スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

日本一時帰省

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


東京の美容室に行ってきました、電車にも乗った〜。


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今週は東京で行きつけの美容室に行ってきました。

東京に住んでいた頃から20年以上通っている

赤坂にあるサロンです。


ここ数年はほぼ3ヶ月に一度は訪問できていて、

なんだか私が海外に住んでいる事を

お店の方も忘れてしまいそうなほど、

以前のように馴染んでいましたが、

今回ばかりは半年ぶりの来店でした。


私をいつも担当して下さるオーナー、

そして、オーナー夫人と、

顔なじみのフタッフさん達に、

代わる代わるにご挨拶いただき、

大歓迎していただけました。


海外から帰国してきた私が、

美容室にお邪魔してご迷惑にならないかな・・。

と、実はちょっと心配で、

最初は伺おうかどうかと迷いましたが、

空港で受けたPCR検査の結果も陰性で、

定められた2週間の健康観察期間も経て、

体調に変化はないのだし、

問題はないだろうと判断し、

予約をさせていただきました。


長年お付き合いのあるオーナーも、

スタッフの皆さんも、

私が受けた空港でのPCR検査が

どんな風に進んだのかや、

スイスではコロナがどういう状態だったのか?

など、

興味津々のようでした。


あるスタッフさん曰く、

お客様の中には、

体調不良は全くないけれど、念のための意味で、

自己負担でPCR検査を受けられた方も

いらっしゃったそうです。

ご自分のご希望で受けられるとすると、

自己負担で3万円〜4万円も

費用がかかるのだそうです。

(コロナの症状が現れ、感染の疑いがある場合でさえ、

なかなかPCR検査を受けられないとも聞いているので、

PCRと、抗体検査を混同されていたのかもしれません)


いずれにしても、そういうお話を伺うと、

スイスを出発する前の自分は、

"成田空港でPCR検査を受けなければならない"

という感覚でしたが、

海外から到着した日本国内の空港で、

自動的にPCR検査を受けさせていただけることは、

入国者にとって、実はありがたいことなのだと、

感じるようになりました。


費用は政府負担なのだと思いますが、

入国者の負担はなく、

無料で検査をしていただけました。

むしろ、申し訳ない思いです。


スイスは今も、到着空港での

PCR検査などは行われていません。

もしも検査が行われる事になるとすれば、

費用は無料になるのか?

自己負担なのか? 

どうなるのだろうと思います。

なんとなくですが、

スイスで "無料" という事は、

あり得ないような気もしています。


さて、話が逸れましたが、

美容院ではいつものように、

ヘアカラー、トリートメント、ヘッドスパ、

そして、カットと、

フルコースでお願いしました。

今回は、ネイルだけはお休みしました。

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サロン内は衛生面でもしっかりしているし、

お客さんとお客さんとの距離も十分に保ち、

スタッフさんも顧客もマスクを着用しています。

4月にスイスの美容室に行った時と同様、

怖いとか、不安だという感覚は

一切ありませんでした。


雑誌や飲み物のサービスをお休みしているところも、

スイスで私が通う美容室と同じだなと感じました。


スイスではロックダウン緩和直後の

4月下旬に行きつけのお店に行ったのが最後で、

それ以来の約3ヶ月振りの美容室。

気分も晴れたし、

久しぶりにお店のスタッフの方々と、

お互いに元気にお話しできたのも嬉しかった!


