スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

歯科

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


スイスで受けたインプラントの手術 その2


IMG_4493 (1)

先週、インプラント治療のための

歯の手術を受けました。

1 週間後に歯科の専門外科医で

術後チェックを受けるため、

昨日はチューリッヒを訪れました。


先日のブログ記事からの続きです ↓ ↓

 

先週の木曜日に第 1 回目の

専門手術を受けて以来、

この 1 週間は抗生物質や、

痛み止めの薬を服用していました。

外は連日で雨が降ったりと

お天気がすぐれなかったこともあり、

今週は今ひとつ、

体調が芳しくありませんでした。


抗生物質を服用中は、

なんとなく倦怠感を感じて、

時々眠気がしたり、

物事に集中できずということも

ありましたが、

ようやく一昨日で抗生物質も終わって、

気分も落ち着いた気がします。


患部の痛みはほぼ無くなり、

ほっぺの腫れも術後 4 日後にはひいて、

数日前から顔は、元どおりに戻りました。 


歯科外科のドクターによると、

経過は良好で、

次の治療のステップへ進めるそうです。


昨日は前回埋め込んだ、

インプラントの土台部分の縫合箇所を抜糸。

その後はだいたい 3 〜 4ヶ月そのまま

馴染むのを待つ必要がありとのこと。


日本語で記述された、

日本の専門歯科で受ける場合の

インプラントの過程を読んでいると、

ほとんどの場合、

この段階で

仮歯を入れることが多いようでしたが、

私の場合、

奥歯(下)という位置も関係するのか、

仮歯は無しとのことでした。


ということで、

奥歯の無い状態でイギリスを訪問したり、

日本へ一時帰国することになります。

クリスマスも年末も歯のないままかぁ…

という気もしますが、

まあ、のんびりと行くことにします。


早ければ  3  ヶ月後には

次の治療が可能ではあるけれど、

特に急いでいるわけでもないので、

ここはじっくりと時間をかけて、

4 ヶ月置いておきましょう

というドクター方針のもと、

後半は 4 ヶ月後の 1 月に、

2 回分の予約を入れていただきました。


次のステップでの 1 回目は、

また麻酔をして行う治療で、

そこで私に合わせた形の歯をオーダーし、

後半 2 回目の治療で終了予定。

全てがこのままうまく進めば、

1月下旬には、

インプラント手術と治療は

終わる見通しだそうです。

我ながら、

年またぎの大プロジェクトとなってしまいました。(苦笑)


気になるインプラントの費用は、

治療前の最初のドクターとの面談の際に

ご説明いただいたのですが、

おおよそで、1 本が

3,500 〜 4,000 スイスフラン前後くらい。

(約 60万円〜68万円)

5,000 フラン(約 85万円)を上回ることは

無いだろうとのお話でした。


スイスでは、

歯の治療はオプションで追加していない限り、

治療費は保険適用外となります。

我が家もなのですが、

ほとんどの人はオプション代を考えると、

年間どれだけ歯科に通うか?

という点で、

歯は保険に追加で加入していない人も多く、

自腹で支払うのが一般的です。


スイスへ来て間もない頃、

歯茎に横向きに埋まっていた

親知らずの切開手術を

3 箇所受けたことがありますが、

その際は歯の治療ではなく、

外科手術という扱いをしていただけたため、

一部の治療費は、

保険で賄うことができました。


今回は、

全額支払いでの治療となります。

恐ろしい金額です。


インプラントに限らず、

スイスの歯の治療につきましては、

クロリティはとても高いのですが、

治療代が高額であることも、

スイスの物価高の話をする際の

話題で登場する、

意外と "スイスあるある" なお話です。


今回綴った治療の過程や治療費の見積もりは、

あくまでも私が訪れた、

チューリッヒ市内の歯科外科での体験です。


スイスでのインプラント体験談は、

来年(2025 年)の 1 月以降に、

その 3 へと続きます。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
2つのブログのランキングに参加しています。
下のバナーをクリックして、
ランキングの応援をどうぞよろしくお願い致します。 

