いよいよ次回の日本への一時帰省が近づいてきました。
今回初めてJRパスを使用するにあたり、
スイスの旅行会社で発行された引換証を日本到着後、
パスに交換していただく際に提示が必要な必要書類を確認するため、
久しぶりにハワイで発行された結婚証明書を書類の山の中から引き出し、
再確認をしてみました。
私達がハワイで結婚式を挙げたのは2000年の事です。
今現在の結婚式のプロセスや結婚証明書の発行などについて、
17年近くも前の事なので、
もしかしたら少しは様子も変わっているのかもしれませんが、
今になってハワイで挙げた結婚式の事を思い出したのには、
JRパス以外にも大きな理由があります。
実は今年の夏休みに、夫 Banana と共に、ハワイに行きます ♪
若い頃はほぼ毎年訪れていたハワイ。
結婚式の後もBananaと一緒に何度かハワイで休暇を過ごしましたが、
おそらくもう15年振りくらいです!
思い出がてら良い機会でもあるので今回は、
私達夫婦がハワイで結婚式を挙げた時の記憶を辿りながら綴ってみる事にします。
夫 Banana と私は、
2000年の秋にハワイ カウアイ島のプリンスヴィルリゾート
(現:セント レジス プリンスヴィル リゾート)で結婚式を挙げました。
当時は Banana の前職のスイスへの転勤が決まる前で、
その頃は東京に住んでおり、東京からハワイへ出かけました。
式に関しては、
旅行会社にハワイでのウェディングをお願いした訳ではなく、
全て自分達で手配をしました。
結婚式までのプロセスは、
まずはホテルを予約する際に、このホテルで結婚式を挙げたい旨を連絡し、
ホテル所属のウェディングプランナーの女性と、メールを中心に計画を進めました。
私達は二人とも再婚同士だったので、
2度目の挙式は二人きりで静かに挙げようと、
美しいハナレイ湾に面したこのリゾートを選びました。
結婚式の様子やホテル側にお願いした式のオプション等は、
長くなるので今回は割愛します。
現地に到着し、結婚式の前にまずやらなければならなかった事は、
ハワイ州の法律に則り、結婚許可(ライセンス)を取得する事でした。
アメリカは州ごとに法律も異なるようですが、
私達が結婚式を挙げた当時のハワイ州の例では、
まずは結婚式許可を出せる有資格者(その町に数人いる?)
の元を訪れ、その場で必要書類にサインをしていただき、
結婚許可証をいただかねばなりませんでした。
これは、この地で結婚式を挙げる事に意義はなく、許可をする・・
という意味合いの書類のようです。
ちなみに私達に結婚式の許可を下して下さった方は、美容師の女性でした。
ホテルのプランナーに指示をされた場所を訪れると、
そこはいかにも昔のアメリカ映画に登場しそうな、街の小さな美容院でした。
ドアを開けて中に入ると、美容師さんとお客さんが一人。
この場所で正しいのかを尋ねると、
「そうよ、この場所であってるわよー。」
お客さんの女性と共に、
「ご結婚おめでとう!!」
と声をかけていただき、書類にサインをしてくださいました。
これをホテル側に提出し、
初めてハワイ(私の場合はプリンスヴィルリゾート)で結婚式を挙げる
許可をいただいた訳です。
そして結婚式当日、無事に式を終え、
牧師さんと、当日私の世話をしてくださった専任の係の女性に
立会人としてサインをしていただき、
ホテル発行の結婚証明書をいただきました。
しかしこれは、
あくまでもその場で "結婚式を挙げた" という証明であり、
これは公的に有効な「結婚証明書」ではありません。
(余談ではありますが、
先日、重婚について自分の見解をブログに綴りましたが、
今日本で話題の渦中の議員が、
結婚式直後だと思われる笑顔の写真に掲げていた証明書は
上記に当たるものだと自分は思っています。)
その数日後、今度はオアフ島に移動し、別のホテルにステイした私達。
その滞在中にホノルルの公的機関を訪れ、
カウアイ島で結婚式を挙げたその "証明書" と、
その他の書類(私の方は日本の戸籍とか、
夫の方は英国では戸籍という書類は存在しないので、
公的機関で発行された離婚証明書などを持参したように記憶しています)
を提示。
その後、滞在中であったか、
日本に戻った後に郵送されてきたのか記憶していませんが、
正式な結婚証明書いわゆる「Marriage Certificate(婚姻証明書)」
が送られてきました。
これについてはプライベートな書類なので、
この場でお見せする事は出来ませんが、
結婚式を挙げた場所でいただたものとは全くのベツモノで、
ハワイ州の公的な書類である事や、certificateの番号、
新郎新婦の出生地、双方の両親の名前なども記述されています。
母方については、双方の母方の旧姓まで記述されている事に驚きました。
(おそらく事前に書類に書き込む必要があり、自分達で記入したのだろうと思います)
この婚姻証明書の他、「License and Certificate of Marriage」
と書かれた別の証明書 "State License " も同時にいただき、
こちらには、
それを許可したハワイ州の担当者のサインも記入されています。
当時は日本(東京)に居住していたため、
その後、東京に戻り、今度は区役所に出向いて届けを出しました。
我が家はどちらも再婚同士で、
私は Banana と出会う前に日本人の男性と結婚していた事があります。
戸籍に関しては最初の結婚の際、
国内での様々な書類の手続き上の便宜を考え、
生まれ育った故郷、福岡の戸籍から分かれて、
前の夫と共に自分自身の戸籍を作成していました。
従い、離婚した際に私だけその戸籍から抜けた形になり、
両親の戸籍へは戻らずに、その時点で自分一人の戸籍を作成しました。
現在の私の戸籍(本籍)は東京都港区となっているため、
港区役所に出向き、私の日本の戸籍に、
連合王国(イギリスのこと)出身の Banana の氏名が入れていただき、
日本国内での結婚も成立したという流れです。
アメリカでの結婚(婚姻)が成立しているため、日本国内では、
いわゆる規定の婚姻届けではなく、
役所で指示された、別の用紙に必要事項だけ記入して、
それで日本国内の届は成立したように記憶しています。
以下が上記に綴った、自分が体験したプロセスです。
1. その地で結婚式を挙げても良いかどうかの許可(ライセンス)を申請する
2. 結婚式を挙げる。結婚証明書らしき書類はいただくけれど、これは公的な書類ではない
3. 公的な結婚証明書を取得する
4. (日本に居住している場合)自治体に婚姻の届けを提出する
もう随分と前の体験談で恐縮なのですが、
これから国際結婚を考えられている方々へ、
もしかしたら少しでもお役に立てるかも?という気もしましたので、綴ってみました。
冒頭の話題に話を戻すと、日本帰省ももちろん楽しみなのですが、
実は心はもう、すっかりハワイ〜(笑)
海の無いスイスからハワイは、本当に遠くて、遠くて、
大好なハワイへはもう行ける機会もないのかなぁと思うと、
思い出すのも辛くて寂しすぎて、涙がこぼれそうになり、
スイスに来て以来、
ずっとハワイの事は考えないよう、心の中で封印してきました。
ハワイの音楽もあえて耳にする事は避け、
魅了されていたフラダンスも、(私は見るのが専門なのですが)
目にしないように、あえて努めてきました。
でも今年は違います。
ハワイ旅行が決定した年明けあたりから、
毎朝起きると、ハワイアンミュージックを目覚めのBGMにかけて、
何度も何度も繰り返し聴きながら、幸せな気分で朝のひと時を過ごしています。
先に楽しみがあるのも、
スイス生活を日々元気に過ごす、大きなコツなのです!
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