最後にお店を出る際、オーナーに、


「次回はまたいつお会いできるかわかりませんが、

お元気で。またお会いしましょう。」


と声をかけていただいた時、

ちょっと涙ぐみそうになりました。


いつもならば、

次の予約もその時にして帰るので、


「では次回は、

◯月◯日に、またお待ちしています。」


と、ご挨拶をしていただいていたのです。


今度お目にかかれるのは、

3ヶ月後なのか、半年後なのか、

もしくは、

もっと先になってしまうのか、

その時の状況により、私にもわかりません。


この日は、都内の自宅から、

行きはタクシー(Japan Taxi)を利用しました。

Japan Taxi のアプリをスマートフォンにダウンロードし、

位置情報をオンにしておけば、

いつでもその場でタクシーが呼べ、

カード決済にしておけば、

現金の受け渡しもなく安心です。

日本版Uber のようなもので、

だけど、運行はタクシー会社です。


便利ではあるのですが、

自宅から赤坂まで、迎車代も含めると、

片道3,500円かかってしまいました。

結構な高額でしたので、

往復利用するわけにもいかず、

帰りは電車を乗り継いで利用しました。


最初はドキドキしましたが、

なるべく混まない車両を利用し、

あえて、椅子には腰掛けずに、

車両の端の、

人と人に挟まれない広いスペースの、

運転席の真後ろ、座席に背を向ける形で、

立って乗車しました。


どの電車も通勤時間以外は、

通常よりも空いているので、

乗客は私以外、ほぼみんな座っています。

座っている人達の、人と人との距離は、

大都会ではそれが当たり前なのかもしれませんが、

田舎暮らしのスイスでの生活に慣れていると、

すごく近いように感じます。


電車が到着駅に着くと、

全く急いでいない自由気ままな身なので、

電車を降りた後、

人の波がおさまるのを待ってから、

最後にホームを移動しました。


電車は結構揺れるので、

乗車する前にドラッグストアで、

こんなものを購入。

IMG_0955 (1)

これならば、

ロックダウン中、

スイスのスーパーに行くときに使用していた

ゴム手袋よりは、違和感ナシ!?


一応、使用用途には、

外出時にとも記載されているし・・。

揺れた時には、これを着けた手で、

バーを持てばよいかなと思いました。


毎回綺麗なのを使用しなければならないので、

いくつかストックと、お洗濯は必要ですが、

我ながらこの方法が気に入りました。


一度使用したものは外面に触らず、

使用後すぐに、密封できるビニール袋に入れて、

持ち帰ります。


時々出かけているからと言って、

決して油断しているわけではなく、

自分なりに工夫をしています。

相変わらず、必要以上には外出は控えています。


「コロナとの共存」

この言葉が、また私の頭の中をよぎります。

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帰国後14日間の隔離生活


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前回のブログ記事からの続きです。



7月10日の夕刻、日本に到着しました。

その翌日から起算して14日間、 

自宅での隔離と健康観察が必要でしたが、

遂に本日で、その制限期間も終了です。


日本政府が定めたルールの通り、

本当に一歩も外出せず・・。

我ながら、よく頑張りました。


しかし、マンションの同じ階にある

ゴミステーションへのゴミ出しだけは、

夜、住民が寝静まった頃を見計らって、

そっと部屋を出ました。


あとは自宅のベランダに出て、

遠くに走る電車を眺めてみたり、

目の前を流れる目黒川を目にし、

春の桜が満開の頃は、綺麗だったんだろうな・・

と、少し切ない思いも。


最初の数日は、結構余裕で過ごし、

ちょうど7日目に差し掛かったあたりで、

まだ半分か、長いな〜。

と、ちょっとヘコミそうにもなりましたが、

10日目を過ぎると、自分の中での、

自粛生活終了までのカウントダウンも始まり、 

何とか14日を終える事ができました。
 

日本到着後、毎日曇りか雨なので、

外に出られない事は、

さほど苦痛でなかったとも言えます。


到着した成田空港で受けたPCR検査の結果は、

"大体、3日くらいで判明"

