スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

定年退職

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


定年退職後の夫は…。


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昨日 1月 31 日付で、

イギリス人の夫 Banana が

公式的に定年退職しました。

最後の数日は有給休暇の消費となったため、

最終出勤日は 1 月 29日でした。


先日のブログ記事からの続きです ↓ ↓

 

送別会となるアペロを

少し早めの退職日前週に開催したのは、

翌週は多くの同僚達が

海外出張に出る予定だったため、

みんなが揃っている時期にしたそうです。


最終日は総務や各部署へご挨拶回りをして、

お昼過ぎには帰宅しました。

先日の送別アペロの日にすでに、

同僚の方々からは素敵なプレゼントを

頂戴していたのですが、

勤務最終日には、

大きな花束を抱えて家に戻ってきました。

春の訪れを感じさせられる、

とても素敵なお花です。

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早速花瓶にいけると、

翌日には蕾だった花が大きく開花し、

花瓶から溢れるほどの花々が、

テーブルの上で咲いています。

IMG_3944

まるで高級ホテルの

ラウンジにいるかのような、

花々の芳香な香りが

部屋いっぱいに広がっていて、

Banana はとても嬉しそうでした。


ご近所に住む、

友人とそのご家族からも

Banaan へのお祝いのプレゼントを

いただきました。

Banana 、とても感激していました〜。

IMG_3946

Banana は今のところまだ、

退職して 1 日目、今日で 2 日目… 

などと数えていますが、

会社からいただいたお花の見頃が

過ぎる頃には、

もうリタイアライフにも

少しは慣れているのかもしれません。


私の方はうっかりミスを

冒してしまいました。

てっきり 1 月 31 日の金曜日が、

出勤最終日だと思っていて、

その前に昼間出かけておこうと、

今週は友人達とかなり予定を入れていました。


定年退職した翌日も予定を入れていて、

あ、うっかり…。

寂しがり屋の夫は

家に一人で大丈夫だろうか?

と、心配したのも束の間、

本人は家で、

一人の自由な時間を楽しんだようです。


会社は退職しましたが仕事の方は、

今後もパソコンを使用してできる仕事を

月に 1 〜 2 割程度で続けることになりました。


このシステムが

ちょっと日本とは異なっていて、

退職した本人が勤務先の元の会社と

直接再契約を交わすのではなく、

企業と本人の間にエージェントが入っています。


Banana はチューリッヒを本拠地とする

あるエージェントと契約を交わし、

以前の会社の仕事をすることになりました。

エージェントを間に挟むシステムは、

勤務していた会社の推奨だそうです。


契約したエージェントは、

各分野に専門知識のある

ビジネスマンだった人々が所属しているそうで、

もしも元の会社と契約が切れることがあっても、

同じ分野で同じレベルの人材を

求めている企業があればご紹介いただけて、

双方が合意すれば、

また仕事が続けられるそうです。


派遣会社のシステムに似ている気がしますが、

それとはちょっと違っていて、

どちらかというと、

プロのスポーツ選手などが雇う

代理エージェントを通す方法に近いのかも?

という気がします。


もう 40 年以上も会社員として

仕事を続けてきたのですから、

本人が何もしたくないのであれば、

それでいいと思っていました。

けれども最近までの

Banana の様子や仕事ぶりを見ていると、

なんだかこのまま引退してしまうのも、

少しもったいない気もしていましたので、

無理のない程度の週に数時間、

元の会社の仕事を継続できることになって、

私もちょっと安堵しました。


ということで、

早速、仕事用の新しいパソコンを購入〜。

プライベートは私と同じ Mac なのですが、

以前の勤務先で支給され使用していたのが

Windows 搭載のPCで、

公私を分けて使用したいから新調したそうです。

早速やる気満々なのかな?(笑)


色々と気分転換をしながら、

無理の無い程度で

仕事を続けて欲しいと思います。


そんなこんなで、

つい先日年が明けたと思っていたら、

もう 2 月。

日本はそろそろ梅も咲く頃でしょうか?

