しゃばりたくない、

何を会話して良いのやらワカラナイ・・苦笑)

内心ホッとしました。


花嫁の父と娘は、

この場では隣同士に座り、

ゆっくり色々と話も出来たようです。

バージンロードの件ではどうなる事かと思いましたが、

最後はみんなハッピーで、本当によかった ♪

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私の席は、

ちょうどトップテーブルを正面に見渡せる

角の一番前の席に、

ローラがアサインしてくれていました。


同じテーブルには、

義理の妹夫婦と娘のローレン。

その隣のテーブルの同じ位置が、

ローラの祖母や親戚たちでしたので、

トップテーブルに次ぐ主賓席という事でしょう。

日本の結婚式の場合は、

近い家族は後方のテーブルとなってしまいますが、

ここにも文化の相違を感じます。


この日のお食事(メイン)は、

以前の記事にも綴っておりました、

"ホグロースト" と呼ばれる豚の丸焼き。

(過去の記事はこちら)

頭の中は大混乱!?(ローラとジミーの結婚式)

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えらくシンプルに見えますが、

ここはロンドンの高級レストランではなく、

英国の田舎の、

一般家庭の庭先ですので、

まあ、こんなものだと思います。


お味も、まあ、英国らしい、

私の味覚では、超薄味でした。

後から Banana に聞いた話によると、

横に添えてあった林檎ソースをかけていただくと

美味しかったそうですが、

それを見落としてしまい、

そのまま薄味でいただいてしまいました〜。


お料理は、

各テーブルごとに席を立って、

屋外でサービスをして下さっている

ケータリングスタッフのところまで行き、

既に切り分けた豚肉を、

お皿の上に乗せていただきました。

(従い、丸焼きの原型は目にしていません!)


ここでもトップテーブルの8人から順に席を立ち、

私はちょうど2番手グループの最初の人でした。


デザートの林檎のタルトは美味しかった ♪

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終始、LOVE LOVEムードのローラとジミー。

本当によく似合いのカップルです ♪

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宴会の最後には、

夫 Banana からスタートし、お祝いのスピーチ。

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余談ではありますが、

ジミーのお母様のキャロラインのこの日の装いは、

普段、私が好みそうなピンクずくめ!

頭のてっぺんの素敵なお帽子から、

エレガントなドレス、

足先の靴もぴったり合わせて、

ベビーピンクでした。


たまたまこの日の自分はピンク系の衣装ではなく、

カブラナクテよかった〜(笑)


スピーチは、

まず最初に夫 Banana、

次にヘッドブライドメイトのジュリア、

続いて新郎ジミー、

最後にジミーのお父様と続きました。


日本とは異なって、余興はありません。


披露宴の終盤には、

可愛らしいウェデイングケーキに入刀。

数年前にアイルランドの結婚式に

参列をさせていただいた時も、

花嫁の手作りシュガークラフトのケーキでしたが、

今回も同じ。(冒頭の写真)

サーフィンを通じて親しくなった二人らしく、

招待状からケーキまで、

テーマはやっぱり「海」です!

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披露宴が無事に終了した後、

ダンスパーティーへと続きますが、

着替えるために一旦ホテルに戻りました。

雨もほぼ止み、空には虹がかかっていました。

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ローラとジミーの結婚式は、

ほぼ全てが手作りで、

周りの人々の愛情にも包まれて、

とても温かで、良いお式となりました。


これで私の中の心の、

プレッシャーという荷物も、

ようやく下ろす事ができました。


ローラ、ジミー、

末長く、お幸せに〜。


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英国のガーデンウェディング 2. 交流(ローラとジミーの結婚式)


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前回のブログ記事、

英国のガーデンウェディング 1.(ローラとジミーの結婚式)

からの続きです。


前半と後半で、

2回に分けて記録しようと思っていましたが、

それではまとめきれそうにないので、

変更し、

1.〜3.の順で綴ります。


今回はまず、

会食前のアペリティフ(食前酒)と歓談の様子。


ちなみにスイスでは、「アペロ」と呼んでいる、

このブログにもよく登場する、

食前酒と軽いおつまみをいただきながら、

歓談するシーンです。


英国デヴォン州の結婚式当日の天候は、

前日までの33℃近くあった気温が下がり、

日中の気温は16℃!

スイス並みの大きな気温差に驚かされました。


暖かな陽が差したかと思えば、曇ったり、

雷を伴う激しい雨が降り出したり。

そして最後に、空には美しい虹が出て・・。

まさに人生そのものを物語っているかのような1日でした。

これから先の将来、

良い事も、そうでない事も、

一緒に力を合わせて乗り越えてゆく

若い二人の門出には、

悪くはないお天気だとも感じました。


多少の雨が降ろうと、

結婚式に差し支える事は全くナシ。

愛情に包まれた二人と、

それを心から祝福する、

集まった人々の幸せそうな様子を

終始眺めているだけで、

心の中はポカポカ陽気でした。


幸運にも、

このアペロの時間には暖かな日差しに包まれました。

2箇所【会食用の巨大テントとは別に、

アペロ用の小型テントが2箇所】

のテントの中と、芝生の上で、

ガーデン・ウェディング(披露宴)がスタート。

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こちらが、

後ほど開催される会食の会場となるテントです。

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まずは飲み物と軽いおつまみをいただきながら、

歓談がスタート。

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ローラが手にしているのは、

「〇〇夫人(Mrs 〇〇)」と、

新しい名字が書かれたグラス ♪

当日のプレゼントにいただいたようです。

グラスを持つローラの、

とても幸せそうな表情が印象的でした。

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英国の郊外の街(村)です。

会場となった、ローラの祖母のお宅の周りは、

どこまでも広がる田園。

ガーデンも、どこまで敷地なのだろう?

と思ってしまうくらい、

それは広いお庭でした。

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流石のわたくしも、

当日はバタバタしてしまい、

結局テントの外観もお庭も、

写真に納めたのは上のものだけでした。

まだまだ撮影しておきたかった箇所は

いっぱいあったのに。

前日に下見に出かけた際に、

写真を撮っておくべきでした〜。残念!


あんなに念入りに選んだ、

ヘッドドレスと当日の結婚式参列用の衣装も、

きちんと撮影する機会を逃していました。

プロのカメラマンの方も撮影されていたので、

個別の集合ファミリー写真と、

新郎新婦と撮影したものは、後日手に入ると思います。


iPhoneで撮影した画像はこちら。

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ちなみに日本で購入してきたこのヘッドドレスは、

過去の記事、

家庭内ファッションショー(ローラとジミーの結婚式)

にて掲載していたものです。


これが、参列者達にとても好評でした ♪

ジミーのお母様他、複数の方々に、

素敵だと褒めていただいました。


アペロの最中、

すぐ後方から自分に向かって

「very clever idea.」

と話しているのが聞こえたので、

ゆっくりと微笑みながら振り返ってみると、

二人の英国人のご婦人方に、


「あなたの装い(頭)とても素敵ね〜。

ドレスとも良くあって、お似合いよ。」


と褒めていただきました。

そのヘッドドレスが巣のようにデザインされているのを、

とても興味深く感じて下さったようです。


私も、


「ありがとうございます。

日本で買い求めてきた、

日本のデザイナーさんのものなのですよ。」


と、お答えし、

その後、会話も弾みました。


この場では、

自分は控えめに過ごしていたので、

自分が

"日本人である事"

を強くアピールはしませんでしたが、

日本のことをあまり良く知らない、

ピュア イングリッシュ の人々が集まる、

超英国スタイルの結婚式でも、

ほんの少しだけ、

"日本、素敵でしょ。"

をチラリとだけ見せられた事は、

やはり正直なところ嬉しかった ♪


次は、いよいよ披露宴です。


(続きます)


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人間模様(後半 / ローラとジミーの結婚式)


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前回のブログ記事、


からの続きです。


教会の下見を終えて、

次は披露宴が開催される、

ローラの祖母の家を訪れました。


実際にお邪魔してみると、

事前に写真で見て想像していたのより、

更に大きなガーデン付きのお宅でした。


庭を一通り見学させていただき、

夫 Banana の前妻ルースと、

その他、

教会で会っていなかった

ローラの親戚達にもご挨拶するため、

お家の中へ・・。

おそらくこの瞬間が、

今回の結婚式の様々な過程で、

一番緊張した時でした。


翌日のお式のための教会での準備を終え、

一緒に自宅に戻ったローラに続き、

夫 Banana 、

次いで私も家の中へとお邪魔しました。

玄関を入ると、

目の前の部屋がキッチン&ダイニングルームだったので、

ほぼ玄関先でのご挨拶。

ルースとその妹、アリソン、

その他数名の女性が、

ちょうどキッチンで夕食の準備に大忙しでした。


「こんにちは、ルース。」

と夫が声をかけると、

彼女はとても親しげに、

そして、かなり上機嫌に、

Banana と会話を始めました。


「元気だった?」

とか、

そんな相手への様子伺いは無く、

まるで昨日も会ったばかりかのような、

ごく普通の会話です。


そして彼女はすぐに、

「Apfel は?