と、ご案内いただいていました。


土日を挟むし、

早くて週明けの連絡なのだろうな

と思っていましたが、到着した翌々日、

7月12日の午前中にメールで

お知らせをいただきました。


金曜日の夕刻に検査をし、

土曜日をおいてその翌日、日曜日の朝にです。

スイスでの海外生活が長くなっているせいか、

土日にも関わらず仕事をされている事に驚きました。

本当にありがたい事です。


実はこの日は、私の誕生日でした。

今年は夫 Banana と離れ離れで一人きりの

誕生日を過ごさなければならないというだけでなく、

PCR検査の結果を待ちながら、

一人悶々とした気持ちで迎える

誕生日になるのだなぁ・・

と、覚悟をしていたのですが、

結果的には日曜日の朝、

違った意味で
最高の気分で迎える、

特別なバースデープレゼントになりました。


現在私は、

昨年購入した都内のマンションで、

8月まで一人暮らし中です。


このブログでは、

「海外から日本に家を買う」というシリーズで、

スイスから日本にマンションを購入した

ストーリーを不定期連載いたしましたが、

今になって思えば、

昨年のうちにビビッとくる物件に巡り会え、

購入できたことを、

本当に幸運だったと思っています。


そして、散々悩み抜いた挙句、

都外の郊外、広さ重視の物件を断念し、

英国人の夫からすると少しコンパクトサイズではありますが、

日本では平均サイズの、都内の中心部にある、

どこへ出るにも便利な物件を選んで正解でした。

あくまでも我が家のライフスタイルにおいて

という意味です。


もしも昨年の時点で、

「まだまだ、のんびりと行こう」と、

吟味に吟味を重ねていたとしたら、

この時期に日本へ一時帰省を実行する事は、

まず叶わなかったと思います。


これまで長年にわたり、

東京に滞在する際に利用させていただいた

都内のホテルは、

年に3〜4回の帰省で、
合計すると毎年、

ヶ月間の滞在となっていたこともあり、

特別待遇でよくしていただけ、

とても快適なホテルライフを過ごさせて

いただきましたが、

外出規制のかかっている現在のこのような状況では、

ホテルの部屋の中で、

ひとり
狭い部屋にじっと籠もり、

缶詰生活を送ることを考えると、

14日もの間という期間は、

私にとっては、

現実的ではなかっただろうと思います。


今回帰省できた大きな理由は、

空港から車で辿り着ける距離に、

自分の「家」があることと、

住まいの地域は、

Amazonフレッシュの配達地域にも入っていた事も、

日本に帰ってきた後の14日間、

外出をせずに家で過ごす事は、

何とか可能だろうと思えました。


ちなみにAmazonフレッシュは、

Amazon プライム会員が利用できるサービスで、

食材から生活用品 etc .. スーパーの宅配感覚で、

ネットで注文した商品を

デリバリしていただけるシステムです。


現在一部の地域のみが利用可能ですが、

我が家のマンションはその配達エリアに入っており、

利用することができます。


何よりも魅力なのが、

自宅へ到着したのは夜だったにも関わらず、

その日の注文の際、

翌日午前中の配達時間

(その時点で可能な、一番早い配達時間)

を選べた事がとても助かりました。


年末年始の帰省で、

1月中旬にマンションを後にした際は、

その2ヶ月後には、

また東京へ戻ってくる予定だったため、

ペットボトルの水、ティシュやトイレットペーパー、

常温で保存できる食糧、

お米や缶詰、レトルト食品など、

そして、

冷凍庫の中の食材も、一部そのままでした。


初日の夜は、

お水などの飲み物と、

軽くお腹を満たせる食材もあったし、

翌朝もありあわあせで何とかなったところで、

午前10時過ぎに、

Amazonフレッシュの配達が到着〜。
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卵、牛乳、野菜ジュース、パン、

