スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

インフルエンザ

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


海外でインフルエンザを乗り越える方法〜

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雨の週明けのチューリヒ湖畔の街です。

風邪かな? と思っていた突然の発熱は、

どうやら、インフルエンザだったようです。


病院には行ってないので、

はっきりとした事は分かりませんが、

風邪の予兆も全く無く、

ちょっと体調がおかしいかな?

と感じてから、

普段の風邪のステップは踏まず、

38度以上の熱が一気に発熱。

そして、腰、首、ありとあらゆる関節が痛い、

頭がズキズキ痛い。

今まで引いた風邪とはどう考えても症状が異なる。

自分の症状をネットで調べると、

どうみてもインフルエンザでした。


一旦微熱に治ったかにもみえた高熱は、

結局丸2日間続きました〜。

こうなると、もう、お手上げです。

オトナの38度は正直かなりキツイ!

土日はベッドから一歩も出ず、

人間は体調が良くないとこんなに眠れるのか

と思うほど、懇々と眠り続けました。


考えてみると、

38度以上の熱が出るなんて、10年に一度あるかないかで、

インフルエンザにかかったのは、

記憶が正しければ、子供の頃以来です。

なので、この未経験に近い感覚と体の痛みは余計辛い。

体のあちらこちらが痛すぎて、夜中に何度も目が覚めます。


スイスに来てからはもう10年以上、

毎年11月ごろには

インフルエンザの予防接種を受けているし、

うがい、手洗いはもちろん、抗菌ジェルでの消毒など、

防寒やウィルス対策にも人一倍努めていて、

インフルエンザの一番のピークである

1月と2月も日本とスイスの両国で感染せず、

ピンピンしていたので、

まさか今更ここに来て、

自分がインフルエンザにかかろうとは

夢にも思っていませんでした。


先週は出かける用事も多くて、

いろんな場所でいろんな人達に会いましたが、

みんな元気そうで、

体調が悪そうな人も、病み上がりの人もいなかったし、

人がそれほど大勢集まる場所には、出かけた覚えもない。

いつ、どこでウィルスをいただいてしまったのか、

皆目見当もつきません。


街を歩いている間とか、電車に乗っている時にも、

危険は潜んでいたのかなぁと思ったり、

サービスをしてくれたレストランの人が、

病み上がりだったのかな?

などと考えてみるも、特に思い当たるフシもなく、

本当にある意味、フシギな感染です。


何時十年もインフルとは無縁だった

(だと思っていた)ので、

あまり詳しく症状を知らなかったのですが、

熱が治ってからも、

3日日間は感染する危険性があると知りました。


そこで、

今日友人たちと出かけるはずだった予定はもちろん、

今週の予定は泣く泣く全てキャンセルさせていただきました。

本人が治ったと思っていても、

その数日後まで感染する可能性があるのであれば、

友人たちに移してしまうと大変です。


今日はようやく、37度台まで熱が下がりました。

こんな長文が書けるくらいですから、

もうピークは乗り越えました!


でも、すっかり回復するには、

もうちょっと時間がかかりそうな予感。

受験を控えている訳でも、

就職試験を控えている身でもないので、

完全に治るまで、

世間からは隔離状態で休もうと思っています。


本人的にはかなりハードなのですが、

高熱も38度3分とか、その辺止まりだったのは、

毎年予防接種を受けているおかげなのかもしれません。

これを受けていなかったら、

もっと高い熱が出て、酷い状態だったのかも?

と想像するだけで、ゾッとします。


珍しく、食欲も一切ないここ数日ですが、

食べない事には薬も飲めないし・・

という事で、

今回のピンチで重宝したものが、

日本から持ち帰った保存食品。

私が助けられたのが、

アマノフーズさんの雑炊です。


別に私は上記の企業さんの回し者ではないので、

特にこの会社のものだけと断言している訳ではありません。

実際に自分が食べてみてよかった事と、

以前から、

お湯を注ぐだけの

フリーズドライのお味噌汁が手軽で美味しいので、

日本に帰ると必ず購入していた事で、

商品が優れている事を実感し、

実名を出させていただきました。


雑炊は一時帰省では購入した事が無かったのですが、

これも体調を崩すであろうことの

ムシの知らせだったのか!?

