スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

バーデン

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


生まれ変わったスイス最古の温泉へ@バーデン(Baden)


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2018年より月日をかけて工事が行われていた

スイス バーデン (アールガウ州) の

温泉施設がリニューアル。

2021年11月 に、

「Wellness-therme FORTYSEVEN」

【47(フォーティセブン)】

として生まれ変わりました。  



リニューアルオープン以来、

機会を逃していましたが、

クリスマス明けに夫婦で、

日帰り温泉を楽しんできました。

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チケットはオンラインで

事前予約して行きました。

1日中滞在できる、

Tageskarte を購入。

決してお安い価格ではありません。

更に、

バスタブやタオルをレンタルすると、

更に追加料金がかかります。

詳細は公式サイトをご覧ください。

 

我が家はバスタオルを各自それぞれ1枚持参し、

バスローブとバスタオルを二人分、

それぞれレンタルしました。

帰り際にカフェでコーヒーを1杯飲むと、

入浴料、レンタルのタオル&バスローブ、お茶で、

一人あたりの合計が、

ほぼ80フラン(約 11,000 円)

かかりました。

こんな場面でもスイス価格!

次回はタオルを2枚ずつ持参しようと思います。


チケットは現地でも購入できますが、

想像した以上に人気の様子で、

入館するのに長蛇の列ができていました。

私たちはお昼前に入場。

午後3時過ぎに帰る頃には、

更に長い列ができていました。

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周辺はバーデンの街並みとリマト川が眺められます。

リマト川は、

チューリッヒ市内まで続いています。

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バーデンの温泉は古い歴史があり、

元々は2000年前にローマ人により建設されました。

チューリッヒから日帰りでも行ける

スイスの最古の温泉地として人気です。  

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こちらは10年以上前に綴った、

バーデンを訪れた際のブログ記事です。

ブログを書き始めの頃で、

お見苦しい点もありますが、ご参考まで。



新しい「FORTYSEVEN」は、

最新設備を搭載した

モダンスタイルのウェルネス施設 (スパ) です。  


以前の公共温泉といったイメージとは

大幅にかけ離れ、

新しく誕生したウェルネス・スパという

表現がぴったりの印象 ✨


ミネラルを含む温泉水は、

一般の人々の癒し目的での利用の他、

特定の病気を持つ人々に

治癒をもたらすことができるという、

医療的信念から薬用水に焦点が当てられ、

古くから湯治の温泉としても利用されています。  


リマト川沿いには、

リウマチのクリニックや、

長期滞在用の宿泊施設なども

一般のホテルと共に並んでいます。  


以前、宿泊したホテルも

そのままありました。

懐かしい〜

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温泉施設の「フォーティセブン」という名前は、

バーデンの地面から噴出する

温泉水温度『47度』を表しています。  

「フォーティセブン」には、

屋外に3ヶ所、屋内に5ヶ所の温泉があります。

(冬季のためか、屋外は1ヶ所だけオープン)


浴槽はプールのように大きめ。  

その他、ジャクジー、

スパトリートメント (エステ)、

瞑想のリラックスルーム、

様々な種類のサウナ

(サウナエリアについては、

水着着用/非着用 別で分かれている)、

カフェスペースなど、複数の設備も完備。  


館内にある実際の温泉の温度は、

それぞれの浴槽により、

35度〜38度に調整。

日本の温泉に比べると少しぬるめですが、

38度に入ると、

かなり日本の温泉に近い体感でした。


温泉内では水着を着用です。  

水着着用とはいえ、

れっきとした温泉 (お風呂) なので、

温泉エリアでは写真撮影はしていません。


スイスでは男女混浴で、

ひと糸まとわず利用することが一般的な、

気になるサウナは、

リニューアルした施設では、

一般的な男女混用 と、上の階には、

女性専用で利用できるサウナも

併設されていました。

サウナの中では、

水着を脱いで利用する点は、

変わっていないようです。


過去に、びっくりしたサウナ体験はこちらです ↓

 

12月とはいえ、暖かな1日だったので、

入浴後に川沿いを散策しました。


料金を支払って利用する

上記の施設の対岸には、

飲める温泉 (47度) や、

無料で使用できる、これぞ究極の!?

