スイスの街角から

スイス在住18年目。 チューリッヒ湖のほとりに、英国人の夫と共に住んでいます。 カルチャーショックでいっぱいの実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

ロープウェイ

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モンブランとエギーユ・デュ・ミディ展望台(2012 フランス旅行 7.)

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災い転じて吉と出た日・・。(フランス旅行 6.)


からの続きです。


早朝から一転二転し、心の中は期待と不安でとても長く感じられた朝。

何とか無事にエギーユ・デュ・ミディの展望台に到着しました!


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前の記事で記したロープウェイのテクニカル プロブレムについては、

結局何が原因であったのかの説明が一切無かったため

詳細は判明しなかったけれど、


「登っている途中でゴンドラに何かあったら・・!?」



なんて不安は不思議にも一切感じず、


西ヨーロッパ最高峰の山をすぐそばで眺める期待でいっぱい。


途中プラン・ドゥ・レギーユで別のロープウェイに乗り換えて頂上へ。

ロープウェイの乗車時間はそれぞれ10分程。

眼前に迫り来る山々とモンブランの頂上を眺めながら、あっという間に到着。


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普段はこの時間(午前10時少し前)には

既に込み合っているはずの展望スペースも、先の記事にて述べた通り、

私達のゴンドラがこの日の展望台への到着第1班であったため、

人影もまだまばら・・。


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写真中央の丸みをおびた頂きが、

展望スペースから眺めた、

モンブラン(MONT BLANC)4,810 m の頂上。



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このブログをご覧のみなさまはおそらくご存知でいらっしゃるとは思いますが、

念のため記載させていただきますと、

ケーキのモンブラン(
Mont Blanc = フランス語で白い山の意味)

はこの形から来ています。


4,000 メートル近くの展望台は結構な強風で、

(髪の毛がふり乱れているのは風にあおられているため)

この日、この場所の体感温度は "マイナス7度"  前後。


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展望台から見渡せる山々の地図を見ながら、

眼下に広がる雲海と山々を眺めます。





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こちらはこのあと登った、

もう一つの高い場所にある展望台(記事・冒頭の写真)から眺めた現在の場所。


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反対側に見える、フランスとイタリアの国境にある山、

グランド・ジョラス(
Grandes jorasses 4,208 m)の北壁は、

ヨーロッパ・三大北壁の一つでもあるのだそうです。

[欧州三大北壁 = スイスのマッターホルン、同じくスイスのアイガー、

そしてこの、グランド・ジョラス)



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雪山を散策している人々の姿も・・。




この展望台から、

岩をくりぬいた中に設けられた
高速エレベーターにて、

更に一番高い上の展望台へ。


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エレベーターも "テクニカル・プロブレム" で30分後から運行との事で、

しばしの間、ここの展望台で景色を堪能し上へ。

エレベーター再開のアナウンスと供に一斉に並ぶ列が出来ましたが、

さほど待つ事はなく、なんとか2回目で登る事が出来ました。



こちらはシャモニーからロープウェイにて、

エギーユ・デュ・ミディの展望台へ登って行く様子と、

この展望台からのモンブランとアルプスの山々の動画。(2012年7月30撮影)







(エギーユ・デュ・ミディの展望台、一番高い場所から眺めるモンブランと、

なんと スイスまで 見渡せた頂上の様子へと続きます。)



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災い転じて吉と出た日・・(2012 フランス旅行 6.)

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シャモニーの町 夜の風景  からの続きです。


いよいよモンブラン観光の日、雲一つ無い快晴の朝。


ここでまずモンブランの事を詳しく記しておきますと、

モンブランはフランスとイタリアの国境に位置する

ヨーロッパアルプスの最高峰で標高が 4810,9 m。

ヨーロッパではロシアのエルブルス山に次いで高い山であり、

西ヨーロッパでは最高峰の山です。(Wikipedia より)


