スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

一人旅

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


京都大原三千院(続き)と駅前ホテル


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日本一時帰国中の旅の記録の続きです。

今秋の最初の京都訪問は

雲ひとつ無い快晴の 1 日でした。

懐かしい友人との再会が

目的でしたので、

東京へ日帰りの予定でしたが、

天気予報をチェックすると、

翌日も暖かな晴れの秋の 1 日になるとのこと。


その日(11月21日)時点での、

「そうだ 京都、行こう。」の紅葉情報も、

見頃と表記されているところも増えてきていて、

これはそのまま東京に戻るのはもったいな…

と思い、

急遽前々日に決めて、

京都で 1 泊することにしました。

前日インスタグラムの画像と映像で綴った

ブログ記事の続きです ↓ ↓




その翌週に 4 泊したホテルは

春から予約をしていたので、

少しリーズナブルな価格で

予約ができていましたが、

全体的にみて、

紅葉真っ盛りになった京都のホテルの、

それは、それは、宿泊料の高額なこと。


ここ数年、

同じ時期に京都に滞在していますが、

一部のホテルでは宿泊料金が以前と比べて

3 倍近くまで跳ね上がっているところも

あります。

京都でのいつもの定宿は、

とても一人で宿泊できる金額では

なくなってしまったので、

この日は京都駅前にあるホテルに

宿泊しました。


1泊でお世話になったのは、

都ホテル京都八条。

建物自体は少し古いのかなと思いましたが、

宿泊した客室(本館プレミアムフロア ダブル)は、

2023 年に改装リニューアルされたばかりの

綺麗なお部屋でした。


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夕刻にチェックインして、

シャワーを浴びて眠るだけ…。

ファシリティはほぼビジネスホテルかな

という気はしましたが、

この日はこれで十分でした。

翌日は朝食もしっかりといただく ♪

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京都駅近くに泊まりたかったのは、

翌日は大原まで足を伸ばしたかったから…

というのも理由です。


大原のエリアは公共交通では

行きにくいという印象と、

中心地から少し遠いという印象がずっとあり、

まだ一度も訪れたことがありませんでした。


大原への公共交通について調べてみると、

京都では私は極力利用するのを避けている

バスでしかなさそう…。

宿泊したホテルからだと、

京都国際会館駅前からか、

京都駅前から大原までのバスで。

距離的には京都駅から乗車した方が

時間がかかりますが、

国際会館駅前まで地下鉄で移動するよりも

手っ取り早い気もしたので、

今回は京都駅からバスに乗車。

各駅停車の路線バスで、

乗車時間は約 1 時間 10分ほど。


京都大原三千院を訪れる人が多く、

紅葉シーズン中のこのバスは

非常に混み合いますが、

京都駅前が始発なので、

少し早めに行って並べば、

必ず座ることができるという情報を頼りに、

私もバスの発車時刻を調べて

少し早めに行ってバスを待ちました。


やはりバスは最終目的地の大原まで、

ぎゅうぎゅう詰めの大混雑でした。

座れて良かった〜。


大原のバス停に着いたら、

帰りのバスの時刻をチェックして、

三千院への → に沿って、大原三千院へ…。

バス停からは、

徒歩で 13 〜 14 分くらいだったと思います。


途中、清流の流れる川沿いにある

お土産物屋さんもちらりと眺めながら、

ゆっくりと歩きました。

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バス停から東へ向かうこの散策コースは、

「響の道」と呼ばれているそうです。


目的地の大原三千院へ到着すると、

午前 11 時ちょっと前の時点で

すごい人混みでした。

写真は人が入らずにお寺の正面を写すことは、

まず不可能な状態。


かつてのイメージの大原三千院というと、

とても静かな京都郊外にあるお寺が

いくつか点在している…

というのを思い描いていましたが、

あまりの人の多さに、

ちょっと圧倒されてしまいました〜。


けれども、

一歩お寺の敷地へ足を踏み入れると、

木々の葉の紅葉はほぼ見頃で、

ところどころでは、

赤とオレンジと黄色と緑のグラデーションが

それは美しく、

ああ、やっぱり思い切って遠出をして

良かったと心から思いました。

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この時期に京都に出かけようと

心に決めたからには、

人の多さは仕方ないと思い出かけています。

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この翌週に訪れたお寺では、

早朝参拝の拝観券を購入していたり、

比較的のんびりとした郊外のお寺なども

訪れましたので、

この日が一番の混雑の中の参拝でした。

きっと春の桜の時期も、

同じような状況なのでしょう。


大原三千院は大原地区の中でも、

一番旅行者が多く訪れるお寺だそうです。

本当は寂光院にも立ち寄ってみたかったのですが、

大原三千院は思っていた以上に広く、

紅葉を眺めながら、

ゆっくりとお寺の中も

見学をさせていただいたので、

意外と時間を費やしてしまい、

今回は大原三千院だけで終了。


次は大原のバス停から西へ向かう

「花の道」を歩いて寂光院や、

他の大原地区のお寺も

ぜひ訪れてみたいと思います。


帰りのバスは、

大原から国際会館駅前行きに乗車し、

そこから京都駅まで地下鉄で移動しました。

時間からすると、

こちらの方がずっと早く着きました。


新幹線に乗車する前に、

京都駅のジェイアール伊勢丹の中にある

