IMG_5677

ただ今日本一時帰国中ですが、

本日はスイスの

気になるニュースをお届けします。


スイスの大手銀行クレディ・スイス

(Credit Suisse)により、

スイスの人々が今、

最も心配していることは何か?

という興味深い

心配事リストが発表されました。



クレディ・スイスは毎年、

スイスの居住者の

主な懸念事項を見つけるために、

心配バロメーターと名付けられた

調査を実施しています。

上記の調査対象は、

スイス国民だけではなく、

永住者も含まれます。


2021年のデータに基づいた

ランキングでは、

トップの座を占めたのは、

世界的なパンデミックを引き起こした

Covid-19(新型コロナウイルス)でした。

回答者の40%が、

パンデミックを最大の懸念として

挙げていました。


2位以降は、

● 気候変動と老齢年金(いずれも39%)

● スイスとEUとの関係(33%)

● 医療/健康保険の費用(25%)

● 外国人(20%)

● 難民/亡命希望者(19%)

● 住宅と賃貸の費用の増加(17%)

● 失業とエネルギー供給の安全性(いずれも14%)


と続きました。


クレディ・スイスは、

特に外国人に関連して、

回答者の5人に1人が抱える問題であり、

この懸念は、

「一方では優秀な労働者の移民を背景に、

他方では難民や亡命希望者についての懸念に

繋がっている」と述べています。

これは、

"外国からの侵入" の可能性と,

社会的安全への圧力の高まりに

関連しているそうです。


私もスイスでは外国人の一人ですから、

まあ、少々複雑な気持ちです。


昨年の調査で明らかになった

いくつかの懸念は、

今年も多くのスイス人を悩ませています。

その中には、

気候変動(回答者の57%)、

環境の状態(54%)、

および健康保険料(51%)などが

あります。


上記の3つは私がスイス国内の

ニュースを読んでいても、

常に話題に上がっているトピックです。


2022年の心配事は、

昨年とは異なっているのか?


現時点では、


1. ウクライナ難民の件

2. エネルギー供給とコスト

3.インフレと消費物の価格

4. スイスの安全保障


と続きます。


2022年は5ヶ月が過ぎた現在、

ウクライナが

最大の懸念事項であることを示し、

物事がどれほど迅速に変化するかを

示しています。 


スイスの人々の多くは、

パンデミックは

既に終結したと考えており、

現時点では、

新型コロナウイルスへの心配は、

上位20位にすら入っていません。


人々の多くは、

ウクライナでの戦争が

今後数ヶ月の間に、

どのように展開するかによって

今後の心配事の動きも変化することが

予想されます。


また、新型コロナウイルスが

今秋にどの程度再出現するか、

新しいタイプの亜種が流通する

可能性があるか、

そしてそれらがどれほどの

伝染性と毒性があるかについては、

まだ予測することはできず、

目の前にはまだ多くの未知数があると

考えられているようです。


国民の最大の心配事の順番を、

項目別に順序付きリストで

まとめることは、

スイスらしい試みであるように思えた

ニュースでした。


本日の画像は、

日本へ出発する前の4月28日に

チューリッヒ州の自宅から撮影した

春のチューリッヒ湖畔の朝です。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・

2つのブログのランキングに参加しています。
下のバナーをクリックして、
ランキングの応援をどうぞよろしくお願い致します。 

にほんブログ村 海外生活ブログ スイス情報へ



ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
Lineでブログの更新情報が届きます。

ブログの読者登録はこちらより ♪
 
 

スイスの街角から(新) - にほんブログ村 

PVアクセスランキング にほんブログ村

「スイスの街角から」インスタグラムは こちらです★


ブログよりいち早くインスタへアップした画像や動画が、

後日ブログ記事になって登場します。

インスタにだけ投稿する限定画像などもございます。

ご興味がおありの方は、

ブログとご一緒に覧いただけますと嬉しいです。

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー