
チューリッヒ湖岸の街は、
今日は久しぶりに雨の一日となりました。
例年、雨の日が多い印象の9月のスイスですが、
今年はお天気に恵まれ、
美しい晩夏から秋の日々が続いていました。
10月に入ってからは、
晴れたり曇ったりを繰り返しながら、
比較的暖かく、
過ごしやすい日が続いていました。
来週以降は少しずつ気温も下がり、
いよいよ本格的な秋へ。
そして、その先には、
あっという間に冬の気配を感じるようになるのかも…。
雨の降らない日が続いていたこの頃。
連日お天気に恵まれたおかげで、
私自身は、
執筆の仕事の取材活動もとても順調に進み、
本当にありがたい日々でした。
その一方で、
夏から続いているスイスの水不足については、
心配な状況が続いています。
2026年10月8日現在、
スイスでは一部の地域で渇水状態となっています。
スイス全土の湖や河川が
危険なほど干上がっているというわけでは
無いようですが、
特にアルプス北側やスイス中部、東部などでは、
長期間にわたる降水不足の影響から、
低い水位が続いているそうです。
スイス連邦環境局によると、
これは単に、「夏に雨が少なかった」という
一時的なものではなく、
冬から春、夏、そして秋へと季節が移り変わる中で、
少しずつ水の蓄えが減ってきている状態なのだそう。
そのため、一日だけ雨が降ったり、
短時間にまとまった雨が降ったりしただけでは、
地下水や大きな湖の水位が
すぐに元へ戻るわけではありません。
水が十分に回復するためには広い範囲で、
ある程度長い期間にわたって
雨が降ることが必要なのだそうです。
チューリッヒ湖の水位も、
これまでになく低くなっています。
湖の一部では、
水位が大きく下がったことで、
長い間、水の下に隠れていた小さな島が
なんと74年ぶりに姿を現しているところも。
また、
普段ならフェリーでしか渡ることのできない小島へ、
現在は湖岸の街のフェリー乗り場から
歩いて渡れるようになっている…
そんな場所まであるそうです。
青空が広がり、
心晴れやかになる秋の日が続くのは、
もちろん嬉しいこと。
けれども、
こうして水不足のことを知ると、
しとしとと雨が降る日も、
決して憂うつなだけの日ではないのだと感じます。
スイスという国は、
湖や川、山々に囲まれ、
水が豊かな国というイメージがあります。
実際のところ私も、
あまりにも身近に湖があり、
山には雪があり、
水はいつでもそこにあるものだと
どこかで思っていたように思います。
ですが、
自然はいつも同じでは無いのですよね。
長い時間をかけて降る雨も、
冬に積もる雪も、
春になって山から流れ出す雪解け水も…。
私たちが普段あまり意識しないものが、
実は毎日の暮らしを支えている。
そんなことを、
折に触れて感じるようになりました。
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