スイスの街角から

スイス在住 23 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

スイスフラン

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


スイスフラン急騰・ユーロ急下降 〜 その時、市民の反応は・・。

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(写真は 20 Minuten より)

予告無しにスイスフランが30%近く急騰し、

ヨーロッパの金融機関を中心に大きな影響が広がっています。


(ロイターより一部抜粋)

スイス国立銀行(中央銀行)は15日、

過去3年にわたり維持してきたスイスフランの対ユーロの上限、

1ユーロ=1.20フランを廃止すると発表した。

発表を受けてスイスフランは30%近く急騰、

通貨高による輸出下押しへの懸念からスイス株は急落した。

スイス中銀がフラン上限廃止、「持続不可能だった」(ロイター)


各紙のニュースにて、

経緯と最新情報が報道されておりますので、

この場では上記の説明については省かせていただくとして、

発表から一夜明けたスイス国内の、一般市民の様子ちらりとお伝えします。


昨日(スイス時間16日)は、

友人たちとチューリッヒでランチをするため待ち合わせをしていました。

真っ先に出たトピックは、もちろんこの話題です。


15日の午前中は1ユーロが約1、2フラン。

現在は1ユーロが0、8〜0、9フラン前後を行き来している状態です。

(スイス時間1月16日現在)


「フラン高  ユーロ安」という状況になっている今現在、

友人たちは、

お昼の待ち合わせの前に銀行に立ち寄ったそうなのですが、

チューリッヒの銀行の窓口は、

スイスフランをユーロに換金する人たちで長蛇の列。


スイス各地で同じ現象が起こったもよう。

銀行窓口に並ぶ人々・・。

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(写真は 20 Minuten より)

スイスの銀行のATMでは通常、

スイスフランと共にユーロも引き出せるのですが、

別の州に住む友人の町の銀行では、

ATMの中のユーロは売り切れ状態で、

普段ならば点灯している "EURO" のマークも

消えてしまっていたのだそうです。


チューリッヒの町では午前中、ユーロは引き出せたようですが、

今日の銀行は超混み状態。

場所によってはATMの中のユーロが不足して、

希望金額が引き出せないところもあったのだとか・・。


各地の様子は情報誌のニュースにも!
Schweizer Banken gehen bereits die Euros aus(20 Minuten)

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(写真は 20 Minuten より)


一部のスイスとドイツの国境(Zoll)でも、

早速スイスからドイツへショッピングに出かけた人たちのラッシュで、

渋滞と大混雑が発生したそうです。


15日以降、レートは変動を続けています。

日本円は、スイス時間16日夜の時点の現在、1フランが137、8円



1,000フランを日本円に換算すると、約137,000円

15日の午前中までは、1フランが115円前後で、

1,000フランを日本円にすると、約115, 000円


数字にうとい私ですが、

という事は1日で、

正確には15日の午前と午後の数時間で、

2万円以上 もの差が出ているという事です!

今スグに日本円に換金するか、口座へ送金すれば、

その金額が大きければ大きいほど、

単純に考えて得をするという事になるのです。


ただし、他国から → スイスは逆パターンになるわけで

今後スイスへご旅行に来られる場合はその反対になり、

高くなってしまいます。


私の英国人の夫 Banana はスイスに本社のある企業に勤務していますが、

スイスに会社を構える企業の、ビジネスへの影響も懸念され、

職場でも同僚たちとこの話題が絶える事無く、

ビジネスマンたちの心情も複雑な様子です。


簡単に言えば、

わざわざ高くなっちゃったスイスへ行かなくても、

高くなったスイスの商品を買わずとも、

他の国へ旅行しよう! 他の国と取引きして安い商品を買おう!

という事になりかねないという事です。


今のところは、様子を見ている事しか出来ません。

目先の外貨への換算率を考えると、小躍りする自分もいる反面、

先行きがとても不安な自分もいます。

これから先、どうなる事やら・・。


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スイス硬貨の不思議、なぜ50ラッペンは小さいのか?


普段使用しなれている「スイスの硬貨」について、

ちょっと興味深い記事を読みました。


それは我が家も取引をしている、

スイスのUBS銀行から定期的に送られて来る

UBS magazine (我が家の場合、英語版)に掲載されていたのですが、


「なぜ
50ラッペン硬貨
は、

20
10ラッペン硬貨より軽い
と思いますか?」


という内容・・。


現在スイスで流通している硬貨は、

5フラン・2フラン・1フラン、

50ラッペン・20ラッペン・10ラッペン・5ラッペン

(上記、ドイツ語圏読み)  の
7種類。


"50ラッペン" とは50サンチーム硬貨の事で、

スイス ドイツ語圏では硬貨を、1・2・5 フランケンと呼ぶのに対し、

50・20・10・5 サンチームをそれぞれ、

"50・20・10・5 ラッペン" と呼んでいます。】


確かに見慣れた50ラッペン硬貨は、10ラッペンや20ラッペンよりも小さく、

思い起こせば9年前にスイスに住み始めた当初、


「何故なのだろう??」


と、不思議に考えてみた事を思い出しました。


しかしその後、毎日のようにスイスフランを使用するうち、

その一回り小さな50ラッペンにも慣れ、

それが「50ラッペン」というもので、

なぜ小さいのかを気にかける事も無くなっていました。


今回読んだ内容がこちら、


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Farewell to silver

Why is the fifty rappen coin samaller and lighter than

the twenty and ten rappen coins?

Because until 1967, the Funfzig (fifty Rappen) and the one, two,

and five franc coins were made of a silver alloy.

The fifty-rappen piece had to be exactry harf as heavy as the one-franc coin,

and weigh a quater of the two-franc coin.

What's more, the price of the silver couldn't exceed the value of the coin. 


(簡単に直訳してみますと、)

50ラッペン硬貨はなぜ2010ラッペン硬貨より小さく軽いのか?

それは1967年まで50ラッペンと1及び2フラン、

それに5フラン硬貨は銀(合金)で出来ていたため、

50ラッペンは1フラン硬貨の重さのピッタリ半分の重さとし、

2フラン硬貨の4分の1の重量でる必要があったから。

また、使用した銀の価格は、

コインの値を超える事は出来なかったのだそうです。


更に詳しいスイスのコインの歴史につきましては、

こちらの ↓ UBSマガジン2012春号に掲載されています。


UBS magazine(英語)



ちなみにこちら は、スイスで最初のコインなのだそうですよー!

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こうやってその歴史の背景を知ってみると、


「なるほど、ナットク~!」という気もします。


まだまだ知らない事がいっぱいありそうな、スイス・9年目の春です。



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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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