スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

モンブラン

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


ヴァーミセルの季節

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スイスの人々が大好きな秋のデザートが、

「Vermicelles」

ヴァーミセル(ヴァルミセル)です。


日本のモンブランに似た見た目で、

栗のペーストを使用したお菓子ですが、

名前の由来は、

イタリアのクネクネしたパスタ、

"ヴェルミチェッリ" なのだとか。


スイスのヴァーミセルは、

栗 100% のペーストを使用。

スポンジ部分がなくて、

生クリームを添えていることが

多い印象です。


秋になると、

国内のレストランでも

人気のデザートとして

登場しますが、

スーパーでも販売されます。


味は栗のペーストが濃厚で、

甘さは意外と控えめで美味しい〜。

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最近では、

日本のモンブランのように、

タルトになったものや、

スポンジもついて、

ケーキタイプになったのなどもあり。


スーパーでは、

ヴァーミセルを家庭で作る道具も

販売されています。

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栗のピューレ部分は、

常温か冷蔵のパック入りで

販売されているので、

これまた美味しい

スイスの生クリームも使用して、

家庭で気軽に楽しめるデザートとしても、

親しまれています。

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英国人夫の知らなかった一面、そして高山にはご注意を!(2012 フランス旅行 9.)

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スイスまで見えた! 感動のモンブラン(フランス旅行 8.)

からの続きです。



突然エギーユ・デュ・ミディ展望台の上空に現れたヘリ。

これは展望台の改築・補修工事に使用するための

資材を運ぶためのヘリコプターでした。

スイスの場合でも、このような山岳地帯へ物を運ぶ必要性のある場合、

ヘリコプターが使用されます。


(今回はその方法を動画に納めておらず無関係ですが、

昨年旅したスイスの世界遺産、ラヴォーのブドウ畑の「ブドウ運搬の様子」を納めた

過去の記事と動画が ↓ こちらです。 ご興味のお有りのみなさま、ご参考まで。)


目撃!凄いブドウの運搬方法(世界遺産の段々畑・ラヴォーLavaux 動画付)



