スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

在スイス日本国大使館

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


国旗撤去と、危機管理セミナー

ブログネタ
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チューリヒ市では、

ロシアとウクライナの戦争が始まった

直後の 2022 年 3 月 12 日以来、

ウクライナへとの連帯のしるしとして、

市内の 4 か所にウクライナ国旗を

掲げていました。

(冒頭と 2枚目の画像は 2022 年 4 月に撮影)

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スクリーンショット 2024-03-01 1.32.57

市はこれを、

ウクライナ国民と、

ウクライナに親戚や友人を持つ

「チューリヒ市民全員との連帯のしるし」

だと説明していて、

多くの人にとって、

ウクライナからの難民に対しての

歓迎を意味する文化の表れだと

考えられていました。


先日、戦争が始まってからちょうど

2 年が経過したことを機に、

それらの旗は撤去されることになり、

今週の月曜日に

市内の 4 か所にあったウクライナの旗が

街から消えました。


それらを管轄する

チューリッヒ市の建築建設部門の

広報担当者は新聞紙 NZZに対し、

これで団結が終わることを意味するものではない

と強調しています。


スイスの情報誌 20 Minuten のアンケートでは、

『チューリッヒにあるウクライナの国旗について、

どう思いますか?   』

の質問に対して、

「非常に良い。

引き続き掲げる必要がある」

と答えた人が 19%、

「旗を立てるのには、

ふさわしい場所ではない」

と考える人が 47%  と、

旗を立てるのふさわしい場所ではなかった…

と答えた人々が

半数近くに達しています。


人それぞれの思いは異なり、

このことに正解はないと思うのですが、

2 年間という長期にわたって

他国の旗が街の中心にはためいている姿に、

違和感を覚えた人々もいたようです。

戦争はいまだ終わっておらず、

傷ついている人々が大勢いるのに、

世界では次から次へと新しく

いろいろなことが起こり続けて、

こういったことも現実なのかと

考えさせられた出来事でした。


さて、話題は変わりますが、

昨日はリモートで、

日本の外務省が主催し、

コントロール・リスクス・グループ株式会社

によって無料で開催された、

安全対策セミナーを受講しました。


在スイス日本国大使館より

ご案内をいただいており、

チューリッヒ会場での対面セミナーと同時に

リモートでも開催されると聞き、

私は家で受けることにしました。


こういった特別な場では無い限り、

普段はなかなか耳にできないような、

リスクにどう対処するかのプロのレクチャーを

約2時間にわたって受講できて、

とても参考にさせていただきました。

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世界がこんな状況である以上、

普段は平和に思えるスイスにいても、

何らかの事故や事件に巻き込まれたり、

テロのリスクも

全くないわけではありません。


チューリッヒの会場で

実際にセミナーを受講されていた方々は、

万一の場合に備えた実技もあって、

私も PC の画面を見ながら、

匍匐前進(ほふくぜんしん)の練習を

リビングでやってみました。

初めての体験…。


万一、事件に巻き込まれた時、

身を低くすることは、

撃たれないようするための防御だそうです。

そして、

匍匐前進をして、

安全な場所までたどり着いたら、

逃げる。


実際にトライしてみると、

前に進むのがとても難しい…。

こんなに自分の体が重く感じてしまうなんて。

2 回やってみると、

1 回目よりは早く前に進めました。


他にも自分の身を護るための極意や、

実際に身の危険が迫った時の対処など、

知らなかったことを学べて、

リスクに備えることが

少しできた気がします。


これがあくまでも万一のための準備で、

実生活でやってみる機会は訪れないことを

願いました。


本日はちょっと真面目な話題に

なってしまいました。

今日から 3 月。

今月もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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配偶者(短期)ビザ再開


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日本へ入国する際の新しい情報、

外国人の配偶者と日本へ一時帰国したい

日本人家族にとっての朗報です。


この先は、

外国人配偶者が日本へ入国するための、

短期(配偶者)ビザについて綴ります。

ご興味がおありの方のみ、先へお進み下さい。


先日綴ったブログ記事の続きです。

 

