スイスの街角から

スイス在住18年目。 チューリッヒ湖のほとりに、英国人の夫と共に住んでいます。 カルチャーショックでいっぱいの実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

英国 コーンウォール

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目が離せない


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先日のブログの続きです。


英国に住む、

夫 Banana の娘ローラから、

元気で頑張っていると連絡がありました。



州立病院に勤務するローラは、

看護師長としてコロナのICU(集中治療室)の

患者さんの看護をするという

日夜ハードな業務が続いていますが、

ほんの数日だけ、

旦那様のジミーと共に連休で

休暇をいただけたのだそうです。


コロナの患者さんのお世話をすることは

現在の彼らの重要な任務ですが、

看護師だって人間。

どんなに忙しくとも、心身の安らぎは必要だと思うし、

ほんの少しの間だけでも仕事を忘れて休養して欲しい。


テレビ電話の向こうの彼女の姿は

前回話した時よりも少しリラックスした様子で、

安心しました。


冷たい雨の多い印象の冬の英国ですが、

ここ数日のコーンウォールは美しい晴れ間が広がり、

例のホットチョコレートを

ステンレスボトルに入れて一緒に持ち運び、

屋外で自然も満喫できているようです。


ローラはいつも、

「とてもタフな状況が続いている」

とだけ私達に伝え、

それ以上は語りません。


患者さんに対しての守秘義務もあるからなのでしょうが、

医療関係者ではない家族には

余計な心配をかけたくないのか、

仕事がオフの時には病院のことを語りたくないのか?

いずれにしても、

言葉にはできないくらいの惨状の中にいることは

確かなのだと思います。


「貴方とジミーのことがとても心配で、

パパもすごく心配しているよ、体調は大丈夫?」


と問いかける私の隣で、


「いやいや、全然心配はしていないよ〜。」


と照れ隠しの様子の Banana。

父親って、全世界共通ですね。


さて、彼らは最近コーンウォールで、

マイホームを購入すべく行動を開始しました。

英国では若夫婦でも一軒家を買うのが普通です。

今はコンパクトサイズのフラット(マンション)

住まいのローラとジミー。


一度 Banana と一緒に

彼らの部屋を訪問したことがありますが、

日本人の私から見ても、

寝室が一部屋とリビング&ダイニング、

キッチンとバスルームだけでバルコニーや庭は無し。

1LDKサイズのマンションは小さいと感じました。

昨年から休みの日には色々と物件を見学をしてみて、

現在かなり興味を抱いている物件は、

コーンウォールの静かな村にある

4LDKに広々としたガーデン付きの家だそうです。


これから新しい家族を増やしたい二人には、

将来の子供達を育てる上でも、

とても良い環境なのでしょう。

ガーデンには仕事や趣味に利用できそうな小屋もあり、

緑もいっぱいなのだそう。


家はローンで購入予定で、

頭金くらいは二人で貯金できているそうですが、

さて、どうなることか。

ジミーのご両親同様、

Banana も金銭面で多少はサポートの予定があるし、

若夫婦の夢はそう遠くない将来に

叶いそうな気もします。
 

ところでコーンウォールは、

日本の首脳も参加する

2021年6月11日-13日まで予定されている

G7サミットの開催地として決定しています。

(G7サミット= 日、米、英、仏、独、伊、加
7か国の首脳並びに欧州理事会議長及び
欧州委員会委員長が参加して開催される首脳会議)

で、奇しくもその開催場所は、

私も2017年に宿泊をした、

Carbis Bay Estate なのだそうです。



確かにとても素敵なホテルではありましたが、

G7サミットが行われるには、

ちょっとこじんまりとしていたような・・!?