ここからが本日の記事の本題です。

前回の記事でも少し触れた通り、

エギーユ・デュ・ミディ展望台の一番高い場所には、

"私一人だけ" で登りました。


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同行していた夫 Banana は、

下の位置にある展望台に隣接したカフェでしばしの休憩。

その理由は何も私たちが夫婦ゲンカをしたワケではなく、

もう10年以上連れ添った夫の意外な一面を発見したからでした。


夫婦共々高所恐怖症である私達は本当に高い場所が苦手です。

しかし私自身に関して言えば、

飛行機やケーブルカー、ロープウェイなど、

体全身を覆われている乗り物は大丈夫です。


Banana もそれは私と同様ですが、

以前からなんとなく気づいてはいた事であったのですが、

一つだけ私と大きく異なる点は、

高度が増すと呼吸が少し乱れ、それを整わせるのが難しくなるらしく、

これは以前にユウグフラウ・ヨッホの展望台に登った際にも

同じ経験があったのですが、

それはまだスイスに住む以前に旅行として訪れた際

(10年近く前)の出来事で、

少し顔色が青ざめ呼吸を整えている程度であったため、

正直なところ、その事をほとんど忘れかけていました。


Banana は定期的にゴルフやエクササイズを続けており、

年齢の割には贅肉もほとんどなく、私よりもずっとフィットな
健康体。

特に心臓に問題を抱えている訳でもなく、

今回も椅子に腰掛けて呼吸をゆっくりと整えれば治まる程度ですので、

さほど深刻な体調ではないと判断はしたのですが、

おそらく彼の中では、その場での呼吸の問題というよりも、

あまりにも高い場所に登ると、体調が悪くなるその事への恐怖心が

心の中に根付いているのも事実であるのだと思います。


モンブラン観光をする前、ネットで情報を検索すると、


「高地に体を慣らすため、

途中駅(Plan de l'Aiguilleプラン・ド・レギュキーユ)で休憩するのがベスト」


とあり、Banana の過去の体験もふまえ、

その通りにしようと思っていたのですが、

モンブラン観光についての以前の記事もご覧下さったみなさまはご記憶の通り、

この日は早朝からロープウェイのテクニカル・プロブレムが発生し、

後続のゴンドラがつかえていたため、

プラン・ド・レギュキーユに到着すると待機していた係員に、


「ここでは止まらず、

終点の
エギーユ・デュ・ミディまでそのまま乗り継いで下さい。」


との案内を受け、途中駅で高地に呼吸を慣らす事が出来なかったのも

彼の恐怖心を更に高めた大きな理由の一つなのだと思います。


大丈夫であろうと思い、
途中駅のプラン・ド・レギュキーユを出発。

ところがエギーユ・デュ・ミディへと向かうロープウェイの中で、

突然様子がおかしくなった Banana。


普段は弱音など吐いた事のない彼が、


「高すぎる、怖い・・。」


と口にし、

今まで過去11年の結婚生活で、

私が見た事もないような脅える表情には驚いたものの、

そこから下へ戻る事も出来ず、


「すぐに着くから大丈夫、

上に着いたらゆっくるりと休憩しようね・・。」



と冷えきった手をにぎりしめ、励ましながら、何とか展望台へと到着。


少し呼吸を整えた後、本人も大丈夫と言うので

そこから階段で登れる展望台までは辿り着いたのですが、

いざ、一番高い場所へ・・。

という時点で、


「ボクはここでもう充分。

気分も落ち着いたし大丈夫・・。

カフェで休憩しているから、キミだけ登っておいで。」



という Banana に、

そばについているべきかどうか悩んだものの、

顔色も表情も先ほどから比べると安定し落ち着いた様子であったため、

自分自身もスイスに住んで以来、

夢の一つだったモンブランを間近で眺める事、

快晴に恵まれた、このまたとは無いかもしれないチャンスを

ここまで来て棒に振るのも悔いが残りそうだったため、

その言葉を信じ、一人で展望台へと登ったのでした。


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私が展望台へ登っている間の時間はおよそ40分。

夫の事が気がかりではあったものの、

そこから見渡したアルプスの姿は、それは例えようのないほど素晴らしく、

遠くにスイスまで見渡せる壮大な山の景色は感動的で、

体感気温マイナス10度近い極寒の展望台で、ついついの長居。


美しい風景に見惚れ、写真やビデオの撮影をしていたその時、

周りのざわつきを察知し、そちらに目をやると、

10代前半くらいに見える白人の女の子がその場に横たわり、

家族や救護の係員らしき人たちに介護をされているところでした。

意識はしっかりとしており、周りにいた人たちの様子から、

それほどは深刻ではない状況がうかがえたため、少し安心したのですが、

彼女ももしかしたら私達のように、

途中駅で高度に慣れるための休憩ができなかったのだろうか?

と、考えてみたり・・。


そして、

美しい山を眺めるための展望台とはいえ、

3842メートル の高い場所に登るには、

決して小さな油断はしてはならない事を実感したのでした。

(とは言え、今回は状況的にやむおえなかったのですが・・。)


下のカフェに降りてみると、

Banana は見違えるように元気な様子で一安心。

本人いわく、彼の高さの限界は2000メートルくらいなのだそうで、

落ち着いたところで出た、

本音とイングリッシュ・ジョークの入り交じった日本語のひと言。


「高カッターー、怖カッターー、寒カッター!!」


冗談まじりの言葉に大笑いしたものの、

彼の弱点の大きさに気づかずに、

『モンブランを是非観光したい!』と申し出た事を、

少し申し訳なく感じた私・・。


相手が夫であれ、そうでなかれ、

自分が問題なく大丈夫であると思われる事でも、

相手にとっては必ずしもそうではない場合もあるのだという事を

あらためて感じ、自分自身を戒めると同時に、

結婚して10年以上経った今でも、

自分がまだ知らなかった夫の一面がある事も新しい発見でした。


高地にある展望台へ登られるご予定のおありのみなさま、

今回の記事はあくまでもご参考で、

高所での体調は人それぞれに個人差があるかとは思いますが、

もしも高い場所で、体調面でご不安がおありの方は、

くれぐれもご用心をされて、観光をお楽しみ下さいませ。



(別の記事を挟み、「フランス旅行10.」 へと続きます。)



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スイスまで見えた! 感動のモンブラン(2012 フランス旅行 8.)

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モンブランとエギーユ・デュ・ミディ展望台(フランス旅行 7.)


からの続きです。


遂に念願の3842メートル、


エギーユ・デュ・ミディ
の一番高い場所にある展望台に立ちました!

目の前にはヨーロッパアルプスの最高峰、

真っ白な「モンブラン(Mont Blanc)
がそびえ立ちます。


モンブランには "白い婦人" を意味する

"La Dame Blanche" というフランス語の異名もあるのだとか・・。


この場所へは先に見学した展望台から高速エレベーターで、

1分とかからないくらいの速さ。


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目の前に迫るモンブランとアルプスの山々、

そして自然の造形の大氷河には、ただ ただ 圧倒!!


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こちらはモンブランとは反対側に眺められる、

グランド・ジョラス(左)とダン・デュ・ジュアン(右)


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展望台に掲げられている地図の一部です。


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スイスとイタリアの国境にある、

アルプス山脈で2番目に高い山「モンテ・ローザ(Monte Rosa)」

の山脈もこの日ははっきり、くっきりと眺められました。


モンテ・ローザまで見渡せるのは、

かなり晴れた日でないと無理なのだとか・・。

遠くに連なる白い山脈は、本当に美しい!


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この日、

ロープウェイのトラブルを乗り越えここまで登ってきた私にとっては

もう一つの奇跡に近い光景、

なんと、

スイスのマッターホルンがはっきりと確認出来ました!



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マッターホルンまで見渡せる日は、そう滅多には無いのだそうです。

上記、展望台の地図には記載されていません。

(訂正: 上記地図、"Cervin" がフランス語でマッターホルンとの事です。

失礼致しました。)


私が展望台にいた間、

日本から観光で来られていたらしき

多くの日本人のツアーの方々とご一緒になり、

写真を撮っていただいたり、

とても山に詳しい複数の方々に山のご説明を伺ったりしていたのですが、

正面に見えるトンガリ型のホーンは間違いなくマッターホルンであるとの事。


もちろん、その場にいた人々は私も含め、

このアルプスの信じられないくらいの絶景にかなり興奮気味。


これを後に、下のカフェテリアで待っていた夫 Banana や、

(なぜ Banana が下で待っていたかと申しますと、そのご説明は後ほど・・)

スイスに戻ったあと友人たちに伝えたところ、

まさかモンブランが眼前に迫るそのフランスの展望台から、

スイスのマッターホルンが見渡せた事には半信半疑のようで、

なかなか信用してもらえなかったのですが、

その後地図を確認したところ、

間違いなくそれが マッターホルン であった事が判明。


遠い日本からたまたまその日にご旅行に来られ、

その場にいた日本の旅行客の方々もですが、

スイスから事前に日にちを決めて旅行した私にとっても本当にラッキーで、

この素晴らしい景色を快晴の青空の下眺められた事は、

もしかするとまたとはないかもしれない、

本当に貴重で、素晴らしい体験でした。


地上3842メートルからの動画、

モンブラン、
大氷河、グランド・ジョラス、ダン・デュ・ジュアン、

モンテ・ローザにマッターホルンまで、

エギーユ・デュ・ミディ展望台からのアルプスの一望をご覧下さい。








感動にひたっていたその時、上空から何やら爆音!?

見上げるとそこにはヘリコプターが・・・。


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このヘリは何をするためにこんな高山の山までやってきたのか?

夫 Banana との別行動の理由と共に、

続きは別の記事をはさみ、「後半」にてお伝え致します。



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モンブランとエギーユ・デュ・ミディ展望台(2012 フランス旅行 7.)

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災い転じて吉と出た日・・。(フランス旅行 6.)


からの続きです。


早朝から一転二転し、心の中は期待と不安でとても長く感じられた朝。

何とか無事にエギーユ・デュ・ミディの展望台に到着しました!