サラダ、野菜、お米を更に と、

焼きそば、おうどんなどの麺類、

簡単に使用できるパック入りお肉、

冷凍食品に好物の納豆など、

ひとまず数日分の食材も手元に届きました。


食材と共に、

まず初日にネット注文したのが、

運動不足解消用のヨガマットと、

その後は、

寝ながらゆらゆらストレッチ&骨盤運動

ができるという、

「ゆらこ」という名の運動器具。

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あとは生活する中で、

その都度必要なものをAmazonプライムや、

急ぎでないものは、

Amazonパントリーや、楽天市場など、

ネットショップを通じて注文し、

何とか2週間を凌ぐことができました。


出前のアプリのサイトから、

食事のデリバリも種類が豊富で、

利用しようと思えば出来ましたが、

2週間目あたりから、

お取り寄せサイトで注文した

日本の美味しいものの数々も届き始め、

今のところ、

出前を利用するには及ばず、

食生活も十分に潤っています。


せっかくなので、

近いうちに出前のサイトで、

大好物のお寿司を

注文してみようかとは思っています。


一応、成田空港の検疫では、

係の方から、

PCR検査の結果が陰性と出た後は、


「ご近所ならば、買い物に出ても良いです。

けれども、なるべく外出は控えて下さい。」


と伝えられていました。

我が家の建物のすぐ下には、

スーパーがある事はありますが、

今回はそこを利用しなくても、

一人なので宅配だけで何とかなりました。


PCR検査の結果報告の後、

数日以内に健康状況のチェックあり

と案内されていた件は、

12日目に、

住まいの管轄の区の保健局担当者より

電話をいただき、

健康状態と体温について尋ねられました。


到着以来、朝・晩と、

毎日2回検温していますが、

体温は36.5度前後の平熱で、体調も順調です。

味覚や嗅覚の異変もなく、

食事も毎日美味しくいただけています。


と、今、この記事を書いている最中に、

再度保健局のご担当者より電話が入りました。

自宅待機最終日となる本日14日目、

現在の健康状態を最終チェックされた上で、

明日からは外出しても差し支えないとの

お言葉をいただきました!


現在の東京の状態を鑑みると、

もちろん、ハメをはずして遊ぶ気はなく、

いつもの帰省時の時のように、

頻繁に出歩く予定もありませんが、

必要最小限、限られたお友達と再会したり、

行きつけの美容室くらいには出かける予定です。


まずは何よりも、

到着後14日間、体調に変化はなく、

元気に過ごせている事に、今はホッとしています。

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成田空港 PCR検査(続き)と、迎えのハイヤーまで


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(画像はイメージ:以前帰国の際に撮影)

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前回の記事からの続きです。

 

PCR検査を無事に終えると、

入国審査へと進む前に、

更にもう1箇所チェックポイントがあります。 


今度は、空港からの移動先と移動手段の再確認です。

現在日本政府が制限国としてみなし、

そのリストに入った国々から日本人が帰国する場合、

公共交通やタクシーは利用できません。

(基本的には日本国籍を持つ人以外、

対象リストの国からの入国は拒否されている状態です。

一部例外も認めらるようです


事前に迎えの人のや、レンタカーなど、

自分で移動できる手段がない場合や、

距離的に上記の手段で帰宅する事が難しい場合、

政府が定める空港近くのホテルに、

14日間滞在しなければなりません。


空港から、直接移動可能な人は、


● 自分でレンタカーを運転して帰宅できる

● 誰か迎えの人が空港に来ている、

● 空港から自宅までのハイヤーの手配が完了している


のいずれかの場合です。

私は事前に、ハイヤーの手配をしました。

自宅へ直接帰宅できる交通手段のある人は、

PCR検査の結果が出る前に、


そのまま帰宅する事も可能とのことだったので、

そのように希望しました。


PCR検査の結果は3日以内と案内されましたが、


実際には検査後、翌々日にはメールで

「陰性」だとお知らせいただきました。


厚生労働省が推奨する、

基準を満たすハイヤー会社または

ハイヤーを調達できる旅行会社の紹介 


というページを見つけ、

このリストの中から、

スイスを出発する前に車の手配をしました。

いずれもコロナ対策の上、


空港から自宅間を送り届けてくれる

ハイヤーを運行する会社です。



目的地を記入した書類をもとに、
 
空港からの移動方法を確認されます。

担当者にハイヤーの手配をしている事を伝えると、

迎えの時間を確認されました。

前半の記事にも記述したように、

利用したLX160便はこの日、

定刻よりも早く到着し、


その後の流れもスムーズに進んだため、

手配していた予約時間よりも1時間も早めでした。


ハイヤーを運行するタクシー会社からは、

諸所の手続きを考慮し、

飛行機到着の2時間後を目処としての

予約を推奨されており、その指示に従っていました。


その場にいた担当者からは、

タクシー会社に電話をして確認してみてください。

もしも迎えがまだ来ていない場合、

迎えが到着するまで、

別の待機場所でお待ちいただく事になります。

との事でした。

要は迎えがまだの場合、入国はできないのです。


「別の待機場所」とは、

よくニュースの画像で目にした、

段ボール箱のような紙で作られ、

簡易仕切りされた、あのスペースだと思いました。


ちなみに、空港への迎えがある、

または、

自分で運転するレンタカーの手配をしている場合でも、

帰宅する前に

PCR検査の結果を知ってから帰宅したい人は、

それでも可能だそうです。


もしも家にいるご家族の中に、

ご高齢の方もいらっしゃる場合、

「陰性」の結果を知った上で、

家に帰りたいという帰国者もいます。


空港内で結果を待つ場合、

自宅に直接帰った人よりも、

早めに結果が判明するそうです。


その場合、段ボールの場所で数時間待って、

結果が分かった後、

そのままその日のうちに帰宅するか、

空港近くの政府が定めるホテルに宿泊するかの

選択肢のようです。


ホテルは最初の2泊(食事付)までは

政府の負担。

それ以降は、自己負担だそうです。


できればあの待機場所で待つことは避けたかった私。

祈るような気持ちで、

タクシー会社から前日に教えていただいていた、

当日の担当運転手さんに電話連絡を入れると、

既に空港内に到着し、待機していますとのこと。

今回の旅で、

あんなにホッとしたことはなかった!!


それをその場の係員に告げると、

では、これから入国していただけますとの

お言葉をいただき、心底ホッっでした。


しかしここで、

今度はまた別の担当者が登場。

この女性はそれまでの日本人の係官から変わり、

アジア系の女性でした。

この方をBさんとします。

Bさんは私が入国するまで、そして入国した後も、

ずっと私の後ろからついてこられました。


入国審査はいつも通りですんなりと済ませ、

預け荷物を受け取るため、

エスカレーターを降りて、

荷物引取のターンテーブルへ。


すると、そこには、

最初にLX160便の到着を地上で待機して下さっていた

地上係員のAさんが、

乗客が降りてくるのを待たれていました。

ちょうどターンテーブルから荷物が出てきている最中で、

(それだけ上での手続きはスムーズで早かった!)

私が荷物を下ろそうとすると、

すかさず手伝ってくださろうと・・。

そこまで彼女のお仕事ではないので、

大丈夫ですとお礼を言い、
ご挨拶をしてお別れ。

Aさんは本当にご親切で優しい方でした。


荷物を無事に受け取り、税関も問題なく通過。

やっとの思いで、

日本へ無事に帰国できました。


で、先ほど入国手前で最後に引き継がれた

別の係員Bさんは、

荷物を引き取る間も、税関を通る時も、

ずっと私の少し後方にいました。


彼女は私の後ろから1メートルほどの間隔をあけて、

ほぼぴったりとついてきます。

途中で、

「なぜ、ずっとついておいでなんですか?」

と尋ねてみたところ、

片言の日本で、

「サイゴマデ オミオクリ デス。」

との事。

他にもいくつか質問してみましたが、

ところどころ話が噛み合わず、諦めました。


要は係員のBさんは、

私が伝えた空港から先の移動方法を、

ちゃんと守っているかどうか、

ハイヤーに乗るまで確認されるご担当だったのでした。


事前にそのような情報は仕入れておらず、

正直なところ、少しびっくりしましたが、

確かに以前は、

日本が制限する国からの

帰国・入国した後の交通手段については、

実際には誰もチェックしていなくて、

すり抜けがある・・

みたいな噂は耳にした事がありました。


おそらくそれを避けるために、

きちんと申請した手段で空港を離れているかどうか、

最終的にチェックをしているのだと思います。

過去には公共交通を利用して帰った人が

いたのかもしれません。


自宅に到着したら2週間の待機なので、

本当は空港のATMで

現金を下ろしておきたかったのですが、

それもはばかられ、断念。


とはいえ、これも水際対策の強化。

やむを得ません。頭の中では理解できます。

ただ、タクシー会社から出された

"ハイヤー手配の予約確認書" を、

上記のいずれかのプロセスで提示することで、

信用していただく事はできないのかな?