彼女もいるんでしょう!」

と言って、

キッチンの中に入った私に、

驚くほど親しげに抱きしめ、

ホッペにキスをしました。


彼女には過去に3回ほどしか、

面と向かって会った事はないのですが、

初対面の時に続いて、2回目のキス。

ちょっと驚きましたが、

彼女のその行動と、とても機嫌の良さそうな様子に、

心底ホッとしました。


結婚式の前日の夜は、

近くに住む親族一同と、ローラ&ジミー、

それにジミーのご両親も加わり、

30名ほどで結婚前夜のビッグディナーのため、

準備中だったところでした。

「夕食がまだならば、一緒に・・」

と私達夫婦も誘われはしましたが、

その場は丁重にご遠慮し、

「明日を佳き日にしましょう」と

挨拶をしてお宅を後にしました。


結婚式前日の夜は、ホテルに戻って、

夫 Banana と二人だけの夕食です。


以前の記事でも綴りましたが、

6月のロンドン滞在時、

ローラとの再会の予定が、

ジミーの耳の手術と重なってしまい、

会う事が叶わなかったので、

本当は結婚式の前に、

もう一度ローラと一緒に

ゆっくりと食事をしたかったのだろうなぁ

と思うと、

Banana の事が不憫にも感じてしまいましたが、

本人ももちろん、

元妻とその親族が大人数で集まる

実家での晩餐に同席するつもりは全く無く、

止むを得ずというところです。


とは言え、自分もそうでしたが、

やはり娘は母につくので、

なんだかつくづくと、

花嫁の父って、孤独で寂しいのだなぁと、

Banana が気の毒なような気もしてしまいました。


この日は、

現時点でのルースの精神状態が

とても安定している様子だった事が、

一番ホッとしました。


感情の起伏が激しく、

過去に夫が幾度となく罵られたり、

投げかけられた、

彼女からの激しい言葉、メールでの文章、

(中には本当に恐ろしいものもあった)

や、攻撃的な言動で周りの人たちとトラブルを

起こす事も多かった

彼女の現時点での精神状態が

とても気がかりでしたが、

幸いな事に安定している様子で安心しました。


彼女も花嫁の母として、

娘の佳き日を最高の1日にしようと思ったのでしょう。

夫にも、私にも、

友好的な態度を取ってくれた事で、

心の中の重荷が少し下りたような気持ちでした。


そして、結婚式は無事に終了。

佳き一日(ローラとジミーの結婚式)


夫 Banana の妻である自分の立場で

正直な気持ちでものを言えば、

やっぱりバージンロードは、

夫に歩かせてあげて欲しかった・・

と言うのが本音です。

しかし、夫本人が、

教会のゲートから、

教会入り口まで続く小道を、

ローラと一緒に歩けた事で満足をしていると

言ってくれたので、

私はもう、これ以上、

この件については何も言う事はありません。


全員ハッピーならば、それが最高!!

もう一つのバージンロード(ローラとジミーの結婚式)


ローラとジミーの結婚式の話題は、

別の記事をはさみ、もう少し続きます。

次回は、

英国人が "レセプション" と呼ぶ結婚披露宴、

今回の結婚式では、

イングリッシュ・ガーデンウェディングの

様子をお届けします。

(上記の記事の更新予定は、来週以降)


ローラとジミーの結婚式の記事は、

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人間模様(前半 / ローラとジミーの結婚式)


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英国での結婚式参列の記事、

もう一つのバージンロード(ローラとジミーの結婚式)

村の教会(ローラとジミーの結婚式)

からの続きです。


日にちが遡り、結婚式の前日。

この日は翌日の下見も兼ね、

結婚式が行われた村の教会を訪れ、

その後、

イングリッシュスタイルの

ガーデンウェディング(披露宴)

が開催された、

ローラの祖母の家を訪問しました。


式の前日の午後、教会に到着すると、

ちょうど翌日の結婚式の準備が

急ピッチで行われていました。

準備をしていたのは主に、

ローラのブライドメイトを務めた

従姉妹や友人たち、

それに、親戚たちです。


結婚式の前日の当日の2日間には、

様々な人間模様が垣間見られました。


ブライドメイト達は、

夫 Banana にとっても初対面でしたが、

彼女達は、夫よりも私の顔を見て、

(招待客オール白人の中で、

私が唯一のアジア人=日本人だったので)

我ら二人がローラの父親とその奥さんである

とすぐに分かったようで、

代わる代わるに笑顔で挨拶をしてくれました。


特に、ローラのいとこでもあり、

お互いをベストフレンドだと言い合う、

ブライドメイト長でもあるジュリアは、

初対面でありながら、

私のことをすぐに名前で呼んでくれ、

とてもフレンドリーに接してくれました。

きっと、ローラが私についても色々と、

事前に話していてくれたのだろうなぁ

と思うと、少し嬉しくなりました。


その後、

夫 Banana は手伝いの人達の中に、

ローラの祖母であり、

前妻の母

(かつては Banana にとって義母であった人)

