
8月15日、終戦から80年。
悲惨な戦争を忘れることがないよう、
平和に過ごせる穏やかな日々が
どんなに大切か、忘れることがないよう、
私もスイスで日本のニュース記事を読んだり、
戦争をご体験された日本の方々の語りを
拝読したりしながら、
静かにこの日を過ごしています。
戦争に関連するお話は、
日本が関連する話題に関わらず、
ブログの中では
あまり綴ったことはありませんが、
本日は少しだけ、
戦後に生まれた私も、
それについて綴ってみます。
ご興味がおありの方だけ、
この先へお進みください。
私の母方の亡き祖母と母は、
終戦が近づいた頃、
親戚を頼って福岡県の小倉(北九州)に
疎開していたそうです。
1945年8月6日に
広島に原爆が投下され、
続けて、
8月9日に長崎にも投下された原爆は、
当初の予定では長崎ではなく、
北九州に投下される予定だったのだそうです。
遠くない場所に八幡製鉄所があったことで、
その周辺が米軍の標的とされていたと
祖母が語っていたように記憶していますので、
関連があったのかもしれません。
ところが投下予定の当日、
目的地周辺の視界が良くなく、
米軍機は急遽場所を変更して、
2度目の原爆が長崎に投下されたのだと
聞きました。
戦争を体験した祖母は、そのこと以外、
あまり戦争について、
私には語りませんでしたが、
幼なかったながら、
強く記憶している祖母の言葉が、
もしもあの時、
北九州に原爆が投下されていたら、
祖母も母もその場で命を落としていたであろう、
そして、そうなっていたとしたら、
私が生まれてくることもなかった
という現実でした。
戦争を体験した祖母は、
生活が豊かになってからも、
決して食べ物を粗末にせず、
大切にしていた姿を、
今でも思い出します。
私は家庭の事情で、
幼稚園に入園する前の幼少期の
しばらくの間を、
福岡の田舎町にあった祖父母の家に
預けられて過ごしました。
そんな体験もあって、幼少期には、
おじいちゃんとおばあちゃんの姿は
いつも近くにありました。
大正元年生まれで
質実剛健という印象の、
無口でちょっと怖いイメージのあった
祖父に対し、
(そんな怖かった祖父も大人になった今では、
感謝の気持ちでいっぱい)
質素で、料理上手で、
誰にでも温かく人望があり、
いつもそばで私を支えてくれた
祖母の姿が、
今でも強く脳裏に残っています。
そして、
祖母が話してくれた戦争を体験した
いくつかの数少ない話も、
生涯忘れることはないと思います。
NHK で放送されている朝ドラ
「あんぱん」を、
私も楽しみに視聴していますが、
戦争のシーンが描かれた数週間は、
悲しさと切なさでいっぱいになりながら、
ドラマを観ていました。
私の夫はイギリス人(英国人)です。
時代が変わって国際結婚をしましたが、
戦時中はイギリスは日本の敵対国でした。
実は今年に入ってから、
終戦から80年が経過したことにまつわり、
日本人の私にとっては、
とてもショックな場面を度々、
イギリス国内のテレビ番組やニュースで
目にしました。
単刀直入に言いますと、
イギリスでは今年の8月15日は、
VJ DAY 80 (Victory over Japan Day)
と称され、
日本に勝利した終戦記念日とされていて、
戦没者を追悼する式典の開催ばかりでなく、
勝利を記念する日としての
テレビ番組の特集があるなど、
お祝いもされているのです。
春にも同じようなことがあり
驚いたのですが、
その時は5月8日の
ヨーロッパ戦勝記念日
VE DAY(Victory in Europe Day = )で、
第二次世界大戦において、
連合国がドイツを降伏させた日として、
ヨーロッパにおける勝利を
記念する日だったそうです。
その日は 英BBCで、
祝賀会のコンサートがライブや、
お祝いの祝典などの様子が中継されていて、
それは盛大なお祝いに、
日本人である私は、
驚きを通り越して言葉も出ませんでした。
戦争に勝利した国である
彼らにとっての終戦記念日が、
何度もあることも知りませんでしたし、
国によっては、
戦後80年の捉え方が大きく異なることに、
ただ、ただ、驚かされました。
今も世界では戦争が続いていて、
世界平和には遠いのかもしれません。
今はただ、
どうか世界がいつか平和になりますようにと
祈りながら、
当たり前に過ごせる毎日に感謝しながら、
大切にして生きたいと思う日々です。
本日は普段とは全く異なるスタイルの
ブログでしたが、
明日からはまた、
通常通りの「スイスの街角から」に戻ります。
最後まで読んでくださった皆さま、
ありがとうございました。
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