お気に入りのお店で

おうどんの定食を食べました。

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慌ただしく過ごしているうちに、

あっという間に 12 月…。

今年ももう師走だなんて、

信じられないくらい

時間の経過が早く感じられます。


今年最後の月となりましたが、

今月もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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秋の京都大原三千院


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日本一時帰国中です。

ジャパン・レール・パスを使用しての旅、

次は京都へ。


紅葉が始まった京都大原三千院を訪れました。

先日の長野県 松本市と同様で、

詳細記事へまた後日になりますが、

まずはインスタグラムの画像と映像で、

錦繍の大原三千院をお届けします。


秋の京都一人旅、続きます。

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秋の京都、早起きは三文の徳を体感した朝


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今朝は早起きをして、

京都 「東福寺」の

早朝先行貸切拝観に行ってきました。


JR東海のパッケージプランで、

完全予約制の1時間貸切。

一般の拝観時間

(通常朝9時、11月〜12月初旬の

紅葉ピーク時は朝8時30分)

よりも前に、

予約者にだけ解放していただき、

混み合う前の紅葉を楽しめるという

魅力溢れたプランです。


朝が苦手な私が、

早朝7時には現地へ集合し、

7時30分から入場。

1時間ゆっくりと、

美しい紅葉の景色を堪能し、

朝の散策をしてきました。 

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早起きは三文の徳を体感した朝でした。

散策を終えて、

ホテルに戻ったのは朝9時ごろ。

朝食の提供時間に十分間に合いました。

一仕事終えた後の!?

朝ごはんは格別に美味しかった〜 ♪

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東福寺の紅葉ついても、

前回の瑠璃光院とともに、

また、じっくりと綴ります。

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初の一人フレンチ、美食を味わう(後半)〜 ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 熱海 3


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前回の記事、

初の一人フレンチ、美食を味わう(前半)〜 ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 熱海 3

からの続きです。


3杯目のワインは、

見覚えのあるこのボトルのカタチ!

よくスイスの自宅からも訪れる、アルザスのワイン ♪

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● 肉料理

熱海で獲れたイノシシのバテアンクルート 

腿肉とカーボロネロのカルボナーラ  グランヴヌールソース

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猪のお肉は普段は好んでいただくお肉ではありませんが、

このお料理はソースともとってもよく合って、

パイ包みの中のお肉もジューシーで、

すごく美味でした〜。

見た目も味わいも、シェフの素晴らしい「作品」でした。


私は赤ワインはあまり好まないので、

お肉料理も白でアレンジしていただけるよう、

事前にお伝えしていたのですが、

ソムリエが選んで下さったワインはお料理にもよく合いました。


チーズはワゴンより。(冒頭の画像)

スイスに住んでいながら、

チーズはどちらかというとあまり好物ではないのですが、

フランス料理の後にいただく場合はまた別です。

においの強い物はあまり得意ではない事だけをお伝えし、

お任せして取り分けていただきました。

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● デザート

お抹茶 "千世木ノ昔" の温かいビスキュイ  ガラスヴァニーユ

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素材を重視したシェフのお料理は、

全てが洗練されており、すごく美味しくて、

一人、小声で唸りながら、全お皿を完食しました。


私が予約した時間(18:30) に到着した頃、

ダイニングではすでにお食事が始まっており満席でしたが、

お食事が終わる頃には

ほとんどのみなさんが席を立たれていました。


余談ではありますが、

日本は夕食の時間が早い事も、海外に住んでみて感じたコト。

ヨーロッパのリゾートだと、

早くても、

19:00〜19:30くらいから夕食を始める事が多いです。

ヨーロッパと一言で言っても、

例えば、スペインやイタリアなど、もっと遅い時間の場所もありますが・・。

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初めてのおひとりさまフレンチの体験でしたが、

給仕をして下さった係の方々もソムリエも、

みなさん親切で、とてもご丁寧に対応下さいました。

食事は夫と出かける時と同じ、

普段通りに美味しくいただき、

ギャルソンやソムリエの方々とお話をしながら、

とても素敵な美食の夜を過ごす事が出来きて、

自分にとっての貴重な体験にもなりました。


特にソムリエは、スイスのワインに興味を示され、

ティッチーノ地方白ワイン「白いメルロー」

(以前このブログでもご紹介しました "ビアンコメルロー")

