スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

シェンゲン協定

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


チューリッヒ空港トラブル発生と、日本出発前の書類 by ANA


スクリーンショット 2022-06-15 22.54.50

昨日は早朝からチューリッヒ空港で

トラブルが発生しました。

空港内の Skyguideシステムの

障害により、

朝の便のチューリッヒ空港での

離着陸が一切できず、

空港機能が一時、

完全麻痺していたそうです。


その後、各便の運行は、 

午前10時ごろには

便数を減らして運行が再開され、

午後には空港の機能は

通常通りに戻ったそうですが、

多くの便に遅延が発生したとのこと。


スクリーンショット 2022-06-15 23.13.45

スクリーンショット 2022-06-16 0.13.26


チューリッヒ空港を発着する

便数を考えると、

大勢の人々の足に

影響が出てしまったようです。


幸いというべきかどうかは

分かりませんが、

水曜日は東京行きのSWISSの直行便

LX160便は運行していなかったため、

日本へ向かう人々への

大きな影響はなかったようです。

経由便で日本へ向かった方々の足に、

影響がなかったことを願います。


日本からチューリッヒへの

到着便のLX161便には、

遅延が発生してしまったとのこと。


空港のシステムに

エラーなんて事態が発生してしまうと、

ひとたまりもありません。

もうすぐチューリッヒ空港に

戻る私にとっても、

他人事ではないニュースでした。


さて、出発を控えた私には、

ANAより事前に、

渡航書類の確認というものを、

ANAトラベルアシスタントに申請する

手続きのメールが届きました。


IMG_0254 (1)


出発が近づき、

ANAより出発前のお知らせとして、

安心して搭乗することを目的に、

渡航に際して必要となる書類を

事前確認しているそうです。


スイスへの戻りの場合、

シェンゲン協定により、

ドイツでの入国が必要となります。


現在、スイスへの入国は

何の制限もなく、

フランクフルト空港は、

スイスへの乗り継ぎで

利用するだけですが、

一応、念のために、

指示されるまま、


● 利用便名

● パスポート番号


を明記し、


●(スイスの)ワクチン接種証明

● スイス滞在許可証


を、スクリーンショットで

添付して申請したところ、

数時間すると、

下記のメールが届きました。


IMG_0253 (1)

スイスへ戻るのに、

この手続きが実際に

必要なのかどうかは不確かですが、

今回の戻りは直行便ではないので、

ドイツ入国への書類等は

どうなのだろう?と、

実は思っていたところでした。


まあ、いずれにしても、

これで準備完了ということで、

安心して羽田空港へ向かえそうです。 


今週のスイスは

熱波が到来だそうで、

週末は30℃を超える暑い日が

数日続く予報となっています。

日本のエアコンに慣れきっていた私には、

スイスでの扇風機エコ生活は、

ちょっとした試練になるのかも!?

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スイス国民投票 シェンゲン協定の行方


IMG_1223

スイスでは5月に、

気になる国民投票が

予定されています。


5月15日、

スイスでは3つの件について

国民投票が開催されますが、

そのうちの一つが、

シェンゲン協定について。


現在スイスは、

シェンゲン協定に加盟しています。

(欧州連合=EUには未加盟)


