
(本日の画像は大寒波のイメージ。2012年撮影、凍りついたグライフェンゼー)
ヨーロッパ全域を襲った大寒波も過ぎ去り、
スイスにもようやく春の兆しが見えてきました。
先日のシベリアから吹き寄せた寒波では、
スイスの一部地域でで氷点下(ー)40℃を記録。
凍える寒さの続いた欧州全域では、
1週間で、60人以上の死者を出したのだそうです。
亡くなった方々の多くが路上生活者だったとの事で、
ポーランドで23人、スロバキアで7人、チェコで6人、
リトアニアとフランスで各5人。
その他の国々では、
スペイン、イタリア、ルーマニア、セルビア、スロベニア、
英国、オランダ、スウェーデン、ノルウェーなどで
死者が出てしまったという事です。
先日読んだニュースによると、
スイスでも凍える日々が続いていた時、
ジュネーブ市では、ある救済措置が行われました。
それは、ジュネーブ市内にある、
「市民用の核シェルター」2箇所をホームレスに解放し、
暖かい寝床で安心して夜を過ごせるよう呼びかけ、
市の職員の方々が働いたのです。
スイスの都市の中でも、
富裕層が多く住む事で知られるジュネーブですが、
人々が豪華なレストランで食事を楽しむ場所の、
ほんの300メートル先には、
家を持たない人々が路上(一般家屋、ビルの軒下や玄関先)
で就寝しています。
氷点下(ー)10℃以下まで冷え込む事が予想される夜、
ソーシャルワーカー達は市内をパトロールし、
人々にシェルターに移動するよう呼びかけました。
(スイス国内の各日にはシェルターがありますが、
実は自分の自宅マンションにも!
この件に触れると話が長くなるので、
これについてはまた別の機会にお話しします)
路上で夜を過ごそうとしていた人々の中には、
アフリカからの移民申請中の人もおり、
とても極寒の夜を過ごす事が耐えられないであろう、
薄着の人もいたのだそうです。
シェルターは夕方に開場され、
宿泊者には温かいスープの炊き出しと、
その場でシャワーを浴びることも可能との事。
翌朝は朝食を摂り、
午前中にはその場を出なければなりません。
これはスイスの他の地域にある
家を持たない人を救済する保護施設と同様で、
その日の就寝場所と食事は保証されるものの、
次の日には一旦その場所を出て、
翌日決まった時間に
チェックインし直さなければならないシステムです。
とはいえ、
インタビューでシェルターを利用した人々は、
暖かい部屋で、快適なベッドで就寝できた事は
本当にありがたく、とても快適だったと話していました。
このジュネーブのシェルター(200床)は、
3月末まで開放されるそうです。
大きく報道されたのは、
このジュネーブのシェルターでの保護についてだけですが、
スイスでは真冬に限らず、チューリッヒなどで、
ボランティアとして、
行き場の無い移民(移民申請中)の人々に自宅を解放し、
一時的ではあるものの、
民間で短期滞在の受け入れをしている人々もいます。
スイスでは今回の寒波の影響による死者は出さずに
終えられたようです。
公にはならずとも、
このような人々の善良な意識と行動力も重なって、
最悪の事態を免れたのだとも感じています。
上記、ジュネーブのホームレス救済シェルターにつきましては、
Swissinfo のニュース動画(日本語訳付)
でご覧になれますが、
著作権の問題などもあるようなので、
この場にはリンクしておりません。
ご興味がおありの皆様は、
検索ワード、
"Swissinfo ジュネーブ ホームレス 核シェルター"
などで検索されますと、
記事と動画をご覧いただけると思います。
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