スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

旅行客

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


世界からの旅行客の多さにビックリ in スイス


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ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

9月も中旬に差し掛かり、

すっかりと秋めいてきたスイスです。

我が家も遅めの夏の休暇を終え、

今週からは普段の生活に戻りました。


9月10日時点のスイス、


新規感染者:2,894人

新規入院患者:98人

新たな死亡者:11人


新規感染者は前日よりも減少。

ただし、新規入院患者数と死亡者数が

増加している点が気にかかります。


さて、今年の夏の休暇は

大まかに3回に分けて、

スイス国内を旅してきました。

各地への旅で人間ウォッチングをして、

様々な発見や興味深い光景を目にしました。

今回は自身の旅の体験で感じたこと、

目にしたことを綴ってみます。


1. ローザンヌ
(ヴォー州 / フランス語圏)7月に5日間

2. ツェルマット【マッターホルン】
(ヴァレー州 / ドイツ語圏)8月に5日間

3. ベルナーオーバーラント地方
【ブリエンツ、インターラーケン】
(ベルン州 / ドイツ語圏) 9月に4日間


上記を訪れて驚いたことは、

各地ともに世界各地からの旅行客が

スイスへもかなり戻っていて、

観光地やホテルを中心に、

現在のスイスのコロナ事情を考えると

引いてしまうほどに、

とても賑わっていたことです。

観光地の乗り物は各所で満杯状態のところもありました。


夫婦二人暮らしの我が家の夏休みは、

一般の人達が消化する、

いわゆる学校の夏休みに合わせて取る

休みの時期からは

混雑を避けるため前後へずらしたため、

観光地各地も空いているものだとばかり

思っていました。

けれどもその予想は

特にベルナーオーバーラント地方で覆されました。


7月のローザンヌでは、

昨年も同じ頃に訪れた

ヴォー州の印象と変わらず、

旅行客はそれなりに多いものの、

普通の夏の観光シーズンという印象でした。

滞在したホテルはや、

訪れた観光地で目にした旅行客の多くは、

EU圏内とスイス各地からの人々に見えました。


ツェルマットを訪れた際も、

観光地ならではの人の多さに驚いたのですが、

後から考えてみると、

ゴルナーグラートへと上る

登山列車もかなり空いていたし、

混雑していたのは観光客が訪れる展望台と、

登山者やハイキングにやってきた人達が滞在する

ツェルマットの村の中心部だけで、

山のハイキングコースはかなり空いていました。


村から離れた高山にある高級リゾートホテルは、

宿泊率は50%くらいに見え、

さほど混雑はしていませんでした。

ツェルマットの村と山のリゾートは、

ドイツ、アメリカ、英国、

スイス国内と他のEU諸国などからの

宿泊客が中心でした。

特にアメリカからのゲストが多かった。


で、最後に訪れたベルナーオーバーラント地方、

特にインターラーケンだけは、

全く1,2とは異なる旅行者層。

町のメインストリートも、宿泊したホテルも、

それまでの旅ではあまり目にしなかった、

アラブ諸国からの旅行客でいっぱいでした。

町のメイン通りを歩いている人の多くは

アラブ系の人々。

多分、町に滞在している人々の

半数くらいは占めていたのではないかと思います。


インターラーケンで宿泊したホテルは、

昨年に続き、

ビクトリアユングフラウに滞在しましたが、

昨年は目にしなかった旅行客の層に加え、

世界各地から旅行者がたくさん。


1年前はそんな印象は無かったなぁ

と考えてみると、

昨年の今頃の時点では、

まだコロナワクチンが普及しておらず、

スイス国外からの旅行は制限されていたので、

国外からの旅行者は

ほとんど目にしなかったのでしょう。


考えてみると、

スイス国内でワクチン接種が開始されたばかりの頃は、

いつ一般の順番が回ってくるかが明確ではなく、

焦りを感じていた人々も多かった中、

いち早くワクチンを打ちたければ、

ドバイやアブダビへ行けばワクチンを打てる

と銘打つ、

ワクチン接種旅行に出かけたリッチなスイス人達も

存在したくらいですから、

アラブ系の国の人々がワクチンを接種した後、

ワクチンパスポートも手に入れて、

スイス旅行に出かけたことは理解できます。


スイスは現在、

日本を含む世界各地からの入国制限を緩和していますので、

当然と言えばそうなのかもしれませんが。

気になる日本人の旅行者は、

各地で数組お見かけしたくらいで、

まだまだ日本からスイスへの旅行は本格的に復活とはゆきません。

日本国内各地で緊急事態宣言が延長されている現在、

いくら受け入れ側の体制が整っているとはいえ、

やむを得ない事なのでしょう。


チューリッヒも含め、

他の観光地では時々しか目にしないアラブ系の人々が、

なぜインターラーケンにはいっぱいなのか?