という気もしてしまいました。


しかし、Banana によると、

その後改装され、規模も拡張しており、

何よりも建物が崖の上に位置しているので、

厳重な警備を置いた上で、

"外部からの侵入は不可能で、 最適な場所だと思う。"

とのことです。


コロナの影響で、開催地も含め、

今後の予定がどう変わるかは分かりませんが、 

今年は2年ぶりに対面式での

サミットを予定とのこと。

あらためて、

コーンウォールから目が離せない我が家です。

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老後を過ごす人気の場所(in UK)


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蟹で知られる英国の小さな港町 ♪ (英国・コーンウォール)


からの続き、

今回の英国(コーンウォールとその他)の旅の記録、最終章です。


今年のコーンウォールへの旅は、

チューリッヒからヒースロー空港まではいつものように飛行機を利用し、

空港からはレンタカーを借りて、英国内を旅しました。


コーンウォールを出た後、旅の最終日は、

イングランドサマセット州(Somerset)の海辺の街、

クリーブドン(Clevedon)に滞在しました。


クリーブドンはサマセットの北部に位置する港町です。

長く続くクリーブドンの海沿いの遊歩道の先には、

美しいビクトリア様式の庭園があり、

海岸には石畳のビーチと岩の多い崖が混在しています。


夏になると、観光客を乗せるロバも登場するのだそうで、

英国の観光スポットとしても知られるとの事ですが、

退職をした人々が老後を過ごす海辺の町としても、

人気のある場所なのだそうです。

クリーブドンの港(Clevedon Pier)は1869年にオープン、

ひと際目を引く長い桟橋は、現存する英国のビクトリア朝の桟橋の中で、

最も初期の時代のものとの事。


私たちも心地よい海風を受けながら、桟橋を歩いてみました。

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橋の終わり部分は見晴台があり、カフェが併設されています。

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海外沿いは、先が見えないくらい、とても長いトレイルが続きます。

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時間は夕刻。ウォーキングやジョギングを楽しむ人々や、

子連れのママさんがバギーを押しながら散策していたり、

仲良く歩いている老夫婦など、

みんなのんびりとした時間を過ごしているのが印象的でした。

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英国らしい、美しいイングリッシュガーデンです。

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海を眺められる特等席のベンチに腰掛けて、

のんびりと時間を過ごしている人もいました。

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海岸の目の前には、

豪華な造りの老人ホームらしき建物が一層目を引きました。

海沿いには次々に新しいマンションが建てられているようです。

既に建っている古い建物を改築中の工事現場なども目につきました。

リゾートマンションとして売り出しをかけている広告も目にしました。

街を周回するバスも走っており、老後を過ごす人々や、

車の運転をしない人たちでもアクセスも良さそうです。


以前、英国(サマセット州)に住む、

義理のおばの現在の暮らしぶりについても触れましたが、

同じサマセットとはいえ、場所によって大きく印象も異なりました。

(サマセットはとても大きな州)


海岸沿いには、「子供パーク」と称される、緑あふれた広大な敷地があり、

その中には、

テニスコート、サッカーのグラウンド、子供達のプレーエリア など・・。

様々なアクティビティを楽しめる場所もありました。

高齢者ばかりではなく、子供達や若い世代の人々も多く見かけ、活気のある場所です。

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夏になるとオープンするプールはオーシャンフロント、海水を使用したプール!

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この日の夕食の前菜には、英国の海辺に来ると楽しみな、

ホワイトベイト(英国ではお馴染みのシラウオに似た小魚)のフライをいただきました。

最後の最後まで海のお魚三昧!(笑)


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今回の英国の旅は、コーンウォールに住む親戚に会うのが一番の目的で、

終の住処を求めてやってきた訳ではありませんが、

やがてそう遠くはない日にやって来る老後のプランを設計する上では、

とても真剣にいろいろな事を考えさせられました。


この港町に限らず、英国にはこういった感じの、

老後を過ごすのにポピュラーな海沿いの街はいくつも存在するのだそうです。

個人的にはおそらくこれが10年前であれば、

"心地よい海辺の町に滞在した"

で終わったのでしょうが、

今回は、仮に自分がいつか、もしもここに住む機会があればという観点で、

ヒースロー空港までのアクセス方法や所要時間

(日本と行き来するつもりでいる自分には、これはかなり重要!)

