スイスの街角から

スイス在住20年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

ザルーム

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月18日に発売予定です。


ANA国際線 新ビジネスクラスシート THE Room(後半)


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「スイスの街角から」インスタグラムは こちらです★

前回のブログ記事からの続きです。



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こちらが今回利用した、シート:9-Aの座席

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座席は広々、スクリーンも大きめです。

目の前のスクリーンの位置は高めなので、

前の座席の人の頭は見えません。


たまたまこの時期という事もあり、

感じた事は、

アクアシールドよりも厚目の壁で

安全にガードされているというイメージ。


9-Aは窓側に座席があり、進行方向とは逆向き。

進行方向に背を向けた形です。

通路(ドア)側にある収納部分には、鏡も付いています。
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スマートフォンやPCなどの充電はこちらで。
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シートのリクライニング、照明の調整と、

ビデオシステムのコントローラーはここ。

食事用のテーブルは反対側。

(この日の私の座席の場合、右側)


テーブルも従来の機材より広めでした。

また、過去の機材と大きく異なっているのが、

テーブル上にあるこの小さなライト。

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これは、機内食をより美味しく見せるため、

お料理にスポットライトが当たるよう設置された、

効果ライトなのだそうです!

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この日の機内食は

事前に和食をリクエストさせていただいていました。


以前、とても感銘を受けた機内食として

過去のブログにも綴っていた

東京都板橋にある、

日本料理「よし邑(よしむら)」の総料理長、

冨澤 浩一 氏 プロデュースのお料理でした。 

前回のよし邑さんの機内食はこちら。



見た目も美しく、季節感を感じさせていただき、

今回も美味しくいただきました。

コロナが完全終息したら、

是非、実店舗にお邪魔してみたいお料理です。

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料理の効果ライトを点灯すると、

確かにお食事には温かなスポットライトが当たり、

肉眼では映えましたが、

画像に残す際はちょっと注意が必要なようです。


私のメインのお料理は、

角度がよろしくなかったようで、

ちょっと光が反射してしまいました。

撮影時には、

遠目の明かりに切り替えた方が良いのかも!?

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以前の記事でも触れましたが、

SWISS(スイス - 東京便)の場合、

チーズとフルーツ、デザートは、

全て一つ一つが順番に出てきますが、

ANAの場合は、

チーズ、フルーツ、デザート(スイーツ)の

いずれか一つを選択する必要があり、

食文化の違いを感じます。


コロナ禍の中での機内のサービスは、

客室乗務員の方々にとって、

リスクも伴う大変な業務だと思います。


いつも通りに素敵な笑顔でサービスをご提供くださった

乗務員の皆さんですが、

この日は飲み物と食事サービスの時になると、

マスクやゴム手袋に加え、

フェイスシールドの代わりなのだと思いますが、

特別なメガネを着用されていました。

身を守るための当然の事です。


運ばれてくる機内食も、

カバーがけかられた状態でサービスされました。

これは往路の東京行きSWISSのフライトと同様です。

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メインの機内食と到着前の機内食の間にいただける

スナックメニューは、

メニューに載っているものもご提供いただけないなど、

ほんのわずかに通常とは異なった部分もありましたが、

こんな時期なのですから、

それは大きな問題ではありません。


途中でおうどんを頂こうかと思いましたが、

おうどんは休止中とのこと。

他に麺類はラーメンがありましたが、

その日は少し胃の負担になりそうな気もしたのでパスし、

到着前の食事までは何もいただきませんでした。


1回目の機内食のサービスが終わると、

ドアを閉めてくつろぎました。

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ただし、客室乗務員の方々は、

通路から乗客を見下ろせるスタイルです。

そして、完全に閉めても、ドアとドアの間に、

細い隙間があります。


THE Room の窓には、

興味深い新しいタイプのシャッターが付いていました。




着陸前には、2回目の機内食。

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この食事は事前予約はできませんが、

機内で和食(この日は "甘鯛の煮付け"、"ところてん")

を選びました。


機内のトイレは常に清潔に保たれ、

1回使用するごとに消毒しているかな?

と思われるほど、

乗務員さん達が常に、

トイレ内の消毒を心がけておられました。


機内では、

自前のノイズキャンセリングヘッドフォンで、

のんびりとお気に入りの音楽を聴きながら、

有料のWIFIサービスも利用して、

ネットサーフィンや、軽くSNSをチェックしたり、

ベッドに寝っ転がって、

スイスで帰りを待つ夫 Banana とLineでコンタクトしたり、

動画を観たりしながらずっと起きていました。


ファシリティが整っていた事と、

とてもリラックスした時間を過ごせた事もあり、

意外にも12時間はあっという間に過ぎました。


フルフラットになるベッドも快適でした。

スタッガードシートの場合は、

シートの足先の位置が

少し下がり気味になるのが気になる事がありましたが、

こちらはその心配もなし。


シート専用にデザインされたという

就寝時のシーツ付きのマットも横になってみると、

心地よく感じました。


「THE Room」 を利用させていただいた感想は、

全て満足!