簡易温泉が沸いていて、

冬空の下、

利用している人々がいました。

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足湯も〜♨️

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「Wellness-therme FORTYSEVEN」での

私のお気に入りは、

リマト川とバーデンの街並みの景色を見渡せる

屋外の巨大温泉です。

最高でした♨️

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バーデンの温泉、再オープン(スイス)


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午後からは晴れ間の見えた日曜日。

チューリッヒ湖畔の街の朝は、

雲の隙間から、


少し除いた青い空と太陽が。

印象的な週末の、

スイスの冬の朝でした。



さて本日は、

自分の中では意外と待ち望んでいた、

スイスのニュースをご紹介します。



スイス チューリッヒ郊外にある温泉、

バーデンの新しい温泉(公共温泉)

がオープンしました。


約9年半も前のブログ記事ですが、

この記事の続きです。




時々間違われるようですので、

念のために補足しておきますと、

よく耳にする

"バーデン=バーデン" はドイツの温泉地で、

"バーデン" の温泉はスイスのアールガウ州にあります。


スクリーンショット 2021-11-21 23.05.27



この公共温泉は長い間、

大掛かりな建て替え工事のため

閉鎖されていました。

もともとは2013年に新しい温泉が

再オープンの予定でしたが、

数回の遅延の後、2021年11月19日に

「47 (フォーティセブン)」という名で

晴れて再オープン。

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「フォーティセブン」という名前は、

バーデンの地面から噴出する温泉水の温度

47度を表しているそうです。


元々あった温泉には、

我が家もチューリッヒ州の自宅から

時々訪れていましたが、

それも2012年が最後でした。


温泉付きの英国人の夫 Banana は、

再オープンの日を、

首を長ーくして待ちわびていましたが、

再開予定日が何度も延期するたびに、

ガックリ。

ようやく念願叶い、

また自宅からも気軽に日帰りで、

温泉に出かけることができそうです。


こちらは過去に訪れた、バーデンの公共温泉の様子です。




温泉と言っても、

スイスでは入浴の際には水着着用で、

馴染みの深い日本の温泉とは

少し入浴方法とマナーが異なります。

ご興味がおありの方は、

上にもリンクした過去(9年前)の

ブログ記事をご覧下さい。




新しい温泉は、

なかなかゴージャスな雰囲気に

生まれ変わっているようです。

温泉好きな人にとっては、

長い間、待った甲斐がありました。

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知らなかった、スイス・温泉の入浴ルール!

ブログネタ
スイスの風景 に参加中!

detail

(写真は AARGAUER Zeitung より)

このブログでは、

スイスの驚くべき混浴サウナなどの話題も取り上げてきましたが、

実はサウナだけではなく、その温泉そのものの入浴方法にも、

一定のマナーと取り決めがあった事を、

今更ながら初めて知る出来事がありました。


スイスも祝日であった5月1日のメイデー。

週のはざまのお休みの日には、

再び近場のバーデンの温泉
ThermalBaden へと出かけました。


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(写真は AARGAUER Zeitung より)

バーデンの温泉はチューリッヒからほど近い、

アールガウ州にある スイス最古の温泉 です。

この温泉につきましては、

泊まりがけのホテルでの温泉施設を利用するスパ休暇、

その後、日帰りでの公共浴場を利用したのんびり休日の記事でも

何度か取り上げておりますので、

ご興味がおありのみなさまはこちらをご覧下さい。


スイス最古の温泉バーデン(Baden)で、ほっこり保養

スイスの公共温泉に入浴、肩こり解消のんびり休日(Baden)


今回は当日思い立ち、チューリッヒ湖畔の自宅から

夫 Banana と共に車で出かけました。


祝日とあり、前回平日に日帰りで利用した時と比べると、

温泉内はかなり込み合っていました。


前回は平日でもあったため温泉内は比較的すいており、

屋外の温泉の水中各所の壁に設置されている穴、

(ジェットバスのようなしくみの超強力な温水と気泡が発せられる、

穴で、いろんな角度、足裏、ふくらはぎ、腰、背中、首など

に温水勢い良くあたるジャクジーのような、洋風の打たせ湯)

を好きな場所へ、縦横無尽に移動し利用する事が出来たのですが、

実はそれは本当の正しい入浴方法では無かったようなのです。


バーデンの公共温泉には奥内と屋外の2つの温泉があり、

屋外には入り口から向かって左側、

ゆっくりと歩行したり、

水しぶきはたてずに穏やかに泳いでもよいエリアと、

右側には水際に手すりが設けられ、

水中の壁の穴からは、強力な温水と気泡が発せられている場所があります。


最初は左側で、まずはゆっくりと静かにひと泳ぎし、

その後もうひとつのエリアに移動。

前回同様に背中の当たりに水泡が当たる場所に移動し、

そのまましばらくくつろいでいたところ、

隣りにいた人からの一声、


「移動して下さい。」


そう言われ、周りをよーく眺めてみると、

みんな手すりを背後に時計の針とは逆向きに

ゆっくりと隣り(の穴)に移動しています。


Banana と共ににここである事を発見!