様々な意味での生活環境、

例えば、英国人が多いか、外国人の方が多いのか 等、

今までとは異なった視点で、街を見渡している自分がいました。

ちなみにこの街からヒースローまでは、

車でハイウェーをひたすら走り、約3時間弱。


英国人達には人気の場所でも、

自分が老後を過ごすという意味では
不安材料もあり、

(正直なところ、ロンドンとは全く真逆で、ここには白人系の英国人ばかりだったので、

アジア人の自分がこの街の英国コミュニティに受け入れられるかどうかと考えてみると、

少々不安を覚えたというのがホンネ)

この場所に「住みたいかどうか」という点においては、

特別にインパクトを感じた訳ではなく、あまり現実味はおびませんでした。


将来、英国に住むかどうかも分からず、

日本を含め全く別の場所に住む可能性もあり、

老後についてはまだ全く何も決まっていない状態なので、

我が家ではこんなスタイルでの将来の自分探しの各地へ旅は、

これから先も続きそうです。



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蟹で知られる英国の小さな港町 ♪ (英国・コーンウォール)


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海岸線から岩を登って崖の上へ 〜 超自然散策 in コーンウォール

からの続きです。


コーンウォールに滞在中、毎日新鮮なシーフードを味わいました。

カーヴィス・ベイ(Carbis Bay)最後の夜は、

親戚たちと共に蟹で有名な小さな港町を訪れました。

以前の記事でも少し触れましたが、

ニューリン(Newlyn)という港町が蟹の漁で有名で、

この界隈の港町では、

本場の「コーンウォール産の蟹( "Real Cornish Crab")」

を提供するレストランがいくつもあります。


日曜日だったため、漁がお休みであった事もあってか、

蟹以外の日曜特別メニューを提供するお店が多かったのですが、

最後の夜に蟹を食べたいという私の希望をふまえ、

親戚が何軒もレストランにチェックをしてくれて、

日曜日でも蟹をいただけるニューリンから続く隣村にある、

マウスホール(Mousehole)のレストランを予約してくれました。


マウスホールは
コーンウォールのマウントベイにある美しい港町で、

石造りの建物やギャラリー等が並ぶ美しい村です。

地元民である親戚に指定された海沿いに車を止め、

村の中心地まで約10分ほど歩きます。

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思わず立ち止まってしまう、可愛らしい英国の海辺の村。

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漁師さん達の船が停泊していました。

こんな浅瀬でも海が澄み切っていて、とってもキレイ!

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ここがこの日のレストランです。 →
2 Fore Street(公式サイト/ 英語)

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夕方は17時開店で、オープンと同時に入店。

さほど広くはない店内ですが、とても心地よい雰囲気のお店でした。


この日は予約でいっぱいだったそうなのですが、

19時から入るお客様の前に2時間だけという事で、

最強の味方の親戚が交渉をしてくれ、何とか2時間だけ席を確保できました。

やはり国は違えど、地元民強し!


本日のオススメに、お目当の蟹がありました〜!

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オススメ以外にも定番メニューが用意されています。

どれもこれも魅力的なシーフードメニューが並び、

決めるのに時間を費やしてしまいました(笑)


鯖と散々迷いましたが、前菜にはイカのフリッター

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そしてメインには、

目的の蟹「ニューリンクラブ(Newlyn Crab)」をいただきました。

蟹も付け添えの新ジャガも、超美味しかった〜♪  大満足!

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コーンウォールを訪れる度に気づくのですが、

この地はシーフードだけに関わらず、地元産の食材にこだわっているということ。

新ジャガもとれたて野菜も、全てコーンウォール産です。

ホテルの朝食でいただいた卵やハム、ソーセージなど、全てが地元産でした。

体にも、心にも、とっても優しい地方だと感じます。


普段は抑えているデザートも、この日はいただきました。

写真はチーズケーキです。

結構ボリュームがあり、食べた後に後悔(苦笑)

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19時にお店を出ると外はまだ明るく、美しい夕暮れでした。

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ちなみにこの日は、

午前中に Porthcurno beach (ポースカーノビーチ)を散策し、

ミナックシアター(The Minac Theatre)まで岩を登った日です。

午前中はすこし雲もかかっていた海岸は、午後からすっかり晴れました。


カーヴィス・ベイ(Carbis Bay)のホテルに戻り、

目の前にある夕暮れのビーチを散策。

この日のコーンウォールも、美しい1日でした。

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いよいよ今回の私達の英国の旅も終わりに近づいてきました。


翌日にコーンウォールを出発し、ヒースロー空港へ車で向かう途中、

お次も海辺の美しい街に滞在しました。


今回の英国の旅の記録は、次の海辺の街の記事にて終了です。



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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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