広さとプライバシーと、

快適さを兼ね揃えたシートだと感じました。


同じビジネスクラスに搭乗する機会があれば、

是非またこの機種を利用したいと思います。


半年ぶりとなる日本一時帰国は、

7月9日にスイスを出発しました。

その直前まで、

国際線の機内サービスでここまで普通に近いサービスを

ご提供いただけようとは、

本当に想像もしていませんでした。

それは、
 
日本行きの便のSWISS(LX160便)でも同様でした。


多くの人々のご尽力と、

コロナに負けない真心込めたサービスのおかげで、

無事に日本への一時帰国を終える事ができました。


ANAとSWISSの客室乗務員の方々をはじめ、

羽田空港のANA地上スタッフの皆様、

DFSでショッピングのお手伝いをしてくださった

販売スタッフの方々、その他の空港スタッフの皆様、

そして、

日本滞在中、

見えないところで支えてくださった全ての皆様に、

感謝の言葉しかありません。


ロンドン行きのNH211便は、

定刻よりも少し早めにヒースロー空港へ到着。

その後はSWISSのフライトで、

チューリッヒまで乗り継ぎです。


頻繁に利用するヒースロー空港で、

ロンドン - チューリッヒのフライトは、

年に何度も利用する区間なのですが、

ロンドンでは意外な落とし穴もあり、

ちょっと冷や汗が出そうになりましたので、

この続きで綴ります。

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ANA国際線 新ビジネスクラスシート THE Room(前半)


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「スイスの街角から」インスタグラムは こちらです★

前回のブログ記事からの続きです。



スイスへ戻るため、

羽田空港からロンドン経由の飛行機、

NH211便に搭乗しました。


この便はANAのB777-300ER (212席)、

ドア付きの個室形式の新ビジネスクラスシート

「THE Room」が搭載された飛行機です。




自分の記録用も兼ねておりますので、

今回は前半と後半に分けて、詳しく綴ります。


このスタイルがANAより発表されて以来、

是非利用してみたいと思っていました。

その計画も叶い、

本来ならば、今年秋の日本帰省にて、

フランクフルト経由で搭乗予定でした。

しかし、コロナの影響で夏の一時帰国のフライトは、

往復ともに欠航となり

行きのSWISS直行便は日にちの変更、

スイスへの戻りはANAのミュンヘン経由から

ロンドン経由へと日にちと共にチェンジされました。


そんな理由で思いもよらず、

この新機材に搭乗する機会が

予定よりも早くやってきました。

今年秋の一時帰国はおそらく実現しないでしょうから、

結果的には良いタイミングでした。


ワイドなシートは予想通り広々しています。

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離着陸の際は、ドアは開いた状態で。

安定飛行に入ると、

ドアを閉めてプライベートな空間を作ることができます。



鏡付きの物入れの大きさにも満足。

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もちろん安全上は無理ですが、

広さを例えてみると、

一般的なサイズの日本人(大人の女性一人)と、

お子様(幼児)が一つの席に

隣り合わせて座れるくらいのサイズです。


安定飛行に入ると、

座席の空いているスペースに

大きめのバッグを置けるくらいの広さ。快適です。

(窓側に座った状態で撮影)

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真ん中の列のお隣の席は空席で、座席の撮影をしました。

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背後の座席のこちらには、

小さなお子様を二人連れられた


英国人のご家族が後から搭乗してきました。

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この座席は進行方向を向いています。

その後ここには、

5歳くらいの女の子が一人で座っていました。

(ご両親は横並びと背後)

私が初めて国際線を利用したのは19歳の時でした。

もちろん、エコノミークラスでした。

時代は変わりましたね。


乗客は日本人がほとんどですが、

中には母国へ帰省している様子の英国人もいました。


この日の私の座席は窓側のソロシートの9A

この機材のデザイン上、

進行方向に背を向けて座るスタイルです。

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最初はどうかなぁと思い、

既に搭乗のご経験がおありの方々の

搭乗体験記などを拝見した結果、

特に違和感は感じられないという感想が多く、

普段とは異なる感じもいいかなと、

その席を指定しました。


確かに離着陸の時は、

少しいつもと違う感覚はありましたが、

違和感を感じる事は全くありませんでした。

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座席の向きというよりも、

今まで搭乗してきた機材と大きく異なると感じたのは、

窓の位置が高めにあるため、

座っていると、

窓の真横の景色は常に見えますが、

私の体型(身長157㎝)では、

窓の位置が高すぎて、

シートベルトを着用して座っていると、

眼下の景色があまり見えないということ。

あくまでも私の場合なのですが。

私よりも背の高い夫ならば、

景色もよく見えるのかもしれません。


まあ、外の景色を楽しみたい場合には、

前のスクリーンで、

機長と同じ目線でライブ画像を楽しむのが良いのかも。


日本行きに利用したSWISSの乗務員さん同様、

ANAの乗務員の方々は、

真心のこもった温かで、

とてもプロフェッショナルなサービスをして下さり、

12時間の長いフライトを、

リラックスした気持ちで、

快適に過ごせる事ができました。


日本に一時帰国できるかどうか、

悩んでいた6月頃には想像もできなかった事なのですが、

機内でのサービスは、

ほぼ通常通りと変わらないクオリティでした。

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機内食や座席の更なるファシリティなど、

後半で綴ります。


(続きます)

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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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