今月もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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夫の定年退職 スイス式の送別会で会社員人生の花道を飾る


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本日で、夫が定年退職します。

夫 Banana は、

一昨日は午前中オフィスの整理をした後、

午後からは帰宅して、

ホームオフィスでビデオ電話会議。

いつもと変わらず、

熱くビジネストークをしていて、

本当にこの人、

会社員じゃなくなるの?

と思うくらい、

普通にバリバリ働いていました。


先日のブログ記事からの続きです ↓ ↓



昨日は終日会社で最後の後処理をして、

今日は総務に立ち寄り、

会社で使用していた備品やら、

IDなどを返却して午後で勤務は終了だそうです。


昨今はどうだかわかりませんが、

私が日本に住んでいた頃の定年退職って、

最終日に職場の人達から花束を渡されて、

会社の負担で送別会をしていただいて終了…。

と言うイメージでしたが、

今はどうなのでしょう?


実際に定年退職を迎えた夫をそばで見ていると、

Banana が勤務していた

スイスの会社の場合は、

日本の終わり方とは少し異なるようです。

一例ですが、定年を迎える人は、

勤務していた本社の社員食堂で

送別会を兼ねたアペロを開くのが

習慣のようになっています。


アペロとは、

このブログの過去の記事や、

現在発売中の私が執筆したエッセイ

「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」

にも綴っているのですが、

人々が集まって、

食事の前に軽くワインやシャンパンなどで乾杯して、

語り合ったりする独特の習慣です。


軽く乾杯程度の会から、

アペロ自体が軽食を兼ねていて、

飲みながら次々と運ばれる

おつまみをつまみながら開催される、

パーティ形式の大掛かりなものまであります。


Banana も定年退職をするにあたり、

先週、自身の送別会となる

アペロパーティーを開催しました。

ちなみにこれ、

自主開催ですので、

費用は全て自己負担です。


スイスではお誕生日会の際も、

お誕生日を迎える人の負担で、

お食事会を開いてゲストをお招きしたり、

勤務先に自分でケーキを持ち寄り、

職場の同僚達と一緒にお祝いしたりします。


そんな習慣ですので、

Banana も自身の送別会は自腹で…。

同僚達とのお別れ会のアペロの準備に、

数ヶ月前から取り掛かかっていました。

まずは、社内の社員の中から

お付き合いのあった人々をリストアップして、

ご招待状を送りました。


出欠のお知らせを待ち、

当日だいたい何名くらい参加するかを把握。

ケイタリングの業者さんにお願いして、

当日のおつまみとなる

カナッペやミニサンドウィッチ、

スナックなどを注文。

アルコール類とソフトドリンクは

フリーフローの飲み放題で、

ケイタリング業者さんが十分な量を準備。

飲み物は当日消費した分だけ後日お支払いです。

かかった費用は、今回はナイショで。


社員食堂はかなり広い場所らしく、

当日の送別会アペロには、

100 人以上の同僚の方々が集って下さり、

午後から始まったアペロは夜 8 時頃まで

続いたそうです。


家で何度も練習していたスピーチは、

みなさんにとても好評だったとのこと。

その後はサプライズで、

Banana が所属していた

社内バンドメンバーからの演出が加わり、

急遽その場でバンド演奏が始まり、

Banana には内緒で、

準備されていたギターを渡されて、

本人も加わって即興ライブも行われたそうです。


同じ部署の同僚の方々から、

スイスの三つ星レストランでの

フルコースディナー券 他

いろいろとプレゼントを頂戴しました。

個別のメッセージがいっぱいつまった

寄せ書きの色紙も一緒に。

会に参加して下さった他の方々からも、

様々なお祝いの品物を

プレゼントしていただきました。

ディナー券はもちろんペアなので、

私も一緒に、もう少し暖かくなってから…。

今からとても楽しみです。


その日帰宅した Banana は、

両手に紙袋いっぱい、

抱えきれないほどのプレゼントを

持って帰ってきました。


妻の私が言うのはおこがましい気はしますが、

コネもなく普通の平社員からスタートし、

人を蹴落とす性格ではないので、

努力と実力とセンスで、

スイス人をはじめ、

国際色豊かな同僚達に囲まれ、

現在の地位まで登りつめてきた

イギリス人の夫でした。


私の友人いわく、

お茶目な部分もあるように見えるそうですので、

その人柄も、今まで大きなトラブルもなく、