のお話をしたところ、とてもご興味を持たれたようです。

通常、メルローの品種は赤ワインに使用されます。

おそらくメルローを白ワインに使用しているのは、

世界広しとは言え、

スイス・イタリア語圏のティッチーノだけだと思います。

スイスではワインはほとんどが国内だけで消費され、

国外にはあまり輸出されないため、

こんな、自分にとっての日常的な普通のトピックでも、

専門家の方がご興味を示される話題なのだなぁと、

こちらもまた、興味深く感じました。


最後には、シェフもご挨拶にテーブルまでお越し下さり、

色々とお話ができて、とても良い思い出です。


今となっても、

このランクのフレンチレストランに

一人で出かける自信は、自分にはまだまだ無いので、

利用しやすい宿泊付きのレストランで

このような経験を重ねられた事はよかったと思います。


もちろんこちらの宿泊施設は、

いつも利用できる金額ではありませんが、

今回の旅は、自分が貯めたお金で、

今後の人生経験への糧ともなるべく、

自分へのご褒美と言うと、ちょっとおこがましいけれど、

ある意味、投資の意味も込めての出費なので、

とても有意義な時間を過ごす事が出来たし、

いろんな意味で学べた事もあり、満足でした。


とは言え、次回は、

やっぱり夫 Banana と一緒にお邪魔してみたいと思います。

Banana もとても好きそうな場所である事は、

先に自分が訪れて実証できたので!(笑)


次回、朝食の様子を綴り、

今回の熱海レポートは完結予定です。

(続きます)


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初の一人フレンチ、美食を味わう(前半)〜 ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 熱海 3


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超斬新なデザインの温泉!〜 ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 熱海 2


からの続きです。


部屋の温泉でお湯に浸かった後、

いよいよ今回の熱海の旅のメインでもある、

美食ひらまつさんのフレンチを味わいにダイニングへ向かいました。


こちらがその日にいただいた、2月のメニュー。

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いつもワイン選びは夫に任せきりの自分は、

今回は一人だったので、

お料理に合わせたワインペアリングのコースを

事前に申し込ませていただきました。


まずは最初の1杯のシャンパンで一人カンパイ。

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最初の乾杯は、いつも夫と一緒か、

友人たちと賑やかに行う事が多いので、

ここだけはちょっぴり寂しかったかも。


しかし、お料理のコースがスタートすると、

そんな気持ちはすぐに吹き飛び、

素晴らしいお料理の数々にひたすら舌鼓を打つ事となります。


● アミューズブーシュ

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何気に見えるこの小さなパンには、

季節の味の桜海老が練りこまれ、

口にすると、ホワーっと桜海老の香りがして、

お料理はまだ本格的にはスタートしていないのに、

これだけでおかわりをしてしまいたいくらいの美味しさでした。


● 前菜1 

松葉ガニとオシェトラキャビア

蟹の身がたっぷり〜。トッピングの泡泡はシャンパンの泡

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ワインはソムリエの方がお気遣い下さり、

好みを考慮した上で、お料理に合うワインを選んでいただきました。

最初に何杯くらい飲みたいかを尋ねられ、

最初のシャンパンは別で、お料理に合わせて、

グラスで3杯いただきたい旨をお伝えしました。

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● 前菜2

小田原港から届いた金目鯛の炙りと蕪とアボカドのラビオリ

見た目もとっても美しい一皿です。

オレンジ色は、湯河原産のダイダイでアクセント。

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● 魚料理

千葉県キレド農園のちぢみホウレン草と三陸黒鮑のムニエル、

大好きなあん肝のソース ♪

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2杯目のグラスワイン

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● 魚料理

熊本天草天然クエのヴァブールと焼き雲丹

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お口直しは、

● 静岡県産金柑のソルベ

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今回の記事は写真が多めなので、2回に分けてアップします。


この後、メインのお料理へ。


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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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