という気もしないではありませんでした。


そのままハイヤーが待つ駐車場まで

ストレートで向かい、

ドライバーさんとも問題なくお会いでき、

無事、都内の自宅へたどり着く事ができました。


ここまでお話しした、

今回の私の日本一時帰国体験談は、

前半の最初にお伝えした通り、

2020年 7月09日の、

チューリッヒ発 LX 160便(成田空港着)に

搭乗した際の記録です。


今後のコロナの状況により、

これから先、入国までの流れに動があったり、

手段と方法も変わるかもしれません。

また、到着空港により、

全体的な流れに、多少の相違があるかもしれません。


ここまでご覧くださった方は、

あくまでも現時点での情報と認識された上で、

ご参考にしていただければと思います。

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成田空港到着、PCR検査へ


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(画像はイメージ:以前帰国の際に撮影)

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前回の記事からの続きです。

 

7月10日に成田空港へ到着しました。

LX160便(7月9日発)の飛行機を降りると、

私達のフライトの担当者だとみられる

地上アテンダントの女性が待機していました。


まずは彼女の方から、

「この先、皆様のご到着を案内し、

PCR検査へと進んでいただきます。」

といった内容の説明がありました。


案内に従って、

乗客全員が、一定の距離を保ちながら、

入国のための手続きへと進みました。

イメージ的には、

ツアーガイドさんに従い後ろを歩く、

団体旅行客という感じです。


通常は検疫は特に問題がない限り、

素通りして入国審査へと進めますが、

この日は検疫の手前の待合スペースで、

PCR検査を受けるため、待機が必要でした。

地上アテンダントの女性は、

ANAのマークの入った身分証明をつけておられたので、

ANAが委託されている会社の地上スタッフさん

なのだと思われます。


この女性をこの場では、Aさんとします。

Aさんは笑顔で乗客を迎えて下さり、

乗客の一人が到着後、

「暑い・・。」と何気に漏らした言葉にも反応し、

「海外から戻ってこられたら、

日本の気温は暑く感じられますよね。」

と丁寧に応えられていました。


乗客は皆、長旅の疲れと、

これから受ける予定のPCR検査に、

少々ナーバスになっていましたが、

そんな状況で降り立った乗客の気持ちを、

少しでもときほぐそうとされているAさんの様子を見て、

思いやりのある女性だなぁと、感激。


Aさんの後について、検疫の手前まで進み、

待合スペースにあった常設の椅子と、

臨時で置かれたパイプ椅子に座って待ちました。


事前情報では、飛行機を降りる前に、

機内で2時間以上待たねばならなかったとか、

待合所で1時間以上待つ必要があったなど、

様々な情報がネットには掲載されていましたが、

たまたまなのか、私達が搭乗したフライトは

到着後に機内待機もなく、

この待合所でも、7-8分待った時点で、

Aさんから続きの案内がありました。


次のPCR検査へは、

10名ずつに分かれて進むということ。

まずはビジネスクラスの乗客から呼ばれスタート。

ちょうどこの日のビジネスクラスは10名だったので、

私も最初のグループに入り、

PCR検査に進む事ができました。


とはいえ、

この日のLX160便は、

ビジネスとエコノミー合わせても

50名を下回るほどの人数だったので、

最後のグループだったとしても、

さほど待ち時間は、長くはなかっただろうと思います。


PCR検査へと進みました。

ここでは、検査を受ける前に問診があります。

個別の係官(私の担当は男性でした)

から一人ずつ、

機内で書き込みをした必要書類と照らし合わせながら、

日本を最後に出発したのはいつか?

