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2月23日金曜日の午後2時半頃、

チューリッヒ中央駅近く、UBS銀行の前で発砲事件が発生し、

2名が死亡しました。

Two shot dead in murder–suicide in downtown Zurich (The Local)


平和なはずのチューリッヒの町で、

白昼に自分のよく知る場所で起こった

発砲事件の一報を耳にした時、

「まさかチューリッヒでテロなのか? 」

と、

一瞬、恐怖に慄いた自分だったのですが、

いち早く発表された警察の声明によれば、

市民への危険は無いとの事で、少し気持ちを落ち着かせて、

その後の状況を見守っていました。


事件が発生したのはチューリッヒ中央駅にほど近い、

開発地区の Europaallee 周辺で、

UBS銀行の目の前なのだそうです。


亡くなった二人は男女で、

女性は一緒にいた男性に頭部を発砲され、

その後、

男性は自らに発砲し、その場で自殺を図りました。

頭部を撃たれた女性は、

病院に救急搬送される前に死亡が確認されたのだそうです。


その場面を目撃した通行人の証言によると、

銃声は全部で5発聞こえたのだそうです。

他の証言によれば、男女は直前まで、

犯行現場近くのカフェで声を荒げる言い争いをしており、

事件は二人がカフェを出た直後に起こったとの事です。

女性は、UBS銀行の社員だったのだそうです。


翌日以降に明らかになった情報によると、

この事件はテロでも通り魔的犯行でもなく、

家族間の問題から発生した

悲しい殺人事件だった事が判明しました。


あくまでもスイスの情報誌

 "Blick" や "20 minuten" に掲載されている内容ですが、

それを要約してみると、

亡くなった二人はイタリア人の夫婦で、

イタリア プーリアからスイスへ移住していたのだそうです。

夫婦の間には、子供達もいるそうです。


家族みんなでイタリアに戻りたかった夫と、

生まれがスイス、両親もスイスにいて、

このままスイスでの生活を続けて、

イタリアへは移りたくない妻の間で意見の食い違いがあり、

"別れる、別れたくない" の男女のトラブルへと発展し、

思い悩んだ夫が妻に向けて発砲した後、

自分も自ら命を絶った・・

(と言うのが推測らしい)悲しい事件だったようです。


悲劇的な事件の内容にやり切れなさを感じると同時に、

自分も馴染みのある中央駅近くの場所で、

人通りも多い昼間の時間帯に発生した発砲事件に、

驚きを隠せませんでした。


いくら一般の通行人を傷つけるためではない発砲だったにしろ、

白昼堂々のチューリッヒの町中での犯行に、

流れ弾が歩いていた全く無関係の人に当たらないとは言えません。

それが自分や友人、知人でないとも限らない。


無関係の人に、被害が及ばずよかったとは思うものの、

なんだかとてもやるせない思いの募った、

スイスで起きてしまった悲しい事件でした。


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