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ    人気ブログランキング

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 
 

スイスの街角から(新) - にほんブログ村 

PVアクセスランキング にほんブログ村

「スイスの街角から」インスタグラムは こちらです★

ブログよりいち早くインスタへアップした画像や動画が、

後日ブログ記事になって登場します。

インスタにだけ投稿する限定画像などもございます。

ご興味がおありの方は、

ブログとご一緒に覧いただけますと嬉しいです。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・  

スイスで受けたインプラントの手術 その1


IMG_4187

ここ数日は、

心地よい秋晴れの日が続いています。


昨日は人生初の、

歯のインプラント手術を受けてきました。

定期的に通っているチューリッヒ市内の

歯科のドクターのご紹介で、

同じく市内にある手術専門医をご紹介いただき

行って来ました。  


過去のブログ記事でも緊急でない場合、

のんびりとした病院や

クリニックの予約について

綴っておりましたが、

こちらも同じでした。



下の奥歯を昨年抜歯していたため、その箇所の治療です。

まずはかかりつけ歯科のドクター A から、

外科歯科の専門医 B をご紹介いただいたのが、

5月上旬のこと。

すぐに連絡を試みましたが、

専門医 B の予約が混み合っていたため、

その 2 週間後に控えていた

一時帰国の前の予約はできませんでした。

急ぎではなかったので問題もなく、

7 月初旬のある日に最初の予約。  


今回の歯の外科は、ドクターはもちろん、

受付や助手のみなさんも

英語が話せる歯科でしたので、

ドイツ語が相変わらず苦手な私には

助かりました。  


まずは診察をしていただき、

最新の機器で、

歯のデジタルボリューム断層撮影を

していただきました。

特殊なソフトウェアを使用して、

歯のピースをコンピューター上で

設計から加工までが可能なのだとか。

手術前にコンピュータ画面上での

複雑な治療や手術を計画し、

シミュレーションできることで、

治療の安全性と質が

向上できるのだそうです。


説明されると、

少しややこしい気がしましたが、

手順はいたってシンプルで、

すごいテクノロジーに、

一緒に付き添ってくれていた

夫 Banana と共に びっくり!

3D 画像を作成して、

今後の流れをご説明いただいた後、

手術日の予約となりました。


その日がまた、

約 2 ヶ月後となる昨日でした。

今回も夫 Banana も付き添ってくれました。

麻酔が効いていたので、

術中の痛みは全くありませんでしたが、

約 1 時間半、ほぼずっと口を開けたままで、

緊張していたこともあってか、

首の方が痛くて、

術後は肩こりもしてしまいました〜。(苦笑)  


無事に初回の治療、

切開して土台の埋め込み手術を終えました。

次回は時間を空けずに

来週の予約が入りました。 


昨夜は術後の痛みと腫れも出てきて、

痛み止めと抗生物質を服用して早めに就寝。

今朝は痛みは少しやわらぎましたが、

やはりまだ痛みは残っていて、

ハムスターのようなほっぺです。  

この先の数日は外出の予定を入れていないので、

今週末は家で少しのんびりしようと思います。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
2つのブログのランキングに参加しています。
下のバナーをクリックして、
ランキングの応援をどうぞよろしくお願い致します。 

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ    人気ブログランキング

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 
 

スイスの街角から(新) - にほんブログ村 

PVアクセスランキング にほんブログ村

「スイスの街角から」インスタグラムは こちらです★

ブログよりいち早くインスタへアップした画像や動画が、

後日ブログ記事になって登場します。

インスタにだけ投稿する限定画像などもございます。

ご興味がおありの方は、

ブログとご一緒に覧いただけますと嬉しいです。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・  

補足と続き。


IMG_8011

前回のブログ記事の補足と続きです。

私が体験した

スイスの歯医者にまつわるお話しですが、

ご興味がない方は、

ここでスルーしてください。

 