海外で体調不良の時、

こんなのがあるといいかも・・

と思い、2月の帰省時に購入してきました。

しかもAmazonでの購入なので、

2個 x 3種類の6個のパック。

箱入りなので少々嵩張るかな?

とは思ったものの、

重量的にはとても軽いので、

大箱から出して持ち帰れば大丈夫。

思い切って箱買いして大正解でした!

発熱した日からずっとこれを食べ続けています。


海外で体調を崩すと、一番困る事の一つが食べるコト。

夫 Banana は幸い金曜日に海外出張から戻り、

週末は家にいてくれたので、

水分補給のためグラスに水を注いでくれたり、

ベッドのシーツやカバーを取り替えてくれたり、

色々と手助けをしてくれて、助かってはいるのですが、

彼がオファーしてくれる食べ物は、

私が発熱した時に食べたいものとは微妙に異なっていて、

これも文化と体調不良時の食文化の違いなのでしょうが、

なかなか、コレ!というものがありません。


日本にいれば、

プリンが甘くてヒンヤリしていて、

火照った体には自分の欲しいものだと思うのですが、

こちらで売られているのは、プリンもどきはあるものの、

やはり日本で見慣れていいるプリンとは、

どこか違うのです。

今、食べたいもの、オハヨーのプリン(笑)


私の家だけかもしれませんが、

子供の頃に熱を出すと、

プリンとメロンパンが、我が家の実家の定番でした。


日本ならば、

コンビニに走ればすぐにゲットできる品々なのでしょうが、

スイスにはまず、コンビニもない。

日曜日に開いているお店も少ない。

こうなると、

普段常備している食品でなんとか乗り越えるしかありません。


雑炊と共に、

スイスのヨーグルトに蜂蜜を入れて食べると、

ヒンヤリ甘く、コレはおすすめでした〜。


アマノフーズさんの商品はこのシリーズで、

おかゆもあるそうなので、それも良いかなと思います。

次回はおかゆも購入してこようと思います。


もしも海外で一人暮らしで、

食べ物も常備していなかったとしたら!?

と考えるだけで、

とても不安な週末だった事だろうと思います。


それにしても、ずっとベッドにいるので、

時間が経つのが超おそい(苦笑)


さて、あくまでも私の視点ですが、

インフルエンザにかかってしまった場合、

インフルのみならず、風邪引きさん(大人)が

海外でもそれらを乗り越える方法。

オススメ常備品(日本から持ち帰りたいもの)を

リストアップしてみます。


● マスク(スイスは特に乾燥しているので、

加湿ぬれマスクが本当に役立ちました)


● 熱冷まし用のシート(海外のものは、接着力が弱いという噂)


● お湯を注ぐだけでいただける、雑炊やおかゆなどの常備食


● 湿布(腰や首の痛みが半端なく、これも日本で手に入れたものが役立ちました)


●うがい薬、喉ぬーるなどのスプレー、点鼻薬、体に合った風邪薬 、その他の薬


● 各所で使用できる除菌スプレーや除菌シートなど。

(日本の方が、TPO に合わせての商品のバリエーションが優れている!)

等など〜。

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誰もがそう頻繁に日本に戻れる環境ではないとは思いますが、

上記に挙げたものはそれぞれ、

消費期限、賞味期限の長いものなので、

ご興味がおありの方は、

一時帰省の際に、日本で購入される事をおススメします。


みなさまも、

ワタクシのような

季節外れのインフルエンザにかかってしまわぬよう、

季節の変わり目、お身体をご自愛くださいませ。


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スイスで受けたインフルエンザの予防接種


今年もスイスでインフルエンザの予防接種を受けました。

我が家は夫は勤務先で社員の福利厚生の一部として毎年接種をしており、

以前はさほど必要はないかも?と、ある意味のん気に構えていた私も、

"豚インフルエンザ" が流行した辺りから突如不安になり、

4年ほど前からは年に一度、

この時期がやってくるとかかりつけのファミリードクターの元で

インフルエンザの予防接種を受けています。


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私が住んでいた頃は日本でも同様だったように記憶していますが、

