スイスの街角から

スイス在住 23 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

大寒波

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


救済

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(本日の画像は大寒波のイメージ。2012年撮影、凍りついたグライフェンゼー)

ヨーロッパ全域を襲った大寒波も過ぎ去り、

スイスにもようやく春の兆しが見えてきました。


先日のシベリアから吹き寄せた寒波では、

スイスの一部地域でで氷点下(ー)40℃を記録。

凍える寒さの続いた欧州全域では、

1週間で、60人以上の死者を出したのだそうです。


亡くなった方々の多くが路上生活者だったとの事で、

ポーランドで23人、スロバキアで7人、チェコで6人、

リトアニアとフランスで各5人。

その他の国々では、

スペイン、イタリア、ルーマニア、セルビア、スロベニア、

英国、オランダ、スウェーデン、ノルウェーなどで

死者が出てしまったという事です。


先日読んだニュースによると、

スイスでも凍える日々が続いていた時、

ジュネーブ市では、ある救済措置が行われました。

それは、ジュネーブ市内にある、

「市民用の核シェルター」2箇所をホームレスに解放し、

暖かい寝床で安心して夜を過ごせるよう呼びかけ、

市の職員の方々が働いたのです。


スイスの都市の中でも、

富裕層が多く住む事で知られるジュネーブですが、

人々が豪華なレストランで食事を楽しむ場所の、

ほんの300メートル先には、

家を持たない人々が路上(一般家屋、ビルの軒下や玄関先)

で就寝しています。


氷点下(ー)10℃以下まで冷え込む事が予想される夜、

ソーシャルワーカー達は市内をパトロールし、

人々にシェルターに移動するよう呼びかけました。


(スイス国内の各日にはシェルターがありますが、

実は自分の自宅マンションにも!

この件に触れると話が長くなるので、

これについてはまた別の機会にお話しします)


路上で夜を過ごそうとしていた人々の中には、

アフリカからの移民申請中の人もおり、

とても極寒の夜を過ごす事が耐えられないであろう、

薄着の人もいたのだそうです。


シェルターは夕方に開場され、

宿泊者には温かいスープの炊き出しと、

その場でシャワーを浴びることも可能との事。

翌朝は朝食を摂り、

午前中にはその場を出なければなりません。


これはスイスの他の地域にある

家を持たない人を救済する保護施設と同様で、

その日の就寝場所と食事は保証されるものの、

次の日には一旦その場所を出て、

翌日決まった時間に

チェックインし直さなければならないシステムです。


とはいえ、

インタビューでシェルターを利用した人々は、

暖かい部屋で、快適なベッドで就寝できた事は

本当にありがたく、とても快適だったと話していました。

このジュネーブのシェルター(200床)は、

3月末まで開放されるそうです。


大きく報道されたのは、

このジュネーブのシェルターでの保護についてだけですが、

スイスでは真冬に限らず、チューリッヒなどで、

ボランティアとして、

行き場の無い移民(移民申請中)の人々に自宅を解放し、

一時的ではあるものの、

民間で短期滞在の受け入れをしている人々もいます。


スイスでは今回の寒波の影響による死者は出さずに

終えられたようです。

公にはならずとも、

このような人々の善良な意識と行動力も重なって、

最悪の事態を免れたのだとも感じています。


上記、ジュネーブのホームレス救済シェルターにつきましては、

Swissinfo のニュース動画(日本語訳付)

でご覧になれますが、

著作権の問題などもあるようなので、

この場にはリンクしておりません。

ご興味がおありの皆様は、

検索ワード、

"Swissinfo ジュネーブ ホームレス 核シェルター"

などで検索されますと、

記事と動画をご覧いただけると思います。


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凍った湖を歩いてみた(大寒波、チューリッヒ湖 24年振りに凍結!!)

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ヨーロッパのみならず、日本をはじめ世界中でニュースとなっている

スイスを含む今年のヨーロッパの大寒波。


「チューリッヒ湖は凍らない・・」
(よほどの事が無ければ!?)


と聞いていた私ですが、

その "よほどの事" が今年の寒波なのか、

8年間スイスに住んではじめて、


チューリッヒ湖が凍っているのを目にしました


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15センチ
の厚さに張った氷の湖、

これは "
24年振り" の出来事なのだそう!!


(Swissinfo 英語版にも関連記事が掲載
Freezing temperatures bring pleasure and misery



そしてこの歳(トシ)にして産まれてはじめて、

その 氷の張った湖の上を歩いてみました!

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 湖の上に上陸~!!



おそるおそる凍った湖面を片足だけ踏み入れる私に、

既に湖の上を歩いていた人たちが、

「完全に凍っているから大丈夫、大丈夫~。」

と声をかけて下さり、

私も思い切って凍った湖の上に降りてみました。



ここ普段は湖で、いつもは当然歩く事はできません。


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スイスにお住まいのみなさまはご存知かとは思いますが、

チューリッヒ湖は三日月型をした湖です。

私の住むチューリッヒ州の町やチューリッヒの町なかの中心部では

同じ "チューリッヒ湖" ではありながらも凍ってはいませんが、

今日、ショッピングセンターを利用しようと訪れた

ザンクトガレン州の町で、

このブログでも度々夏の様子などをお伝えして参りました

ラッパーズヴィルに面したチューリッヒ湖の一部が凍りついていました。


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ちなみにここ、夏の晴れた日はこんな感じ!


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そしてこれが現在・・・。

人々が歩いているここは、正真正銘の湖です。

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普段は船が停泊していたり、白鳥などの水どりが泳いでいる場所ですが、

今は厚く張った氷で覆われ湖面を歩く事ができます。



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いつもボートが停泊している辺りは厚ーい氷が張っており、

完全にアイスリンクのような状態。


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こちらは i-phone での撮影であまりよい映像ではありませんが、

凍ったチューリッヒ湖の動画(2012年2月10日撮影)です。





九州・福岡で生まれ育ち、

大学とそれ以降は東京での生活が長かった自分にとって、

まさか、まさか、凍った湖の上を歩く日がやって来ようとは・・。

想像も出来なかった今更ながらのスイスでの初体験に、


「ああ、もう何だか、

とんでもないところに住んでいるのだなー・・。」


と感じてしまった、2月の金曜日の午後です。



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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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