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前の記事で記したロープウェイのテクニカル プロブレムについては、

結局何が原因であったのかの説明が一切無かったため

詳細は判明しなかったけれど、


「登っている途中でゴンドラに何かあったら・・!?」



なんて不安は不思議にも一切感じず、


西ヨーロッパ最高峰の山をすぐそばで眺める期待でいっぱい。


途中プラン・ドゥ・レギーユで別のロープウェイに乗り換えて頂上へ。

ロープウェイの乗車時間はそれぞれ10分程。

眼前に迫り来る山々とモンブランの頂上を眺めながら、あっという間に到着。


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普段はこの時間(午前10時少し前)には

既に込み合っているはずの展望スペースも、先の記事にて述べた通り、

私達のゴンドラがこの日の展望台への到着第1班であったため、

人影もまだまばら・・。


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写真中央の丸みをおびた頂きが、

展望スペースから眺めた、

モンブラン(MONT BLANC)4,810 m の頂上。



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このブログをご覧のみなさまはおそらくご存知でいらっしゃるとは思いますが、

念のため記載させていただきますと、

ケーキのモンブラン(
Mont Blanc = フランス語で白い山の意味)

はこの形から来ています。


4,000 メートル近くの展望台は結構な強風で、

(髪の毛がふり乱れているのは風にあおられているため)

この日、この場所の体感温度は "マイナス7度"  前後。


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展望台から見渡せる山々の地図を見ながら、

眼下に広がる雲海と山々を眺めます。





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こちらはこのあと登った、

もう一つの高い場所にある展望台(記事・冒頭の写真)から眺めた現在の場所。


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反対側に見える、フランスとイタリアの国境にある山、

グランド・ジョラス(
Grandes jorasses 4,208 m)の北壁は、

ヨーロッパ・三大北壁の一つでもあるのだそうです。

[欧州三大北壁 = スイスのマッターホルン、同じくスイスのアイガー、

そしてこの、グランド・ジョラス)



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雪山を散策している人々の姿も・・。




この展望台から、

岩をくりぬいた中に設けられた
高速エレベーターにて、

更に一番高い上の展望台へ。


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エレベーターも "テクニカル・プロブレム" で30分後から運行との事で、

しばしの間、ここの展望台で景色を堪能し上へ。

エレベーター再開のアナウンスと供に一斉に並ぶ列が出来ましたが、

さほど待つ事はなく、なんとか2回目で登る事が出来ました。



こちらはシャモニーからロープウェイにて、

エギーユ・デュ・ミディの展望台へ登って行く様子と、

この展望台からのモンブランとアルプスの山々の動画。(2012年7月30撮影)







(エギーユ・デュ・ミディの展望台、一番高い場所から眺めるモンブランと、

なんと スイスまで 見渡せた頂上の様子へと続きます。)



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災い転じて吉と出た日・・(2012 フランス旅行 6.)

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シャモニーの町 夜の風景  からの続きです。


いよいよモンブラン観光の日、雲一つ無い快晴の朝。


ここでまずモンブランの事を詳しく記しておきますと、

モンブランはフランスとイタリアの国境に位置する

ヨーロッパアルプスの最高峰で標高が 4810,9 m。

ヨーロッパではロシアのエルブルス山に次いで高い山であり、

西ヨーロッパでは最高峰の山です。(Wikipedia より)


一般の旅行客がモンブランを観光する場合、

モンブランを真正面に眺められる


エギーユ・デュ・ミディの展望台 3842 m



へ、ふもとの街シャモニーからロープウェイで、


途中、プラン・ドゥ・レギーユ乗り換えて、

エギーユ・デュ・ミディへと登ります。


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ロープウェイの運行時間は季節により異なりますが、

私達が訪れた夏期の運行スケジュールによると、

朝一番の始発は 6時30分。


当日チケットブースで並んでもチケットは購入出来るとの事ですが、

当日の窓口での混雑を避けるため、

私達は事前にインターネットで朝9時出発のロープウェイの予約をし、

チケットは宿泊ホテルにて購入。

(スケジュール・運賃と予約は こちらから → chamonix.com 


ホテルの方に勧められて購入したチケットは

2日間有効のマルチパス 65.9ユーロ(期間はいろいろ有り)で、

エギーユ・デュ・ミディの展望台へのロープウェイ、

そこから頂上の展望台へのエレベーター、

先の記事にてご紹介致しましたモンタンヴェールへの登山列車、

及び氷河まで下るゴンドラの利用も、期間内はすべてこのチケット1枚でOK。


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当然の事ながらその日は早起きをしてホテルで朝食を済ませ、

乗り場へ早く到着すれば、予約をした9時の便よりも早い便に乗れるかも?