シェンゲン協定とは、

欧州内の加盟国内での移動の際、

入国審査は全く無しで、

双方の国の行き来ができる協定です。

これは空路、陸路の移動でも、

加盟国同士に入国する場合は同様です。


スクリーンショット 2022-04-29 22.23.02



スイスが今後、

そのシェンゲン協定への

加盟を継続するか否かが、

投票によって

国民に問われることになります。



シェンゲン協定に加盟している以上、

それを統括する

欧州対外国境管理協力機関

"フロンテックス(Frontex)"に

拠出金を支払わなければなりませんが、

このほど、

フロンテックスの体制が

強化されることになり、

同機関の総予算の引き上げが

決定されました。


スイス連邦政府の発表によると、

スイスは2021年に2,400万フラン、

2027年までに年間6,100万フラン

まで引き上げされるそうです。

この金額は、

スイスの国民総生産から

決められます。


連邦参事会と議会は、

Frontexの拡大に参加することに

同意しています。

この協力的な関係を終了することは、

安全保障、亡命、

国境を越えた交通、観光、

そして、

経済全般に重大な影響を与えると

主張しています。


スイス最大のメディアグループである

タメディアが4月20日に実施した

最新の世論調査によると、

有権者の49%が

政府の提案を支持しており、

7%は未定とのこと。

残りが反対派(シェンゲン離脱派)

だとすれば、

この7%の人々の投票の行方が、

今後のスイスから

国境を越えての旅行に

大きな影響を及ぼすことになるでしょう。


今後の経済状況を考えても、

欧州国内を旅する機会のある

我が家にとっても、

スイスが

シェンゲン協定から離脱することは

望みません。


もしもシェンゲンを

外れるような結果に至れば、

日本へ帰国する際にも、

経由便を利用する際には

乗り継ぎもややこしくなります。


過去のブログに綴っていた、


こんなラクラクな乗り継ぎは、


もうできなくなるかも?



簡単に車や飛行機で

行き来できていた隣国の、

イタリア、ドイツ、フランス etc...

などへも、

入国審査が必要になります。


経済への影響は、

計り知れない。

大幅な物価の上昇?

考えると頭が痛くなります。


外国人夫婦の我が家は、

スイスでの投票権は無いので、

今回も状況を

見守ることしかできませんが、

なんとか今後もスイスが、

シェンゲン協定に

留まってほしいと願います。


国民投票についての続報は、

また後日お伝えします!

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もうすぐ日本からスイスへ入国できます!


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既にニュースでご存知の方々も多いと思いますが、

スイスでは遂に7月20日より、

シェンゲン協定加盟国以外の国々、

15か国からの人々も

入国できることが決定しました。


新型コロナウイルスの影響により、

日本からスイスへの入国は、

スイス国籍の人、EU内、

または、

有効な滞在許可証を保持している人

(我が家のような外国人)を除き、

入国ができない状態になっていました。


スイスはEU(欧州連合)には非加盟ですが、

シェンゲン協定には加盟国です。


上記で、

リスクのある国と地域からの入国者に対して、

"10日間の隔離が義務付けられる"

旨が発表されており、

そのリストに入る国々については、

後日発表とされていました。

ようやくリストが発表され、

日本は晴れて、

そのリストには入っていませんでした。


日本からスイスへの入国後は、

隔離の必要性は無いという事です。

ただし、リストは1ヶ月事に再検討される予定で、

現時点での情報です。


いくら入国できたからと言って、

もしも10日間の隔離の対象に入ってしまえば、

現実的に考えてみて、

「旅行」という意味で

スイスを訪問する事は難しいと思うので、 

これはスイスにいらっしゃる事を

ご計画されている方々にとっても、 

ビッグニュースだと思います。


ちなみにスイス → 日本 へは、

日本側の入国のルール

(スイス滞在者は日本国籍以外、入国拒否国)

が変わっていません。


私達、日本国籍を持っている人は

制限付きで入国できますが、 

英国人の夫 Banana も含め周りのスイス人、

ほとんどの欧州諸国のパスポート保持者、

またはその国々に長期滞在している人は、

まだ日本へ入国はできないという現実があります。


日本からスイスへの旅行者の受け入れは

少しずつ体制も整っている印象ですが、

スイスから日本へは、まだ先になりそうです。

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チューリッヒ空港の入国審査にて

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「スイスの街角から」 番外編~
3つの文化に囲まれて ブログでは書けないあれこれ

1/22号 Vol.2 は、以下の内容です。

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

((目次))2019年1月22日配信 / Vol.2

● 言うべきか、言わざるべきか!? 日本-スイス、機内での出来事

● 驚きあり、感心あり!のスイスの幼児教育、我が街の小学校

● 最近の我が家

● ご質問やコメントも受け付け中です!

