
2026年 元旦早々にスイス ヴァレー州
クラン・モンタナのバー
「ル・コンステレーション」で、
壊滅的で、悲惨な火災事故が発生しました。
この事故では、40人が死亡、116人が負傷し、
現在もスイス各地の病院で、
負傷者の治療が続けられています。
先日のブログ記事からの続きです ↓ ↓
1月9日には、
バーで亡くなられた犠牲者を追悼し、
スイス全土の教会の鐘が鳴り響く中、
1分間の黙祷が捧げられました。
ヴァレー州マルティニーで行われた追悼式には、
1,000人以上が集いました。
スイス国内外の政府関係者や、
政治家も参列したそうです。
チューリッヒ市内を運行中のトラムは、
この時間は一時停止して、
犠牲者の方々を悼みました。
そして、ここ数日で、
この火災事故の詳細が、
次々と明るみに出てきました。
一つの過失ではなく、
様々な負の要素が重なって、
この悲劇が生まれてしまったようです。
バーのフランス人オーナー、
ジャック・モレッティ氏と
ジェシカ・モレッティ氏は、
当局から過失致死、過失傷害、
過失放火などの罪で告発されています。
ジャック・モレッティ氏は、
過去にスイス国外で犯罪歴があったことが
明らかになっていましたが、
このほど新たに、
スイス国内でも犯罪歴があったことが
判明したそうです。
それが事実であれば、
スイスでバーを営業する許可は
彼には与えられないはずなのですが、
闇のお金が動いたりして、
彼が営業許可を得ていた可能性が
あるのかどうか?
という点にも注目されています。
スイスの裁判所は、
ジャック・モレッティ氏に対し、
逃亡の恐れがあるとして、
3ヶ月間の公判前勾留を承認。
妻のジェシカさんは勾留されないものの、
スイスからの出国禁止を含む
代替措置が取られています。
事故が発生したバーでは、
防災点検は毎年行われるはずであるのに、
2019年に行われた点検を最後に、
5年間点検が実施されていなかったことが
判明しています。
安全基準が徹底していれば、
この悲劇は避けられたと指摘する声も
あがっています。
ヴァレー州の検察の発表では、
クラン・モンタナのバー
「ル・コンステレーション」で発生した
火災の出火原因は、
「フォンテーネン(Fontänen)」と呼ばれる
筒形の花火を店内で使用したことによるもので、
火災はバーの地下室の天井に敷かれた
防音フォームに、
花火のついたシャンパンボトルが
近づきすぎたことが原因だと
考えられています。
火災発生時には、
店内にいた複数の人々が
この花火をシャンパンボトルに取り付けて
使用していた様子が、
その場にいた生存者からの
画像や映像で確認されており、
天井から発生した火災は
短時間で急速に燃え広がり、
フラッシュオーバーが起きた可能性が
高いのだそうです。
死亡した従業員の一人である女性(24歳)は、
天井に火がついた際にヘルメットをかぶり、
花火をつけたシャンパンボトルを
天井に届く高さで持っている姿が
動画でも広く確認されています。
この女性の親族の弁護団によると、
従業員は、
花火の危険性を認識していなかった。
従業員達は安全訓練を受けておらず、
燃え上がった天井の危険性を
認識していなかった。
女性も犠牲者の一人だと主張しています。
亡くなられた従業員の女性は、
まさか自分の行為が大惨事に繋がるなんて
想像もできなかったのでしょう。
彼女も犠牲者の一人となられてしまったことに、
深く同情する思いがあります。
けれども、大勢亡くなられた
他のご遺族の側からすれば、
一人だけの過失とは言えなかったにしろ、
そういった行為がなければ、
こんな大惨事にはならなかっただろう
といった気持ちもあるのではないか?
とも思ってしまい、
とても難しいことだな…
と、感じてしまいます。
バーへと降りる階段が、
店内改装後に以前よりも
狭くなっていたという事実もあるそうで、
今後も続く捜査では、
バーが安全基準を満たしていたかどうか、
非常口は機能していたかどうか、
消火器が設置されていたかどうかなど、
いくつかの点を明らかにする必要があるそうです。
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