「スイスの街角から」インスタグラムは こちらです★
前回のブログ記事からの続きです。
先週7月9日、
SWISS(スイスインターナショナルエアラインズ)
の飛行機で10日に成田空港へ到着後、
14日間の自宅待機も、
ようやく半分の1週間が経過しました。
成田空港で受けたPCR検査の結果は「陰性」で、
相変わらず健康状態には何も変化なく、
適度に体を動かしながら、一人、
都内の自宅マンションで元気に過ごしています。
さて、今回は、
自宅からチューリッヒ空港に向かい、
日本行きの飛行機に乗るまでのお話です。
従来のSWISS便(東京行き)は、
13:00にチューリッヒ空港発でしたが、
新型コロナウイルスの影響で運休後、
週2便の運行で復活した時から現在に至るまで、
"夜便" に変更になっています。
現在のLX160便は、
22:40 チューリッヒ空港発です。
チューリッヒ空港までは、
夫 Banana が車で見送ってくれました。
空港が近づいてくると見えてくる、
こちらのピカピカの巨大ビルは、
今年オープン予定の、
「ザ・サークル - チューリッヒ国際空港」
(The Circle at Zurich Airport)です。
「ザ・サークル - チューリッヒ国際空港」
の建設については、
どこが? 誰が? 勝ち取るか、
世界的コンペで争われましたが、
日本人建築家の山本理顕さん
【山本理顕設計工場】が、
見事に国際コンペで勝ち、建設に至りました。
コロナの影響で時期は多少ずれるのかもしれませんが、
当初の予定では、
今年、年内に完成予定でした。
いずれにせよ外観を目にする限りは、
ほぼ完成間近の様子。
チューリッヒ空港にもうすぐ、
巨大で近代的な新しいスタイルの「町」が完成します。
余裕を持って少し早めに自宅を出発したため、
19時30分には空港に到着しました。
下の画像の時点で20時過ぎ。
夏のヨーロッパは日が長いです。
自宅でウェブチェックインは済ませていましたが、
荷物の預けだけをするため、
航空会社カウンターに行きました。
普段なら、多くの旅行客で賑わう空港のホール。
ロックダウン中の閑散としていた時の
ニュースの画像に比べると、
現在は学校も夏休み中で、
大人も夏のバカンスシーズンなので、
団体のカウンター付近は、
グループ客らしき旅行者が集まっていました。
みんなマスクは着用していますが、
並び方は結構な密ですね・・。
私達が空港に到着した時、案内役の係員から、
それらの旅行客は明日の便に搭乗する旅行客で、
荷物のチェックインに来た人達だと
聞かされました。
チューリッヒ空港でSWISSを利用する際、
預入れ荷物は24時間前から受け入れ可能なので、
翌日の便で出発する際、
前日でも荷物をチェックインできます。
私もSWISSが13:00発の出発の時は、
前日、Banana の仕事が終わった後に
車で空港へ行って荷物を預け、
出発当日は公共交通を使用し、
空港へ向かう事もありました。
日本行きのLX160(現在のスケジュール)は、
この日、チューリッヒ空港を出発する
最終便の飛行機でした。
無事に荷物を預けて、
スイスに残る Banana にしばしの別れを告げ、
手荷物検査へ。
(Banana は英国人なので、
現在は日本に入国できないため、一緒には帰れません)
いつもなら、
左手にビジネスクラス、
右手にエコノミークラスの長い列ができている
荷物検査へと進むホールは、誰も並んでおらず、
私一人でした。
航空カウンターの係員、荷物検査場、
この先の出国審査、
どの場所でも、
空港スタッフや係員、審査官達は
皆フレンドリーだった事が、
少し不安だった気持ちを
大きくリラックスさせてくれたように感じます。
荷物検査を終えて出発ロビーへと入ると、
まあ、びっくりでした。
だーれもいません。
本当に閑散としています。
いつもは賑わっている、
軽食も取れる空港が一望できる
眺めの良いバーラウンジも、
もちろんクローズされています。
免税店も、他のお店も全部閉まっています。
SWISSの日本行きの便が最終の飛行機なので、
お店は昼間は開いていて、
この時は既に閉まっていたのだろうと思います。
それにしても、
年に何度も利用するチューリッヒ空港が、
こんなに静かだったのを、初めて目にしました。
LX160便は、
Eゲートから出発する事が多いのですが、
この日はEゲートはクローズされており、
Dゲートからの出発でした。
Dゲートの出国審査を終え、
ゲート内を歩いていると、
同じ便に搭乗される日本人らしき
乗客の方々の姿がありました。
みなさん私同様に、
余裕を持ってかなり早めに到着されていたようで、
Dゲートの搭乗口番号がまだ表示されておらず、
待合所で待たれていました。
最初に立ち寄ったチェックインカウンターでは、