夫、Banana が自身の配偶者ビザ

(2月末まで効力が休止中)と、

今後の外国人家族の入国の緩和策について、

在スイス日本大使館に

問い合わせをしてみたところ、

新たに配偶者の短期ビザの発給が

可能になったそうです。


大使館の職員の方々へも、

日本側からビザ発給再開の決定が入ったのが、

ほんの数日前だそうで、

決まりたてホヤホヤなのだそう。


大使館へ問い合わせ、

ご回答をいただいたのが1月11日〜12日にかけて。

その時点での情報です。


Banana の場合、

使用できないビザを所有しているため、

現在のビザを一旦キャンセルして、

新たに申請が必要とのこと。

短期(配偶者)ビザのルールは以前同様で、


● 日本人の配偶者で、
配偶者と一緒に入国する場合に可能

● ビザの有効期間は発給日から3ヶ月

● 申請に必要な書類は以前と同じ

● 戸籍謄本(3ヶ月以内に発行の原本)は、
新たに提出が必要


★ 日本から原本の取り寄せに時間がかかる場合、

一旦そのコピーを提出し、

後日、原本を提出でも受付ていただけるとのこと。


ビザ取得の詳細は、

大使館へ直接お問い合わせ下さい。



我が家には今月中旬まで発行3ヶ月以内の

戸籍謄本の予備があるので、

現時点で申請するかどうか、

夫婦で話し合いました。


結果、

やはり夫 Banana の

仕事上のスケジュールの関係もあり、

一緒に帰国する時期は今すぐではなく、

5月が都合が良いこともあり、

ひとまず、もうしばらくの間、

次のビザの申請は待つことにしました。


それに、

入国時にも戸籍謄本を

提出しなければならなかったはずなので、

その時点では、

3ヶ月の有効期限は超えるので、

やはり戸籍謄本は、新たに必要そうです。


私は現在のコロナ事情が少し落ち着いた頃に、

一旦一人で帰国予定なので、

都内の区役所へ出向いて、

また新たに戸籍謄本を

取り寄せようと思っています。


春になれば、

スイスも日本も、

コロナの状況が少し落ち着いて、

夫婦で帰国しやすい環境になっていること、

願わくば、

入国後の政府の指定する隔離施設での待機も、

その頃には緩和されていることに期待。


ようやく前向きになれたところに入った朗報。

また再び、登ったところを、

ドーンと突き落とされるような状況に

ならないことを神頼みしながら、

春の訪れを待つことにしました。

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緊急閣議の結果


mask

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18日、緊急開催されたスイス連邦政府の閣議にて、

スイス全土でのマスク着用が義務付けられました。




G_201018_Bundesrat_Massnahmen_gwe

マスク着用が義務付けられる場所と、その他、

閣議で決定した詳細につきましては、

この記事の下部に、

在スイス日本国大使館より送信いただいた

メールでの案内を貼り付けまておりますので、

ご必要がある方がいらっしゃれば、ご覧ください。


在スイス日本国大使館からは、

最初のロックダウン以来ほぼ毎日、

コロナの最新情報をメールで配信していただいています。


スイスでの海外暮らしにおいて、

現地の言葉でのニュースや発表を理解する事が難しい中、

スイス在住の日本人に向けて、

定期的に日本語で配信していただく情報は大変ありがたく、

いつも参考にさせていただいています。
 

コロナの第2波が欧州に到来し、

スイスでもここ1週間ほどで、

驚きほどに状況が急速に悪化しています。            

18日時点、新規感染者数は8737人。

フランスやイタリアのように、

1万人越えという数値も、

この先あり得るのかもしれません。


先週までは友人達と、

3月からのロックダウン以来の再会や、

習い事への参加などが続いていましたが、

ほんの束の間の楽しい数週間でした。

またしばらくの間は、会えそうにありません。


マスクを着用していれば、

電車に乗車する事への恐怖心は、

以前ほどは無く大丈夫なのですが、

すごい人混みのショッピングセンターや、

マスクを外して食事をしている際、

大声で話をしている人が近くにいたりする

レストランやカフェなどでは、

やはり気持ちはナーバスになってしまいます。


無駄に外出する事は自重する風潮も感じるし、

極力、買い物なども1箇所で済ませられるよう、

私個人的には、

なるべく外出を避ける生活に逆戻りという感じ。

日本で今、盛り上がっている様子の

Go To キャンペーンは、まるで夢のよう。


第2のロックダウンを避けられただけでも、

よかったと思うのですが、

再びのロックダウンに踏み込まなかった理由は、

国民に与える心的ダメージが大きすぎる、

そして経済への影響も・・。

という事から行われなかったらしいです。


本来ならば、

再びのロックダウンに突入してもおかしくなない、

現在のスイスの深刻なコロナ状況です。


★ 10月18日に開催された
スイス連邦政府の緊急閣議での決定事項 ★

(在スイス日本国大使館からのお知らせより抜粋)

1 スイス全土におけるマスク着用義務 以下の場合において、
12歳以上の人はマスク着用が義務付けられます。
(医療上の理由でマスクを着用できない人はマスク着用義務が免除されます)

(1)公共交通機関の駅(プラットフォームを含む)、
空港及びその他の公共交通機関を利用する場合に立ち入る公共エリア

(2)店舗、ショッピングセンター、銀行、郵便局、美術館・博物館、
図書館、映画館、劇場、コンサート会場、動植物園の屋内空間、
レストラン、バー、ディスコ、カジノ、ホテル(客室を除く)、
スイミングプール・スポーツジム・フィットネスセンターの受付エリア
及び更衣室、医療機関、教会、宗教関連施設、各種相談窓口、
集会所、官公庁、会議やイベント等で使用するレンタル会議室等

(3)マスク着用義務は、義務教育学校、中高等教育機関、
託児所、該当する予防コンセプトを想定している
スポーツ及びフィットネス施設のトレーニング部分にも該当します。

 2 私的イベントの規則
(1)参加者が15人を超える私的イベントにおいては、
飲食は着席時のみに限定されます。
また、着席時を除きマスク着用が義務付けられ、
一般的な衛生ルールを遵守するとともに連絡先情報の作成が必須となります。

(2)参加者が100人を超える私的イベントは、
公的イベントと同様の感染防止コンセプトを作成する必要があり、
公に立ち入り可能な施設での開催のみに限定されます。  
3 公共場所での参加者が15人を超える集まりは不可

(1)公共場所(広場、道路、公園を含む)
における参加者が15人を超える自然発生的な人の集合は禁止されます。

(2)公共場所での組織的なイベント(政治的集会、市民集会等)は、
適切な感染予防措置が講じられる場合には許可されます。  

4 レストラン等における飲食 レストラン、バー、
クラブ等における飲食は、屋内外を問わず着席時のみに限定されます。  

5 ホームオフィスの推奨 雇用主は、
スイス連邦内務省保健局によるホームオフィスの推奨事項を尊重する義務があります。
(スイス連邦政府補足説明) ホームオフィスの導入で、
特に通勤及び帰宅のピーク時間帯に大勢の人が集まるのを回避するとともに、
職場において従業員同士の密接な接触を減らすことができます。
また、万が一、新型コロナウイルス感染者が確認された場合においても、
全ての従業員を隔離しなければならないリスクも軽減されます。  

6 適用日 2020年10月19日(月)以降

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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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