1月24日 (木曜日)、「号外版」 として、

 "海外からでも、ローンは組める!

「日本に家を買う」ストーリーの裏バナシ" も配信予定です!

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー 
土曜日の夕刻、スイスに戻りました。

とても慌ただしかった英国でのスケジュールでしたが、

おばの最期のお見送りとお別れが出来て、

寂しい気持ちは絶えませんが、

心の区切りをつける事は出来ました。


留守中、チューリッヒ州はまた雪で、

湖畔の自宅の街にも、雪が降り積もったそうですが、

戻った日にはその雪もとけて、

青空が広がるチューリッヒ空港に到着です。


スイスと英国間はシェンゲン協定が結ばれていないため、

英国からの到着便は、日本からの便同様、

入国審査を通過しなければなりません。

(シェンゲン協定が結ばれている他の欧州からの便は、

入国審査は無しで、バゲージクレームへと進めます)


私は日本人で、日本のパスポートを所有のため、

全ての国のパスポート保持者が通過する

"Alle Passe "  (全てのパスポート)

のブースへ向かいました。


ちなみに夫 Banana は、

"スイスと英国のパスポート所持者"

のブースを通過出来るため、

最近では無人の、自動化ゲートを通過しています。


その日の "Alle Passe "  は空いており、

すぐに審査官の前に向かえました。

通常ならば、

パスポートとC permit(C滞在許可証)

を見せれば、特に何も質問される事なく、

すんなりと通過出来るのですが、

今回は何故だか違いました。


いつものように上記の書類を提示すると、

最終目的地はどこまで行くのか?

と尋ねられました。

スイスのC permitを提示しているのに、


「この後、どこに行くの?」


って、なんかヘンな質問だなぁと思いつつ、


「チューリッヒ、ここが最終目的地です。

私はチューリッヒ州に住んでいます。」


と答えました。

すると、その入国審査官は、


「どこに住んでいますか?」

と私に尋ねました。


「◯ ◯ です。」

と、自宅の街の名前を答えると、


「もっと具体的に。

住んでいる場所のストリートの名前、番地は?」


と問いかけてきます。

そこまで尋ねられるのは珍しいな

と思いつつも、きちんと答えて、

問題なく入国は出来たのですが、

とても珍しい出来事でした。


私が通った審査官が、

特別に厳しかったのかな?

とも思いましたが、

隣のブースで審査を受けていた人も、

結構時間を費やし、色々と質問をされていたようです。


尋ねられる内容はシンプルですので、

特に緊張する必要は無いのですが、

外国人がスイスへ入国するにあたり、

更に厳しくなっているようなので、

通常の旅行での行き来でも、

チェックが厳しくなったのかもしれません。


余談ですが、

我が家は今年5月に、C Permit の更新です。

5月に更新という事は、おそらく2ヶ月前には

更新手続きが進められると記憶していますので、

3月頃には、

必要な書類なども郵送されて来ると思います。


噂では、会話力のテストが導入される!?

との話も出ており、

実はちょっぴり不安な3月です。

筆記が無ければ、今まで長年培った、

サバイバルドイツ語で、なんとかなるかも!?(苦笑)


自宅の街に到着する頃には、辺りは薄暗くなり、

暮れなずむチューリッヒ湖が眺められました。

BlogPaint

上の画像は帰りの車の車窓から。

左側に見える山が、

我が家の自宅からの風景でもよくお伝えしているリギ(山)、

そのすぐ右側に見えるのは、ピラトゥス(山)です。


今回の渡英では、

葬儀の事以外で、家族間のややこしい色々があり、

心身共に疲弊した旅でした。


いろんな意味で、

スイスに戻ってきたのだなぁと感じられる、この風景。

月曜日からはまた、

スイスでの日常生活のスタートです。


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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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