「スイスの街角から」インスタグラムは こちらです★
季節が夏へと移り変わる中、
町のお店に並ぶ季節のフルーツも、
初夏から真夏のものへ変わり始め、
初夏のフルーツと真夏のフルーツが、
店頭には一緒に並んでいます。
日本では冬から春にかけてが旬のいちごは、
スイスでは春の終わり頃から出始め、
初夏ごろがちょうど旬です。
スーパーやマルクトへ行くと、
初夏のフルーツのいちごが
まだ並んでいますが、
夏のフルーツのさくらんぼやメロン、
スイカも登場しています。
私の住むチューリッヒ州では、
いちごはスイスの国産ものや、
イタリア、スペイン、
そして、フランス(甘くて美味しい)
などからの輸入品が中心で、
お店に並んでいます。
家庭菜園でいちごを植える人も多く、
ガーデンセンターには、
様々な種類のいちごも ♪
昨日出かけた近所のスーパーの
ガーデンコーナーにも、
いちごの鉢植えが売られていました。
可愛い薄ピンクのいちごの花。
スイスのいちご(苺)と言えば、
スーパーの週替わりセールなどで売られている
低価格のいちごは、
硬くて酸っぱいイメージなのですが、
スイス(ドイツ語圏)の
トゥールガウ州で作られるいちごは、
甘くて美味しいいちごです。
その中でも、
いちごの品種「LAMBADA(ランバダ)」は
トゥールガウ州で作られる高品種で、
とても甘くて、柔らかくて、美味しい苺です。
【下記の画像は、2020年撮影】
けれども、これらはとても稀少ないちごです。
柔らかく繊細で、いたみやすいこともあり、
賞味期限は収穫した日と、その翌日までくらい!?
遠方には配送ができないのだそうで、
トゥールガウ州とその近隣
(チューリッヒ州など)にだけ、
短期間で出回るようです。
なかなか手に入らないため、
ファームの販売所など直営農家や、
チューリッヒのデパ地下などで、
たまたま見つけられた時にだけ
買い求めて味わえる、
まさに幻のいちごです。
巡り会えた時には、かなりラッキー。
例年だと今頃出回るはずなので、
昨年このいちごを目にした
いくつかのお店でも尋ねてみましたが、
先週の時点では、
まだ出ていないとのことで残念。
各所で、
「今週、出るかもしれないし、出ないかもしれない」
と、あやふやな回答でした〜。
お店の方でさえわからない稀少品なのです。
今年は食べそびれてしまいそうな予感も。
幻のいちごの入手はなかなか困難なので、
我が家は普段はスーパーで、
パック入りのいちごを購入します。
これらでも、
グレードの高いものを選べば、
甘くて柔らかく、美味しい!
いちごのシーズンが終わりに近づくと、
今度はスイス・ツーク州の
大粒であまーいさくらんぼが、
個人的にはお次の楽しみです。