スイスのコロナ感染者の数は、
クリスマス前に急増したそうですが、
現在は一旦患者数が下がっているそうです。
その代わりに
インフルエンザに罹っている人の数が
急増中なのだとか。
日本と似たような状況のようです。
前回のブログ記事で、
年末年始に救急外来にかかったお話を
しましたが、
救急外来に通った数日の間、
医療に携わっておられる方々の姿を
目にしていて、
実はちょっと驚いたことがありました。
それは、
医師、看護師、受付の係の方も含め、
医療従事者の方々のほとんどが、
マスクを着用せずに勤務されている姿でした。
私がその場にいた 3 日間のうち、
最初の 2 日間で、
マスクをつけている看護師さんを
目にしたのは、お一人だけでした。
ドクター達は全員ノーマスク。
一方、待合室で待っている患者さんの中には、
マスクを着けて待っている人もいました。
患者の立場であった私が言うのも
どうかとは思いますが、
私のその時の症状は、
風邪やインフルエンザ、ウイルス性胃腸炎、
コロナでもなかったので、
そこで全く別のウイルスに感染するのが怖くて、
夫 Banana と共に、
人の多い待合室ではマスクを着用していました。
医療従事者である
何人もの看護師さん、検査技師さん、
ドクター達に素手で体に触れながら
検査したり診ていただきましたが、
マスクも着けずに怖くないのかなぁと、
逆に患者の私が
心配になってしまったりしていました。
特に病院が混んでいた 12 月 30 日と、
大晦日の 31 日はそんな状態でした。
最後に訪れた 1 月 1 日の午前中は、
待合室も処置室とても空いていて、
前日の 2 日間とはうって変わり、
閑散とした院内でしたが、
不思議なことに、
前日と同じ看護師さんも医師も、
その日はマスクを着用していました。
もしかすると、
1 月から病院内のルールも変わって、
医療従事者はのマスク着用が
義務付けとなっていたのかもしれません。
上記は院内での光景でしたが、
市民の娯楽の場である
大きなコンサート会場でも、
ノーマスクの生活風景は同様です。
クリスマスの前と年明けに、
チューリッヒ市内の音楽ホールへ
クラシックコンサート鑑賞に出かけた
我が家でしたが、
その 2 度とも、
観客のほぼ全員!? と思われる人々が、
マスクを着けていませんでした。
実は、新年のコンサートの日は、
さほど遠くない位置の後方から、
ずっと咳をする音が聞こえてきていて、
コンサート途中で、
マスクを着けておいた方が無難かな?
とも考えたのですが、
周りを見渡しても誰もマスク姿の人はいないし、
それで無くても日本人だというだけで、
どこにいても目立つ立場ですので、(苦笑)
あえてさらに目立つ姿になることを
躊躇してしまいました。
それと、今さら遅いかな?
という思いもあって、
着けずにそのまま座っていました。
幸い今も元気ですので、
その場ではうつらなかったようです。
2 つのコンサートの観客は、
ご高齢の観客も多くいらっしゃり、
年齢層は全体的に高く、
私でもかなり若い方の部類でした。
人が多く集まった場所で、
高齢者を含め、
ほぼ誰もマスクを着用していない姿は、
ある意味、とても印象的でした。
マスクは病人が着けるもの…。
と言う感覚がスイスにはありましたので、
そもそもの生活習慣の違いを
あらためて感じさせられた
年末年始の人々の生活風景でした。
これらはあくまでも、
私の周りで目にした光景ですので、
場所や状況に応じては、
また異なるのかもしれません。
秋に一時帰国した際、
日本国内でも
2 か所でコンサートに出かけましたが、
多くの方々がマスク姿でしたので、
その時は私も、
エチケットだろうと思い
マスク着用でコンサート鑑賞を楽しみました。
どこに住んでいても、
今でも日本人であることに
変わりはありませんので、
「郷に入っては郷に従え」の心境です。
ちなみにドイツ語や英語では、
このことわざの例えは無いようです。
スイスでマスクを着けていると
煙たがられるという、
コロナ禍が始まった直後のような
風潮はもうなく、
着けていても、着けていなくても、
それは個人の自由…。
という街の雰囲気になってはいます。
中にはマスク姿で歩いている人もいますが、
海外からの旅行者の方々の方が多いようで、
スイスの多くの人々は、
やはりマスクは着けたくない様子です。
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