一般の旅行客がモンブランを観光する場合、

モンブランを真正面に眺められる


エギーユ・デュ・ミディの展望台 3842 m



へ、ふもとの街シャモニーからロープウェイで、


途中、プラン・ドゥ・レギーユ乗り換えて、

エギーユ・デュ・ミディへと登ります。


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ロープウェイの運行時間は季節により異なりますが、

私達が訪れた夏期の運行スケジュールによると、

朝一番の始発は 6時30分。


当日チケットブースで並んでもチケットは購入出来るとの事ですが、

当日の窓口での混雑を避けるため、

私達は事前にインターネットで朝9時出発のロープウェイの予約をし、

チケットは宿泊ホテルにて購入。

(スケジュール・運賃と予約は こちらから → chamonix.com 


ホテルの方に勧められて購入したチケットは

2日間有効のマルチパス 65.9ユーロ(期間はいろいろ有り)で、

エギーユ・デュ・ミディの展望台へのロープウェイ、

そこから頂上の展望台へのエレベーター、

先の記事にてご紹介致しましたモンタンヴェールへの登山列車、

及び氷河まで下るゴンドラの利用も、期間内はすべてこのチケット1枚でOK。


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当然の事ながらその日は早起きをしてホテルで朝食を済ませ、

乗り場へ早く到着すれば、予約をした9時の便よりも早い便に乗れるかも?

などというかすかな期待を込め、午前8時過ぎにはホテルを出発。

(ホテルから乗り場までは徒歩7~8分)


しかしロープウェイの乗り場が近づき、

山を見上げて見ると・・


既に運行しているはずのロープウェイが動いていない。


とてもいやーな予感にかられたものの、

強風で運行休止になる事は度々あるとは聞いてはいながらも、

その日はピーカンのお天気で風も吹いておらず、

そんなまさかの事はあろうはずもないと信じ、

とりあえずは乗り場へと向かいました。


しかし乗り場についてみると、

ずらーりとチケットブースに長蛇の列。

やはりロープウェイは朝8時を過ぎた時点で動いていない様子。


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予約はしているし、

チケットも既に持っていてその場で購入する必要のない私達夫婦は、

取りあえずは現状を把握しようとインフォメーションで尋ねてみたところ、

"テクニカル・プロブレム" により、

ロープウェイは朝から運行されていない・・。


私達の場合、チケットは既に購入済みであったので、

チケットブース前の列に並ぶ必要はなく、

次の案内があるまで、乗り場付近で待機して下さいとの事。

やむ終えないので言われるままにしてみたものの、

アナウンスがフランス語と英語で流れ、

現在復旧中につき、次の案内の8時30分まで待って下さい。

その後は、同じようなアナウンスが次は9時、

その次は9時半まで待って下さい・・。 と続き、

私達の前から乗り場付近で並んでいた日本人カップル

(日本語のガイドブックをご覧でした)やフランス人らしきカップル

は9時を過ぎた辺りで諦め、乗り場の列から離脱。

気がつけば私達は乗り場の列の一番前で待機している状態。

その他のチケットは持っているらしい乗客たちは、

列には並ばずに乗り場付近で待機。


その時つくづくと感じた事、

そこがスイスならば、

何となくどのくらいで復旧できそうだとか、

今日はもう無理で運行は停止だとか、

何らかの補足インフォメーションがありそうなものの、

しかしそこはフランス。

何時頃がめどなのかも、復旧出来そうか否かも、

また、それがロープウェイの機材事態のトラブルなのか、

コンピュターのシステムの問題なのか? 

全く何の説明のないまま、


" 次の案内は何時、その次は何時・・"


と同じアナウンスが繰り返される事にさすがに不安を覚え、

9時半のアナウンスまで待ってみて、全く状況が変わらなければ、

今回は縁が無かったと思って諦めるしかないのかも・・。

と、夫 Banana と話していたその時、

目の前の閉鎖された自動ドアの奥で急に人がざわざわと動き始め、

慌ただしくスタッフが出入口を出たり入ったり。


ネガティブな気持ちは一変し、

そこはフランスなんだから、9時半の案内ってアナウンスされても、

その前に予告無しに状況が変わる事もあるに違いない・・

との勝手な期待が大当たり、

何の前触れもなく、9時20分頃に目の前のゲートが開かれ、

一応(9時の)予約確認書を見せようとはしたにも関わらず、

どうやらそんな状況に陥った事により、

その時は予約は関係無しになっていたようで、

チケットだけをチェックされロープウェイの乗車場へ。

もしもそのままロープウェイが動かなければ、

チケットは無駄になってしまったかもしれないけれど、

結果的には、

自分たちにとってはチケットを前日に購入していた事により、

そのまますんなりとロープウェイに乗車できる運びとなったのです!