SWISSのラウンジがオープンしていると
聞いていましたが、
実際には閉まっていて入れなかったので、
私もそのスペースで待つことに。
日本人同士、暗黙の了解で、
ソーシャルディスタンスを保ち、
座って待ちました。
空港内は、
どこもかしこも綺麗に掃除され、
とても清潔に保たれていました。
30分ほど待ち、搭乗口の番号が出たので、
エスカレーターで降りて、
階下の搭乗口が並ぶフロアーへ。
ここでは、先ほどの場所よりも、
多くの日本人の方々が出発便を待っていました。
私がもう一つ驚かされたのが、
意外にもお子様連れで帰省されている方々も
多かった事。
個人的な想像では、
この状況で日本に帰国しようとするのは、
私のように一人旅の人が多いのかと、
勝手に思っていましたが、
夏休みに入って間もない時期だった事もあり、
お子様連れの日本人のご家族、
または、
現地でご結婚され、
赤ちゃんだけを連れて帰られる様子のママさん達の
姿もありました。
現状では、
英国やスイス国籍では、他の欧州の国々同様、
日本には入国できませんので、
お母さんが日本国籍の場合、
お子さんを連れて単独で日本に帰省されるか、
今は戻らずに待つか・・。
そこにいた人々、みんな十人十色で、
それぞれ異なった環境や状況で、
思い思い決断しての、
日本帰国だったのだろうと思います。
空港内はトイレもすごく綺麗に掃除され、
清潔に保たれていました。
個室が綺麗なのはもちろん、
トイレ内にはゴミ一つ落ちていないし、
ゴミ箱も空になっていました。
むしろ、コロナの前よりもずっと綺麗でした。
最終便だったので翌日の朝のために、
前の日の夕刻、
早めに掃除を済ませていたのかもしれません。
搭乗口前のトイレ入り口は、
ドアノブに手を触れなくてよいように、
自動ドアになっていました。
ちなみにスイスの企業でも、
正面入口を自動ドアに変えたところもあり、
夫 Banana が勤務する会社もコロナ以来、
正面入口が自動ドアにリニューアルされました。
今度は搭乗口前の待合スペースで、
ここでも1時間ほど待ちました。
が、
もうここまで来れば、
夢にまで見たと言っても過言ではない、
日本への飛行機は必ず飛ぶはず。
待つことの長さや、
コロナへの不安も忘れかけていました。
実は今回は、
元々は東京オリンピックを見るため、
1年前からANAを通して、
航空券を購入していました。
この予約のまま、日本へ帰国するかどうか。
ギリギリまで悩み、戻る事を決意しました。
日本行きは、SWISSの直行便。
スイスへの戻りは、
ANAのミュンヘン経由でした。
航空券は、
変更できないタイプのチケットで購入しましたが、
春の帰省予定の無料払い戻しの時に続き、
今回もANAさんの臨機応変なご対応で、
無料で日程変更の手続きをしていただけました。
日本行きの便はSWISS直行便のまま。
スイスへの戻りの便は、
現在ANAのミュンヘン便が飛んでいないので、
初めてロンドン経由の便に振り替えていただきました。
行きの飛行機の7月分スケジュールが確定したのが
6月後半です。
そこから、あれやこれやと、変更手続きや、
成田空港に到着後のハイヤーの手配も。
まだ2週間先だと思っていた日本帰省が
いきなり1週間後に迫り、
嬉しい反面、
大丈夫なのだろうか?(いろいろな意味で)
という気持ちで不安な日々を過ごしました。
空港まで見送ってくれた夫いわく、
日本へ出発するまでの10日間、
私の様子はかなり不安定で、
明らかに通常とは異なり、
おかしかったのだそうです。
自分でも、
かなりナーバスになっていたのは分かっていましたが、
そんなにヘンだったとは・・。
ブログを読んでくださっている方々に、
その兆候が伝わっていないとよいのですが。
日本に帰りたい・・。
でも、日本に戻ってくるなと言われたら、どうしよう。
(一般的に、海外在住の日本人が抱いている不安です)
自分はピンピンしているけれど、
万一、迷惑をかけたらどうしよう。
移動中にコロナに感染してしまったらどうしよう。
「どうしよう、どうしよう、どうしよう。」
こればかりを考えながら、
最終的に決断した今回の日本帰省でした。
いろいろなパターンを考えてみても、
それでもやっぱり、
日本に帰ってきたかった。
そのような思いもあって、
出発の前日まで、
飛行機が欠航になっていないかどうか、
日に、何度も何度もチェックしました。
前日もウェブチェックインできてようやく、
"明日は予定通りに日本に向けて飛べるんだ!"
という実感がわいてきました。
そんな事を思い返していると、
出発までの1時間は、
あっという間に経ちました。
搭乗開始のアナウンスがあり、
いよいよ日本に向けて出発!
(続きます)
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