など質問を受けます。


私は自分の状況、

現在はスイス在住で、最後に日本を出国したのは、

年末年始の帰省で1月中旬だったこと、

"スイスに14日以上滞在" しているか

と問われたので、

"居住しているので、そうです" と答えました。


もちろん予想していたことですが、

「では、お客様はPCR検査の対象となります」

と案内され、

到着空港を出た後の、交通手段も尋ねられました。


この場では、

PCR検査の結果をe-mail か電話のどちらか選択します。

これは、機内で渡された書類にも記入済みです。


到着日の翌日から起算して、

14日間は自宅待機が必要である事も

伝えられました。

これは当然、事前に知っていた事です。


それとは別で、

検疫の別の担当部門から、

2週間の自宅待機中、体調チェックのため、

様子うかがいの連絡をいただくことになるとの

案内を受けました。


これに関しては、

Line か電話を選択できるとの事でしたが、

Lineは日本の電話番号で登録をしている人のみが

対象との事でした。

(私はスイスの番号で登録)


従って、私の場合は、

先方からの電話連絡のみという事になりましたが、

いまだ、どなたからもお電話は入っていません。

ここ数週間で、

国内の感染者数も増えていることから、

ご担当者も多忙で手が回らないのではなかろうかと思います。

まあ、入国後11 日経った現在も、

健康状態は良好なので、

チェックいただかなくても問題はありません。


問診が終わると、いよいよPCR検査です。

この列を待つのに、

"密になり、とても危険だ"

という噂を耳にしていましたが、

この時点では、

各ブースごとに一人ずつだし、

そもそもPCR検査の場所には

10名ずつしか進めないので、

私が到着した際は、

ここで長蛇の列で並ばされて、

その場が密になるという状態ではなく、

不安は一切感じませんでした。


状況は日々変わるので、

もしかしたら、以前はそんな状態だったけれど、

現在は改善されているのかもしれません。


問診の後、次のステップでは検温。

この時点で到着便、氏名の確認と、

自分の名前が書かれた細長いガラス瓶を渡されました。


それを持って、隣のPCR検査へ。

ここでは、事前のネット情報通り、

完全な防護服を身につけた看護士さん(?)から、

仕切りをされた場所で、個別で検査を受けます。


検査時は、マスクは鼻だけ出して、

口の部分はマスクを着用したまま。

検査の方法は、

長い綿棒のようなものを鼻の奥まで入れられ、

それをグリグリっと鼻の中でひねられます。

私はインフルエンザにはかかった事がなく、

インフルの検査は受けた事がありませんが、

受けたことのある人によると、似ているそうです。


綿棒が鼻の奥に入った際は、

すんなりと入り、楽勝かなと思いましたが、

そこからグリグリっとされた時点で、

ゲホゲホッと咳き込んでしまいました。

咳をしないよう、頑張りましたが、無理でした。

「口の部分のマスクは付けたまま」

と案内を受けた事が、この時にわかりました。


事前にチェックしていたネット情報にも、

みなさんが記述されていましたが、

係員の方々は皆さん丁寧で、

PCR検査をしてくださった看護士らしき女性達が、

緊張したこちらの様子を察して、

気持ちをほぐして下さりながら

検査を行ってくださった事が

本当にありがたくてなりませんでした。


(続きます)

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今、日本にいます。(2020年 7月)