まずは、補足から。

私がスイスで受けた歯の治療

(手術) の場合、

医師からは抗生物質の投与は様子見で、

日本では抗生物質を

渡される状況だっただろう…

と記述しましたが、

もちろん、

スイスの口腔外科や歯科でも、

術後に抗生物質を

すぐにいただく場合はあります。  


友人も歯の手術を受けたそうですが、

その際は医師の指示により、

すぐに抗生物質を処方され、

服用したそうです。  


私も以前にスイスで、

歯茎の中に横たわって埋まっている

3本の親知らずを、

抜歯が不可能だったため、

切開手術でそれら砕いて

取り除く手術を

口腔外科で受けたことがあります。

その際は、

抗生物質の投与の投与は、

術後、すぐにスタートしました。  


このブログは

自分用の記録としても残しているので、

前の記事はあくまでも、

今回の私の状況の場合では…

という意味合いで綴りました。


状況に応じて医師の判断も

多少は異なるのだと思います。 


で、ここからが、

前のお話の続きです。

実は日本滞在中、

歯茎の奥底に違和感と痛みを感じる

プチトラブルが発生しました。

その部分はコロナ禍の前から、

片側の治療が完治したら、

もう片方の治療を急がねば危険だと、

スイスのドクターに言われ続けていた、

ちょっとした静かな爆弾を抱えた

状態でした。

歯茎の奥底に溜まっていた菌が、

体内に回ってしまう可能性が

あったそうです。


国内旅行中に痛み出したら?

と、不安になり、

都内の自宅近くの口腔外科治療も行える

歯科を急遽予約して駆け込んでいました。  


モダンなクリニックで、

受付や看護師さん達の対応もよく、

信頼できると感じられた女性の医師は、

同じ目線でよく話をして下さり、

心地のよいクリニックでした。


スイスで将来的に

治療が必要だと言われている

歯であることと、

現状を口頭で説明し、

口を開けて患部を確認した後、

もしも日本で手術を受けるとしたら、

治療は1ヶ月では終わらず、

長引くと思うので、

スイスへ戻った後に

かかりつけの歯科で

手術を受けた方がよいとの

アドバイスをいただき、

痛み止めと抗生物質を処方されました。


その時は、いとも簡単に、

抗生物質をいただけるのだな

という印象でした。


不思議なもので、

日本のドクターに診ていただいた後、

精神的に安定したせいか、

何も治療をしなかったにも関わらず、

歯茎の違和感と痛みは

いったん自然に消えました。


治療はスイスへ戻るまで延期し、


結局、その時いただいた痛み止めと

抗生物質は緊急時のお守りとして

持っておくにとどまり、

最終的には、

それらを一度も服用することなく

日本滞在が終了しました。


日本でそんな経緯もあったりで、

スイスの歯医者での、

他にもある色々な相違を、

興味深く感じていました。


今週は月・火と、

そして、今日もまた、

チューリッヒまで通院。

流石にちょっと、

心身ともにクタクタだけど、

あと、もうひと頑張り… かな。


(本日の画像は、歯医者の待合室です)

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
2つのブログのランキングに参加しています。
下のバナーをクリックして、
ランキングの応援をどうぞよろしくお願い致します。 

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ



ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
Lineでブログの更新情報が届きます。

ブログの読者登録はこちらより ♪
 
 

スイスの街角から(新) - にほんブログ村 

PVアクセスランキング にほんブログ村

「スイスの街角から」インスタグラムは こちらです★

ブログよりいち早くインスタへアップした画像や動画が、

後日ブログ記事になって登場します。

インスタにだけ投稿する限定画像などもございます。

ご興味がおありの方は、

ブログとご一緒に覧いただけますと嬉しいです。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 

日本とは異なる歯医者の方針🇨🇭


IMG_7861

週の始まりの月曜日は、

ようやく雲ひとつない快晴でした。

日本への一時帰国から戻って、

2週間以上が経過していますが、

自宅からアルプスの山々とリギが

眺められたのは、

スイスに戻って以来、初めてです。

IMG_7862

先週までは、

日中10℃前後しかなかった

チューリッヒ州の気温は、

昨日は27℃まで上がり、

汗ばむ気候でした。


チューリッヒの町を歩いていると、

先週は冬物のコート、

昨日は半袖や、

中にはノースリーブで歩く人々の姿も

目立ちました。


数日前までは静まり返っていた

屋外のテラスや湖岸は賑やかで、

一気に初夏を感じる1日でした。

IMG_7975

さて、私ごとですが、

一時帰国直後に受けた歯の手術の

術後の患部が感染してしまい、

今週はまた連日、

チューリッヒまで歯医者通いです。  

先週まではよい感じで回復して、

週2ペースで通院だったのですが。


毎食後にちゃんと歯磨きして、

術後用のスペシャルバージョンのリンスで

お口クチュクチュ

綺麗にしていたのだけど…。 

今回に限らず、

毎回と言ってもよいほど、

歯の手術の後は感染してしまうので、

これはもう、体質なのかも?    


