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昨日会った友人から、

とても悲しい知らせが入りました。  

知人のNさんが、

まだ若くして亡くなられたという報告でした。  


日本人女性のNさんは、

結婚を機に30代前半でスイスへ来られました。

新しい環境での生活にも慣れてきて、

新婚生活を送っていた時、病が発覚。

スイスでの生活が、

ようやく1年ちょっとが経過した頃でした。  


スイスの病院で手術を受け、

その後は長い間、

治療と闘病を続けられていましたが、

とうとう力尽きてしまった。

さぞかし辛かっただろう、

無念だっただろうと思うと、

胸が締め付けられ、

昨日からNさんのことが頭から離れません。  


私は亡くなられたNさんとは

親しい間柄ではありませんでしたが、

共通の友人達を通じて面識があり、

かれこれ8年くらい前には、

グループでともに食事に出かけたり、

他の友人達と一緒に

我が家へお招きしたこともありました。  


私が最後にNさんにお会いしたのは、

もう7年前。

その時は継続していた病気の治療も

うまくいっていたようで、

体は以前よりも

ひとまわり小さくなった印象ではありましたが、

とても元気に見えました。


けれども、

病魔はその後も彼女の体をむしばみ、

ここ数年は深刻な状況であることが、

友人を通じて耳に入っていました。  

ソーシャルメディアでNさんと

繋がってはいたものの、

過去もいつもグループでの交流で、

個人的にはやり取りをしたことがありませんでした。

この7年間は、

そのグループ交流にも参加しておらず、

一歩踏み込めるほど

親しい間柄でなかったこともあり、

病状が悪化していたことは

耳には入っていましたが、

どう言葉をかければよいのか、

躊躇してしまっていた私でした。

結果、直接彼女にコンタクトすることなく

お別れとなってしまいました。

そのことをとても後悔しています。


今更言ってみたところで仕方の無いことだけど、

「そっと見守っている」と伝えれば良かった。  


この広い世界で、

スイスで彼女に出会えたことは、

何かのご縁だった・・。

Nさんはいつも明るく活動的で、

勇気のある素晴らしい若き女性でした。  


実はほんの数日前、

突如Nさんのことが脳裏に浮かび、

今、どうしているだろう?

と、思っていたのです。

数日後に友人に会う予定があり、

Nさんの近況を尋ねてみようと

思っていたところでした。

けれどもその時はもう既に、

ひと月以上も前に、

彼女はこの世を旅立った後でした。  


今は心から彼女のご冥福を祈ると共に、

命日となった日には、

これから先も彼女のことを思い出し、

静かに偲びます。

Nちゃん、貴女のことは忘れません。

どうか、ゆっくりと休んで下さいね。  


他界した私の母の年齢まで、

私ももう、あと10年ちょっとで到達します。

自身の身にも、

いつ、何が起こるかはわからない。  


まだ終わりの見えないコロナ禍の中、

様々な別れもあり、出会いもあったここ1年。

お互いに生きていても、別れはあった。


制限されることが多いけれど、

人に迷惑をかけない可能な範囲で

やりたいことをやって、

周りの人を大切にしながら、

これからの人生も、

悔いの無いように生きていこうと思います。

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