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しかも、前に並んでいた人たちは途中で諦めていなくなっていたため、

(きっとずっと朝早くから待っていたのでしょう・・。)

私たち、正確には「私」はその日のロープウェイの最初の乗客


第1号となったのでした。



一時は最悪だと思われた状況が、

結果的には1時間ほどそこで待っただけで、

その後は普段ならば既に込み合い始める時間帯の山の頂上に、

最初のグループの一人として降り立てた・・。


まさに

「災い転じて吉と出た」



偶然にしてはあまりにもラッキーな朝でした。



(フランス旅行 7. へと続きます。)



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ヨーロッパ最長のロープウェイでアルプスへ(スイス・メンリッヒェン)

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アルプスの山をハイキングの朝、

天気予報はピッタリ当たり、早朝から快晴!


いざ、
メンリッヒェン(Mannlichen 2225メートル)へ向け、

ヨーロッパ最長のロープウェイ(ゴンドラ)に乗車するため、

グリンデルワルトを出発し、お隣りのグルントまで移動。

グリンデルワルトからは車で約5分。

登山列車の場合には、クライネシャイデック方面に向かう列車の

グリンデルワルトの次の駅がグルントです。

グルントの駅からロープウェイ乗り場までは徒歩3分程。

ロープウェイ乗り場の前には大型駐車場(料金:1日5フラン)も完備。


ここがロープウェイ乗り場。

現在は ヨーロッパ最長 すが、

かつては "世界最長" だった事もあったのだそうです。


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ここからヨーロッパ最長のゴンドラで約30分でメンリッヒェンへ。

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のどかな田園風景や、美しいアルプスの山々を眺めながらのゴンドラの旅。


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そして、見えましたよー、マーモット!

アルプスの少女ハイジのアニメで、

ハイジがいつも「かわいいの」と呼んでいた、

あの人なつこそうな高山に生息する小動物です。

アニメの通りとても動きが早く、撮影する事は出来ませんでしたが、

夫と共に、「カワイイー!!」と、大興奮。


ちなみに マーモット(marmot)
とはこんな感じの動物です。

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これは自宅用に購入した

ポストカードを

撮影したもの












ガイドブックに記載されていた通り、

牛のカウベルの音を遠くに聞きながらの30分はあっと言う間。


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そして メンリッヒェン(2225メートル)に到着です!

(ここにも日本語の文字、しかもドイツ語の他は "日本語だけ" ある事にご注目下さい。)

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ゴンドラを降り、乗り場出入り口を外に出て、

最初に目の前に飛び込んで来た景色がこちら!

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またまた、「すごい!!」と声をあげてしまった事は言うまでもありません。



ベルナーオーバーラント地方のこの辺り、

スイスアルプス、ユングフラウ・アレッチ

Swiss Alps Jungfrau-Aletsch)は、

"ユネスコの世界遺産" (自然遺産)に登録されています。



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メンリッヒェン山頂にはレストラン(宿泊施設完備)があります。

ここで一夜を過ごせば、夕暮れ時と朝の、

美しいアルプスの大自然を満喫できる事でしょう・・。

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まずは乗り場から少し離れた眺めのよい展望スペースで素晴らしい景観を堪能。


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遥か彼方に見下ろすのは、ヴェンゲンとラウターブルネンの村々。


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素晴らしい景色を楽しんだ後は、

いよいよアルプス三連峰(オーバーラント三山)を眼前に見渡しながら、

クライネシャイデックまでの

「Panoramaweg」(パノラマヴェック=パノラマの道)

と呼ばれるハイキングコースへ出発!


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目の前に見える尖った山はチュッケン(2521メートル)

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ここからクライネシャイデックに向かい、

なだらかな下りコースを約90分かけて、

アイガー・メンヒ・ユングフラウのスイスアルプス三連峰を眼前に眺めながら、

絶景ハイキングのスタートです!



この記事は、

アイガー北壁を眼前にのぞむ (動画) からの続きです。




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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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