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「スイスの街角から」インスタグラムは こちらです★

実は今、日本にいます。

先週の木曜日の夜、

SWISSの直行便でスイスを経ちました。


午前中に、

子供達の湖畔に響き渡る高らかな声で癒された後、

自宅から眺める湖の風景とも、しばしのお別れです。


この時期に日本へ帰省すること。

賛否両論で、色々なご意見や

お考えを持たれる方もいらっしゃると思います。


海外から日本へ、

この時点で帰国する事を悩みました。


しかし、昨年購入した、

東京の持ち家であるマンションを、

このまま放っておくわけにもゆかず、

固定資産税(支払いは済ませているけれど書類)の件や、

その他、諸々、

マンションに関わる別の書類仕事もいくつかあり、

どうしても夫 Banana か私のどちらかが、

それらの仕事をこなすため、

一度日本へ一時帰省する必要がありました。


1月にスイスへ帰る際、

またその1ヶ月半後には、

都内の自宅に戻るつもりでいたので、

マンションの中も、

半年以上家を空ける状態ではない状況で

出てきた事も、ずっと気がかりでした。


そして、やはり、気持ちの上で、

日本に帰りたくて、帰りたくて、

仕方がなかった・・。


このタイミングを逃すと、

コロナの第2波、3波の影響も予測すると、

年内はおろか、

もう、当分の間は、

帰国できないかもしれないと考えました。


スイスでは3月のロックダウン以来、

自粛生活を続けていて、

6月にロックダウンが解除された後も、

とても注意しながら、常に予防に努め、

買い物以外、ほとんど外出をせず、

用心深く生活をしています。


海外から日本へ入国をする人全員が、

感染者ではないですし、

スイスは "コロナ安全度世界一" と

ランキングされたニュースにも、

少しだけ後押しされ、

今回の決断を下しました。


もちろん、

国が定めた日本のルールに従うことは、

言うまでもありません。


現在SWISSはチューリッヒから週2便で、

チューリッヒ → 成田 間

(木・日スイス発で、夜の便にスケジュール変更)

のフライトで運行しています。


当初から予定していた

7月15日の便は欠航になると6月下旬に知らせが入り、

急遽1週間予定を早め、9日の便に変更しました。


3月の帰省はコロナの影響で、

出発の1週間前にあえなく断念したため、

今年1月以来、半年ぶりの日本です。


本当は東京オリンピックを見るため、

航空券は1年前から購入していました。

そのチケットを使用して日本に戻るか、

3月と同様、

直前に手数料無しの払い戻しをするか、

どちらかの選択肢でしたが、

英国籍の夫は、

現在英国が日本の拒否国リスト(スイスも)

へ入っているため、

日本へは入国できません。

従い私【日本国籍】が代表で、

一人で帰省する事を決断しました。


到着した成田空港では、

初体験となるPCR検査を受け、

結果は無事、「陰性」でした。


現在は帰国後の "14日間" 自宅待機中です。

正確には、

日本に到着した日の翌日から起算しての

「14日間」ですので、

到着の時間にもよりますが、

到着日も入れると、

実質15日間の自宅待機が必要だという事になります。


自宅から一歩も外へ出ず、

家にこもって6日目。

まだあと3分の2残っています。


確かに長いけれど、

今回は遊ぶために戻ってきたわけではないので、

2週間の完全自宅待機後に、

最低限の出かけなければならない用事を

済ませる予定です。


買い物はひたすらネットで。

自らが人間EMSとなり、

日本からスイスへ運ぶものを、

せっせと準備中。(苦笑)


いつもならば、

あちらこちらと旅する事も、

日本帰省の楽しみの一つですが、

今回はどこへも遊びに行かずにスイスへ戻ります。


毎日欠かさず体温もチェックもして、

家では自炊しています。

時差ぼけが若干残っている以外は、

至って健康状態も良好。


次の記事では、

具体的に今回の旅の移動中の様子を記録します。


私が帰省する前に、

SNSで繋がっているスイス在住の方が

Twitterで日本帰省の様子を

詳しくツイートされていたのが

とても参考になり、

現在の状況がとてもよく理解できました。


スイスのみならず、世界中のどこかの、

どなたかのご参考になるかもしれませんので、

私も自分の記録代わりに、ブログに綴ります。


チューリッヒ空港の現在の様子や、

搭乗した飛行機の機内の様子、

必要書類の記入、PCR検査、

空港から自宅までのハイヤーの手配、

そして、何より、

一歩も外出をせず、いかにして一人で、

マンション一人暮らしが成り立っているかなど、

数回に分けてお話しします。

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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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