前回から気になっていた事のひとつ。

数分置きに、何かの合図のようなベルが


"キンコーーン"



と鳴っていた事。


以前は(空いていたため)

そのルールにのっとって温泉を利用している人には全く気づかず、


『あの音はいったい何のための音なのだろう・・?』


と、Banana と話していたところだったのですが、

どうやらその音は、隣りへと移動するためのサインだったのです!


実は今更ながら分かったコト、

要は水中の壁の穴はいろんな角度と位置に設置されており、

水中で一定時間事に移動しながら体全身の各所をほぐすため、

まさに
"全身温泉治療" のために作られおり、

サインの音と共に隣りの穴へと移動しなければならなかったという事。


前回訪れた際には本来の温泉の入り方を知らず、

ただスパの温泉プールにでも入るような感覚で

利用してしまったのだと言う事が判明。


とはいえ、スイスには温泉は数カ所有り、

これはスイスの・・というよりは、


「バーデン(公共浴場での)温泉入浴方法」


と記した方が正しいのかもしれません。


知らなかったとはいえ結果的には、

規律正しく周期を乱さずゆっくりと温泉の中の順路を進んでいた

スイス人温泉愛好会(?)の集団の中に、

オットと私の外国人の二人組が、

その「輪」を割って中に入ってしまい、

しかも決められたルール通りに動かずに

ひとつの場所でくつろいでいる・・!?


今回は隣りにいた方がすぐに教えて下さったので、

とりあえずはなんとか超迷惑な外国人にならずに助かったものの、

Banana と小声で話した事、


『あの輪、

一体どこが割り入ってもよいスタートだったんだろう!?(苦笑)』


スイスの人々の習慣は、知っていれば簡単なのに、

まだまだ知らない事がいっぱいあると

まさに肌で感じさせられた今回の温泉入浴。



そして今回の入浴で感じた事は、

一見プールのようにも見える温泉には、水着を着用し入浴をするものの、

そこは決してプールではなく、

入浴している人々の中には私達夫婦のようにリラックス効果のために

利用している人々がいる中で、

明らかに、

療養や病気の後遺症の治癒のために訪れていると見受けられる人々もおり、

プールに見える温泉の中では、決してクロールをしている人はおらず、

水しぶきを上げずに、静かに泳いだり、ゆっくりと歩いたり・・。

温泉から上がったあとには、

リラックスルーム(静寂の部屋)で、

体のほてりを落ち着け、また入浴という人も・・。


水着を着用している事でプールに見える空間は、

実は決してプールではなく、その様式は日本とは異なれど、

まさに温泉治療なのであると感じた、今回のバーデン。

私の肩こりと背中の痛みも、

これで随分と解消されたようで、随分と楽になりました ♪


ちなみにこちらのバーデンの公共浴場ですが、

長い歴史に一旦ピリオドを打ち、

この6月(末日)で閉鎖される事となってしまいました。


BlogPaint


しかしそれに隣接される形で、

ティチーノ州の建築家マリオ・ボッタ氏のデザインによる

新しい温泉建設は来年に着工の予定。

そして今から3年後の
2015年 の冬に、

新しくなったバーデンの温泉が誕生予定なのだそう。


これが完成予想図だそうです!

BlogPaint


名残惜しいバーデンの温泉。

そして、とても楽しみな新しい温泉の建設。


バーデンの温泉が閉鎖されている間の約3年間は、


こちらの →  Bad Zurzach

がそのリプレイスとして推奨されているようですが、

古い様式の現在のバーデンの温泉と比べると広々としており、

かなりモダンで豪華な雰囲気。


Becken_gr

こちらも是非近いうちに利用してみたいと思います!


バーデン温泉閉鎖の詳しい新聞記事はこちら ↓

Thermalbad Baden schliesst Ende Juni seine Tore

(AZ Zeitung・ドイツ語)


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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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