同僚達と仲良く仕事を続けてこられた

理由なのだろうと思います。


多くの方々にとても温かく見送られて、

我が夫ながら、上司としては慕われつつ、

職場のみなさんに愛されていたんだなぁ…と

感心しつつ、私もとても嬉しくなりました。

きっと家の中で私には見せない一面も、

職場ではいっぱいあったのでしょう。

盛大なお別れパーティーでお祝いしていただき、

会社員人生最後の

花道を飾れたのだと思います。


これで Banana の

長い会社員人生は終了ですが、

いつまでも元気で、

これからは第二の人生を、

十分に謳歌して欲しいと願います。

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いよいよ夫の定年退職です


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つい先日新年が明けたと思っていたら、

あっという間に

1 月も中旬を過ぎていることに

気がつきました。

ここ数年は特に、

月日が経つのを本当に早く感じています。


そして、今年は我が家にとって、

年明けからとても大きな年になっています。

夫 Banana がいよいよ今月末で、

円満に定年退職をする日がやってきます。

最終週は残っている有給休暇などを

消費するそうですので、

実際のところ、

オフィスに行くのはもう 1 週間を切りました。


今週は勤務先のオフィスで送別会の

アペロを開催予定で、

昨日はその際に行うスピーチの練習に

余念のなかった Banana でした。


それにしても、

まだまだ先だった思っていた定年退職は、

特に最後の 2 年を切ったあたりからは、

本当にあっという間でした。


Banana へは、本当に長い間、

お疲れ様でしたという気持ちが

いっぱいなのですが、

自宅勤務でホームオフィスの際の

本人の働きぶりをうかがっていると、

なんだかまだまだ現役でも

行けそうだと思ってしまい、

少しもったいないなぁ… 

という気がしているのが

実は私の本音でもあります。


Banana 本人は、

もう十分に働いたから…と、

最初は完全に仕事を引退する方向でしたが、

会社との話し合いの結果、

定年退職後は新たに別契約をして、

1 〜 2 割程度は同じ会社の仕事に

携わることになりそうです。

けれども、今までのような、

トップに立って部下を指揮する立場からは

完全引退となり、

自宅勤務でもできる、アドバイザー的な仕事を

引き受けることになりそうです。


今後のことは本人の体力と気力で、

続けられるのであれば、

無理のない範囲で老化防止程度に

働いてもらえれば、

私はもうそれで十分だと思っています。

ということで、

我が家はいよいよ来月から、

年金生活に突入です。


私の方はと言うと、

Banana と私は年の差がありますので、

まだまだ引退という気持ちはなく、

現役気分のままです。


体力も気力も今までと変わらず、

衰えてはおりませんので、

「書くこと」は、

今後も続けていく予定です。


12 月に日本からスイスへ戻った…

と、思っていたら、

次の一時帰国に向け、

日本国内の旅のプランを組み立てるのに

せわしなくなってきました。

Banana は1 年ぶりの

日本滞在となりますので、

次回は定年退職の記念旅行として、

あちらこちらを旅したいそうです。

私ひとりだと京都一択で、

旅の計画も単純なのですが…。(笑)


30 年以上も働き続けてきた Banana に、

感謝の気持ちをいっぱい込めて、

本人が喜びそうな

充実した旅のプランを立てている最中ですが、

無駄な出費は抑えつつ、

予定している予算の中で、

いくつかのプランを立てて…。

違った意味で、

なんだか私も忙しくなってきました。


次回は Banana の希望で、

金沢と北陸方面、桜の頃の京都、信州、

東京近郊の温泉数カ所、

寒くなければ軽井沢、

そして、

私の故郷 福岡へお墓参りも含めて、

あちらこちらへと旅の計画中です。


以前、こんなブログ記事を綴っていました ↓ ↓



やっぱり金沢は、

Banana が再訪してみたかった場所のようです。


これから先は、

時にはラグジュアリーな部分も残しつつ、

お得でリーズナブルな

旅のスタイルも開拓していく予定ですので、

今後は今までとは少し異なった

我が家の夫婦旅と、

シルバーライフの様子も

ブログに登場する予定です ♪

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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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