ベティの姿を見つけました。


お互いに双方の姿を見つけ、

どちらからともなく笑顔で挨拶をする二人。

ベティは夫にハグをし、20数年ぶりの再会です。

初対面の私も、

もちろんご挨拶をするため、

敬意を込めて、

握手をしようと手を伸ばしかけたところ、

それを遮るように私の体も抱きしめて、

ホッペにキスをしました。

この瞬間、少なくとも彼女には、

私達は拒絶をされてはいない事が

確信できました。

88歳になるというベティは、

とても元気そうに見える、

話好きな明るい、気さくな英国夫人でした。


前妻の兄弟、妹にも挨拶。

(前妻は5人兄弟姉妹の3番目)

同じ母親から生まれた兄弟姉妹でも、

性格はそれぞれ全く異なっていました。


前妻のすぐ上の兄は、

明らかに私にも、Banana にも、

友好的ではない態度でした。

夫 Banana の隣にいたワケですから、

それがその妻の私である事は

すぐに分かったはずなのですが、

自分の名前も名乗らず、

「君の名前は?」

と冷たい表情で私に問いかけました。

その時の彼の表情も含め、

何となくイヤな気がしましたが、

もちろんその場ではそんな顔は見せず、

名前を名乗り、

自分から手を伸ばして握手をしました。


後からこの時の状況が

少し不愉快だった事を

Banana に話したところ、

彼は昔からああいう感じだったので、

今回、自分も、

彼から気持ちよく迎えられるとも、

挨拶をしてくるとも期待はしていなかった

のだそうです。

確かに彼は、

私には名前を問いかけましたが、

夫には "ハロー" の一言も、

挨拶もありませんでした。

20数年ぶりに会ったというのに。


彼の名前がネイサンだという事は、

(本人は自分の名を名乗らなかったので)

後から知りました。

現在は現役を引退していますが、

昔は警察官をしていたそうで、

当時からそんな感じの、

上からのもの言いは相変わらずで、

今も変わっていないのだそう。


警察官と言えば、

Banana の妹の旦那さんも警察官

(今年定年を迎えた)でしたが、

彼は私達に対して

上からものを言う事もないので、

警察官と言えど、

人によるとは思うのですが、

ネイサンは権力を笠にとるタイプの

人間なのかもしれません。


それとはうって変わった性格だったのが、

前妻の一番上のお兄さんのデビッドです。

彼とは結婚式の当日に初めてお会いしたのですが、

彼の方から私の方に歩み寄って

挨拶をしてくれました。

その後、お式と披露宴が終わって、

夜のダンスパーティータイムに突入し、

少しお酒も入って、

彼の様子は最初の挨拶の時と比べると

随分とリラックスムードで、

たまたまその時、

一人でいた私のところに

彼がやって来ました。

そして、

日本の文化について尋ねられたり、

「英語の "Nice to meet you" は、

日本語で何と言うの?」

と問いかけられたり、

お世辞である事は百も承知ですが、

私の英語のスキルを褒めて下さったり・・。


「今日、こちらの親族に会うのは

ナーバスだったんじゃない?」

なんて、

気を遣って下さったり・・(苦笑)

彼が私の家族について質問をしてきたので、

私も彼のお仕事やご家族の事、

(息子さんがサンフランシスコで

弁護士をしているそうです)など、

当たり障りの無い話題ではあるものの、

挨拶だけよりはもう少し踏み込んだ

お話もさせていただきました。


彼についても後から Banana に、

デビッドが一人でいた私に

歩み寄ってくれた事、

気遣ってくれた事が嬉しかった事を

伝えたところ、

彼は昔から、

優しくて思慮深い人だったとの事でした。

夫と前妻が離婚する事が決まった際に、

心配をして夫に電話をかけてきてくれた、

ただ一人の前妻の兄弟だったのだそうです。


前妻の弟(ロバート)とは、

私は結局一度も話をする事も、

挨拶をする機会もありませんでした。


彼らにとってみれば、

私達は、

自分たちの妹であり、姉である人の

別れた夫とその妻なのですから、

いくら夫と私が出会ったのは、

先妻との離婚後だと分かってはいても、

それらの反応はまあ、

当然といえば、そうなのかもしれません。


自分ももちろん、

歓迎されているとは期待はしておらず、

ローラのために、

何とか平和で佳き日にしたいとの

思いだったので、

特に気にはしないよう、努めました。


そして、久しぶりに再会した、

夫の前妻の私達夫婦への反応は!?


長くなりましたので、

後半へと続きます。


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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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