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美しいお天気が続くチューリッヒ州。

自宅から眺めるチューリッヒ湖畔の風景も、

すっかり真夏の雰囲気になりました。

週の中頃は、更に気温が上がりそうです。


スクリーンショット 2021-06-14 20.23.34

さて、本日は、

スイス・フランス語圏の都市のニュースより。


ヴォー州のローザンヌ(Lausanne)では、

ヨーロッパ内でも数少なくなった

夜警がいることでも知られていますが、

ローザンヌでは今、

その夜警のアルバイト(パートタイムの仕事)

の求人募集中だそうです。↓

Guet·te de la cathédrale - auxiliaire


ローザンヌでは、

町のランドマークである

ゴシック様式の大聖堂の鐘楼に夜警が上って、

毎晩、夜10時から午前2時までの毎時間、

時刻を知らせる鐘の音とともに、

肉声で時刻を告げています。


美しい旧市街の屋根を見下ろす

大聖堂の頂上での仕事は、

15世紀から600年も続いてきた伝統で、

英語では、

タウン クライアーと呼ばれる仕事だそうです。

Hear ye, here ye! This Swiss city is looking for a town crier(The Local)

【英語ニュースより、ご参考まで】


中世の時代は町の建物が木造だったため、

町の火災は人々の生活に常につきまとい、

大聖堂の上から町を見守る夜警は

重要な役割を担っていました。


現在では夜警はほとんどが姿を消し、

ヨーロッパ内でもローザンヌを含めた

7カ所ほどの自治体でのみ受け継がれている

古き伝統であるとのこと。


この役職に就く人は、

ヴォー州にあるこの都市が

1405年以来大切にしてきた伝統を

引き継ぐことになり、

重要な役割だと言えます。


募集条件は、


● 毎晩街を見守る

● 毎時午後10時から午前2時までの時間に

肉声でアナウンス

(フランス語ですが、外国語の知識があれば尚可)

● 大聖堂の鐘楼まで53の石段を登る必要があり

● 前科がない

● 仕事中、眠ってはならない 

● 365日(1年)勤務


など

栄誉ある伝統の仕事を受け継ぐのは、

かなりハードな印象ですが、

とても誇らしい任務なのだと思います。


ここからは余談です。

上記、アルバイト(パートタイムの仕事)

と記しましたが、

スイスでは、会社勤めの正社員でも、

多くが副業を認められています。


上記のニュースはさておき、

時間が許せば、

例え会社勤めをしていても、

複数の仕事を掛け持ちすることが可能なのです。


私の夫、Banana が勤務する、

チューリッヒ州(ドイツ語圏)

に本社を置く

医療系関連の企業も同様です。

同僚達の中には副業で、

実家の家業を継いで、

舞台装置の設置などの

エンタメ関連の会社経営者と、

医療系の会社員として二足の草鞋をはく人や、

実家の農家を経営しながら、

会社勤めも続ける人、

スイス本社では会社員として働きつつ、

国外で起業している同僚も複数います。


日本のドラマを観ていると、

副業が会社にばれて、

解雇される!?

なんてストーリーも

何度か目にしたような気がしますが、

複数の仕事掛け持ちは、

スイスでは全く問題無しの、

"あるある" です。


これもまた、

大きな文化の相違だなぁと

感じたりもしています。

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