などというかすかな期待を込め、午前8時過ぎにはホテルを出発。

(ホテルから乗り場までは徒歩7~8分)


しかしロープウェイの乗り場が近づき、

山を見上げて見ると・・


既に運行しているはずのロープウェイが動いていない。


とてもいやーな予感にかられたものの、

強風で運行休止になる事は度々あるとは聞いてはいながらも、

その日はピーカンのお天気で風も吹いておらず、

そんなまさかの事はあろうはずもないと信じ、

とりあえずは乗り場へと向かいました。


しかし乗り場についてみると、

ずらーりとチケットブースに長蛇の列。

やはりロープウェイは朝8時を過ぎた時点で動いていない様子。


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予約はしているし、

チケットも既に持っていてその場で購入する必要のない私達夫婦は、

取りあえずは現状を把握しようとインフォメーションで尋ねてみたところ、

"テクニカル・プロブレム" により、

ロープウェイは朝から運行されていない・・。


私達の場合、チケットは既に購入済みであったので、

チケットブース前の列に並ぶ必要はなく、

次の案内があるまで、乗り場付近で待機して下さいとの事。

やむ終えないので言われるままにしてみたものの、

アナウンスがフランス語と英語で流れ、

現在復旧中につき、次の案内の8時30分まで待って下さい。

その後は、同じようなアナウンスが次は9時、

その次は9時半まで待って下さい・・。 と続き、

私達の前から乗り場付近で並んでいた日本人カップル

(日本語のガイドブックをご覧でした)やフランス人らしきカップル

は9時を過ぎた辺りで諦め、乗り場の列から離脱。

気がつけば私達は乗り場の列の一番前で待機している状態。

その他のチケットは持っているらしい乗客たちは、

列には並ばずに乗り場付近で待機。


その時つくづくと感じた事、

そこがスイスならば、

何となくどのくらいで復旧できそうだとか、

今日はもう無理で運行は停止だとか、

何らかの補足インフォメーションがありそうなものの、

しかしそこはフランス。

何時頃がめどなのかも、復旧出来そうか否かも、

また、それがロープウェイの機材事態のトラブルなのか、

コンピュターのシステムの問題なのか? 

全く何の説明のないまま、


" 次の案内は何時、その次は何時・・"


と同じアナウンスが繰り返される事にさすがに不安を覚え、

9時半のアナウンスまで待ってみて、全く状況が変わらなければ、

今回は縁が無かったと思って諦めるしかないのかも・・。

と、夫 Banana と話していたその時、

目の前の閉鎖された自動ドアの奥で急に人がざわざわと動き始め、

慌ただしくスタッフが出入口を出たり入ったり。


ネガティブな気持ちは一変し、

そこはフランスなんだから、9時半の案内ってアナウンスされても、

その前に予告無しに状況が変わる事もあるに違いない・・

との勝手な期待が大当たり、

何の前触れもなく、9時20分頃に目の前のゲートが開かれ、

一応(9時の)予約確認書を見せようとはしたにも関わらず、

どうやらそんな状況に陥った事により、

その時は予約は関係無しになっていたようで、

チケットだけをチェックされロープウェイの乗車場へ。

もしもそのままロープウェイが動かなければ、

チケットは無駄になってしまったかもしれないけれど、

結果的には、

自分たちにとってはチケットを前日に購入していた事により、

そのまますんなりとロープウェイに乗車できる運びとなったのです!



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しかも、前に並んでいた人たちは途中で諦めていなくなっていたため、

(きっとずっと朝早くから待っていたのでしょう・・。)

私たち、正確には「私」はその日のロープウェイの最初の乗客


第1号となったのでした。



一時は最悪だと思われた状況が、

結果的には1時間ほどそこで待っただけで、

その後は普段ならば既に込み合い始める時間帯の山の頂上に、

最初のグループの一人として降り立てた・・。


まさに

「災い転じて吉と出た」



偶然にしてはあまりにもラッキーな朝でした。



(フランス旅行 7. へと続きます。)



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