スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

2021年夏 インターラーケン ブリエンツの旅

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


可愛い仲間たち ♪


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本日の画像は、

今年の夏、我が家に仲間入りした

スイスの可愛い仲間たちです。


スイスのおみやげ屋さんに行くと、

木彫りの工芸品をよく目にします。

これらは熟練の職人さんが手がけた

スイスメイドです。

お値段は決してお安くはありませんが、

とても素朴で温かみがあって、

スイスらしくて可愛いので、

私も少しずつコレクションしています。


よく見かける大きめの牛は、

色とりどりいくつか揃えていたのですが、

今年は小型の牛と、

山羊もとても可愛かったので、

一目惚れして手に入れました。


今まで持っていた牛は、

全部正面を向いていましたが、

今回の一頭は、草をはんでいる感じで、

これまたカワイイ〜。


先日旅したスイス、

ベルナーオーバーラント地方のブリエンツは、

伝統的な木彫り工芸で知られる町です。

同じくインターラーケンのお土産屋さんにも、

可愛い木彫りの動物たちが並んでいました。


下の画像はその一部、

あるお店のショーウィンドウです。


一つ一つが丁寧に手作りされている木彫りの作品は、

決してお安いものではないため、

大人買いはできませんが、

これから先も、

少しずつ仲間を増やしてゆこうと思っています。


次回欲しいのは、

今回は予算面で諦めた、

アルプスの少女ハイジに出てくる

ユキちゃんのようなヤギと、

ヨーゼフのようなセントバーナード犬です ♪

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世界からの旅行客の多さにビックリ in スイス


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9月も中旬に差し掛かり、

すっかりと秋めいてきたスイスです。

我が家も遅めの夏の休暇を終え、

今週からは普段の生活に戻りました。


9月10日時点のスイス、


新規感染者:2,894人

新規入院患者:98人

新たな死亡者:11人


新規感染者は前日よりも減少。

ただし、新規入院患者数と死亡者数が

増加している点が気にかかります。


さて、今年の夏の休暇は

大まかに3回に分けて、

スイス国内を旅してきました。

各地への旅で人間ウォッチングをして、

様々な発見や興味深い光景を目にしました。

今回は自身の旅の体験で感じたこと、

目にしたことを綴ってみます。


1. ローザンヌ
(ヴォー州 / フランス語圏)7月に5日間

2. ツェルマット【マッターホルン】
(ヴァレー州 / ドイツ語圏)8月に5日間

3. ベルナーオーバーラント地方
【ブリエンツ、インターラーケン】
(ベルン州 / ドイツ語圏) 9月に4日間


上記を訪れて驚いたことは、

各地ともに世界各地からの旅行客が

スイスへもかなり戻っていて、

観光地やホテルを中心に、

現在のスイスのコロナ事情を考えると

引いてしまうほどに、

とても賑わっていたことです。

観光地の乗り物は各所で満杯状態のところもありました。


夫婦二人暮らしの我が家の夏休みは、

一般の人達が消化する、

いわゆる学校の夏休みに合わせて取る

休みの時期からは

混雑を避けるため前後へずらしたため、

観光地各地も空いているものだとばかり

思っていました。

けれどもその予想は

特にベルナーオーバーラント地方で覆されました。


7月のローザンヌでは、

昨年も同じ頃に訪れた

ヴォー州の印象と変わらず、

旅行客はそれなりに多いものの、

普通の夏の観光シーズンという印象でした。

滞在したホテルはや、

訪れた観光地で目にした旅行客の多くは、

EU圏内とスイス各地からの人々に見えました。


ツェルマットを訪れた際も、

観光地ならではの人の多さに驚いたのですが、

後から考えてみると、

ゴルナーグラートへと上る

登山列車もかなり空いていたし、

混雑していたのは観光客が訪れる展望台と、

登山者やハイキングにやってきた人達が滞在する

ツェルマットの村の中心部だけで、

山のハイキングコースはかなり空いていました。


村から離れた高山にある高級リゾートホテルは、

宿泊率は50%くらいに見え、

さほど混雑はしていませんでした。

ツェルマットの村と山のリゾートは、

ドイツ、アメリカ、英国、

スイス国内と他のEU諸国などからの

宿泊客が中心でした。

特にアメリカからのゲストが多かった。


で、最後に訪れたベルナーオーバーラント地方、

特にインターラーケンだけは、

全く1,2とは異なる旅行者層。

町のメインストリートも、宿泊したホテルも、

それまでの旅ではあまり目にしなかった、

アラブ諸国からの旅行客でいっぱいでした。

町のメイン通りを歩いている人の多くは

アラブ系の人々。

多分、町に滞在している人々の

半数くらいは占めていたのではないかと思います。


インターラーケンで宿泊したホテルは、

昨年に続き、

ビクトリアユングフラウに滞在しましたが、

昨年は目にしなかった旅行客の層に加え、

世界各地から旅行者がたくさん。


1年前はそんな印象は無かったなぁ

と考えてみると、

昨年の今頃の時点では、

まだコロナワクチンが普及しておらず、

スイス国外からの旅行は制限されていたので、

国外からの旅行者は

ほとんど目にしなかったのでしょう。


考えてみると、

スイス国内でワクチン接種が開始されたばかりの頃は、

いつ一般の順番が回ってくるかが明確ではなく、

焦りを感じていた人々も多かった中、

いち早くワクチンを打ちたければ、

ドバイやアブダビへ行けばワクチンを打てる

と銘打つ、

ワクチン接種旅行に出かけたリッチなスイス人達も

存在したくらいですから、

アラブ系の国の人々がワクチンを接種した後、

ワクチンパスポートも手に入れて、

スイス旅行に出かけたことは理解できます。


スイスは現在、

日本を含む世界各地からの入国制限を緩和していますので、

当然と言えばそうなのかもしれませんが。

気になる日本人の旅行者は、

各地で数組お見かけしたくらいで、

まだまだ日本からスイスへの旅行は本格的に復活とはゆきません。

日本国内各地で緊急事態宣言が延長されている現在、

いくら受け入れ側の体制が整っているとはいえ、

やむを得ない事なのでしょう。


チューリッヒも含め、

他の観光地では時々しか目にしないアラブ系の人々が、

なぜインターラーケンにはいっぱいなのか?

と考えてみると、

もちろん、アラブ諸国の富裕層が好みそうな

高級なホテルがあることもメインなのでしょうが、

イスラム圏の女性達が身につけている、

体全体を覆う服装でも、

登山列車に揺られて、

山のてっぺんまでアクセスできる

ユングフラウヨッホや、

インターラーケンから一番近い展望台、

ハーダークルムなどへも

ケーブルカーで簡単に行ける。

他にも、本格的な山歩きをしなくても、

十分にスイスの壮大な自然を楽しめる場所へ

電車やケーブルカーで簡単にアクセスできる

というのが理由で、

インターラーケンが一番人気なのだと思います。

そして、高級時計ショップが並んでいることも、

リッチな彼らにはきっと魅力なのでしょう。


数年前までは、

中国からの旅行者(特に団体)でいっぱいでしたが、

昨年に続いて今年も、

団体客は目にしませんでした。


ちなみに、

宿泊したビクトリアユングフラウの

フロントスタッフと話をしたところ、

各地からの旅行者や、

企業のセミナーの開催なども加わり、

連日、宿泊客で満杯状態だそうです。


スイスはやはり、世界各地の人々にとっても、

人気の旅行地なのだと実感した今年の夏の旅でした。


【番外編】へ続きます。

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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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