と考えてみると、

もちろん、アラブ諸国の富裕層が好みそうな

高級なホテルがあることもメインなのでしょうが、

イスラム圏の女性達が身につけている、

体全体を覆う服装でも、

登山列車に揺られて、

山のてっぺんまでアクセスできる

ユングフラウヨッホや、

インターラーケンから一番近い展望台、

ハーダークルムなどへも

ケーブルカーで簡単に行ける。

他にも、本格的な山歩きをしなくても、

十分にスイスの壮大な自然を楽しめる場所へ

電車やケーブルカーで簡単にアクセスできる

というのが理由で、

インターラーケンが一番人気なのだと思います。

そして、高級時計ショップが並んでいることも、

リッチな彼らにはきっと魅力なのでしょう。


数年前までは、

中国からの旅行者(特に団体)でいっぱいでしたが、

昨年に続いて今年も、

団体客は目にしませんでした。


ちなみに、

宿泊したビクトリアユングフラウの

フロントスタッフと話をしたところ、

各地からの旅行者や、

企業のセミナーの開催なども加わり、

連日、宿泊客で満杯状態だそうです。


スイスはやはり、世界各地の人々にとっても、

人気の旅行地なのだと実感した今年の夏の旅でした。


【番外編】へ続きます。

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日本人は? 旅行客の国別対応マニュアルが面白い!


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先日 CNNのニュース(日本語版)で、

とても興味深い話題を目にしました。


英国の観光庁が訪問する外国人旅行客のそれぞれの対応方法を国別にまとめ、

それをマニュアル化したのだそうですが、

こんなトピックを目にすると、

やはり一番興味深いのは日本人観光客への対応方法です。

上記のニュースによれば、


「日本人客に "ノー" は禁物」 


とマニュアルには記されているのだそうで、

"日本人の要望には、


たとえ具体的に言われなくても、すべて先回りして対応すること。"


とされているとの事。


ニュースの記事をそのまま引用させていただきご紹介しますと、

・ドイツ人とオーストリア人は総じて遠慮がなく要求が厳しいため、

無礼で攻撃的に見えることもある。苦情には迅速に対応すること。


・オーストラリア人が冗談で英国人を「Poms」という俗称で呼ぶのは、

親しみを込めた表現だと心得ておくこと。


・香港の迷信深い人には、

歴史ある建物や四柱式のベッドで眠るのは幽霊が出そうだと嫌うので、

勧めてはいけない。


・面識のないフランス人にはほほ笑みかけたり、

目を合わせたりしてはいけない。


・ベルギー人には、

同国の複雑な政治や言語圏の話をしようとしてはいけない。


等など・・。


CNNの元記事はこちら ↓

「日本人客にノーは禁物」 英観光庁が外国人対応の手引き


ちなみに昨年2013年に同じように発表された

パリのマニュアルもまた、

英国とは類似点がありながらも若干異なっていて面白い!と感じます。


こちらでは日本人の場合は、


"時々安心させる必要があるほか、決して不満を口にせず、

ひんぱんにおじぎすると描かれた・・。"



との事。


これらの記事を読むと、

かなり良く解釈をしてみるならば、

日本人は繊細で礼儀正しいので、

その特性をよく特色を理解して対応するように。

との意味合いなのでしょうか・・。


日本人は礼儀正しく、

感謝の心を示す意味合いでお辞儀をするのは分かっており、

「日本国内」ではそれは美しい所作なのですが、

時と場合によっては、

海外ではペコリと頭を下げるお辞儀の所作が

少々奇妙に感じられるシチュエーションもあるのかもしれません。


国外に10年住んでみて、

欧州と近隣諸国を頻繁に旅する機会のある自分が

体験して実際に感じる事は、

ケースバイケースでお辞儀ではなく、

海外ではニッコリ微笑む程度の方がよい時もあるようにも感じます。


観光客の国別マニュアル・パリバージョンはこちら ↓


パリの観光客「国籍別」接客マニュアル 日本人は?



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