スイスでは私達のように受ける義務は無くとも受けたい人が

予防接種を受ける場合、保険は効かず費用は実費で有料です。

今年はかかりつけのドクターの元で、30フラン(約2700円)でした。


今年は・・・と明記した理由は、

あまりよくは覚えてはいないのですが、

確か昨年までは20フランか25フランくらいだったように記憶してます。

「予防接種も値上がりしたのかー。」と漠然と思いつつ、

これを受けておくのとおかないのでは精神的な不安が異なるので、

海外生活において少しでも余計な不安を

事前に取り除ける事はそうしておきたい私にとっては

本格的な冬がくる前にやっておくべき、ひとつの事柄になりつつあります。


スイスの病院は通常、緊急時のER(Notfall)などは別として、

予約無しでは診療はしていただけないのが普通ですが、

スイスに住んでいる人であれば通常は個々で保険に加入し、

ファミリードクターの登録をしているはずなので、

そこに行けば簡単に接種ができます。

ちなみに私のファミリードクターでは、

これに関しては "予約無し" でも接種できるそうですが、

念のために予約をして出かけました。

予防接種の場合は看護士さんがやって下さるため、

この日はドクターの診療はありません。


今回も例年通りクリニックへ・・。

実は今年は一抹の不安がありました。

というのは最近ここで簡単な健康診断を受けた夫 Banana は、

このクリニックで血液検査を受けた際、

血液採取の仕方が随分と荒気ずりだったのか、

看護士さんの経験がただ単に浅かったのか!?

自宅に戻ると、採血したあとのテープの下から血が溢れ出て、

シャツの腕の部分が真っ赤っか!

それを見て


「ギャーっっ」



っと叫ぶ私に、


「ダーイジョウブ、ダーイジョウブ、


新しい看護士さん、ちょっとまだ経験浅そうだったから~。

でもイタクないし、モンダイナイ!」



「えー!?本当に??」



なんてやりとりを先週したばかりだったのです。


若干の不安を抱えつつも予約をしている旨と名前を受付で告げ、

処置室に向かいます。

そこでは若い看護士さんがPCを使用して何か作業をしているところでした。

挨拶を交わし、そのまま立ち上がった彼女を見て、

一瞬感じた "不安"  そして心の中でつぶやいたヒトコト、


「お願い、手を洗って!」


心の中の祈りはむなしく、PCの前のイスから立ち上がった彼女は

手を洗う事も消毒液を自分の手に吹きかける事も無く、

PCのキーボードをタッチしていたその手で

そのまま注射器をケースから取り出し、

私に熱がないかどうかだけは確認し、

確か昨年までそこで注射をしてくれていた別の看護士さんが

いつも着けていた使い捨ての手袋も着用しないまま、

袋から注射器を取り出し、脱脂綿に消毒液を付け、

それで私の肩を消毒して、注射器を腕に "ブスッ!!"


まあ、一部始終を目の前で見ていたワケだし、

「手を洗っていただけますか?」

とはやはりどうしても問えなかったものの、自分の身を守るため、

注射器の針の部分を

手で触ってはいなかった事だけは目で追っていて確かなので、

大丈夫なんだろうなーなんて思ったものの、

やはりこういう場面に出くわすと、なんだかやっぱり、

『ガイコクってすごい!』
と感じたり・・(苦笑)


注射針をブスっとすごい勢いで私の肩にさした後、


「大丈夫~?」


と一応普通に確認する彼女に、


「ええ、大丈夫よ~。」


と答えられるようになった私は、決して危機感を持っていないワケではなく、

8年近くも海外暮らしをしていると、

まあこんな状況にもさほど驚かなくなってきた自分になっていたりもします。


その後、接種を受けた左肩に注射後特有の痛みは少しはあるものの、

何とか今年も予防接種完了。

あとはインフルエンザにかからないように予防あるのみ、

手洗いとうがいを欠かさぬよう、今年スイスの冬に備えます。



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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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