日本とスイスで異なるなぁと感じたのが、

日本では抜歯したり、切開手術など、

今回の私と同じような内容の

治療を受けた場合、

おそらく術後すぐに、

抗生物質の服用を求める歯科が

多いのではないかと思うのです。


けれどもスイスの場合、

抗生物質を術後すぐに

いただきはしたものの、

もしも耐えられないような痛みや、

熱が出たり、

腫れたりした場合にのみ、

服用するように…。

と、注意事項を伝えられました。


私の場合、

術後は順調に回復していたし、

痛みも日に日に和らいでいたので、

ドクターの指示通り、

抗生物質の服用はせず、

術後の数日間だけ、

痛み止めだけを服用していました。


その結果、

2週間後に感染…。

もう治りかけていると思っていただけに、

なんだか、精神的にショック〜。

という感じです。

昨日の治療はかなり痛みも伴い、

思わず、

うめき声をあげてしまいました。

辛抱強い方だと思っているのだけど、

あんなに痛かったのは、はじめて。


昨日からは、

抗生物質を服用するように…。

とのドクターの指示で、

服用をはじめました。


それぞれ方針が異なるだけで、

どっちが正解というのは無いと思いますが、

やはり国によっても、

治療の方針や薬に関しての意識は

異なるのだと実感しました。


完治までにはまだ、

長引きそうな予感がしますが、

それでも、

これが日本滞在中ではなく、

次の夏の休暇の前の合間で

よかったのだと、

つくづく思っています。

流石に夏休みまでには、

よくなるだろう…

と、希望的観測で。


最近、よく歯科に通っていて、

ドイツ語を話す機会が多いので、

歯科のスタッフやドクターと

電話で話す私を見た夫 Banana いわく、 

ドイツ語が上達したんじゃない??

だそうです。

だと、良いけれど〜。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
2つのブログのランキングに参加しています。
下のバナーをクリックして、
ランキングの応援をどうぞよろしくお願い致します。 

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ



ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
Lineでブログの更新情報が届きます。

ブログの読者登録はこちらより ♪
 
 

スイスの街角から(新) - にほんブログ村 

PVアクセスランキング にほんブログ村

「スイスの街角から」インスタグラムは こちらです★

ブログよりいち早くインスタへアップした画像や動画が、

後日ブログ記事になって登場します。

インスタにだけ投稿する限定画像などもございます。

ご興味がおありの方は、

ブログとご一緒に覧いただけますと嬉しいです。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ 
記事検索
㊗️「ライブドアブログ OF THE YEAR 2020」"ブログニュース賞" 受賞 🏆🏆🏆

数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
ブログのランキングに参加中です。記事が面白い、または興味深いと思って下さった方々、下の2つのバナーを1日1回の"クリック" で、応援をどうぞよろしくお願い致します。


ヨーロッパランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ
にほんブログ村
ーーーーーーーーーーーーーー PVアクセスランキング にほんブログ村
ブログ内の記事・写真(スイス国内外のニュースのご紹介以外)はすべて「Apfel」のオリジナルです。記事・画像・動画の無断転記、及び無断使用を禁止致します。テレビの番組内での使用も同様です。番組やマスメディアでの写真/動画の使用、また、リンクをご希望の企業/個人の方々は、右上のメッセージ(livedoor プロフィールの下です)より、必ず事前に Apfel までご一報下さい。『当方の承諾無しでのリンクはご遠慮願います。』
Twitterでも時々呟きます
月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
メッセージ

執筆に関するご依頼、その他、マスメディア関連の方々のお問い合わせ等は、こちらよりお願い致します。 上記以外のメッセージは受けつておりません。現在、コメント欄は閉じさせていただいています。

名前
メール
本文
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
アクセスカウンター
  • 累計:

  • ライブドアブログ