日本を離れて海外に住んでみると、
特に ”自分が「今」住んでいる国” を離れてみると、
「言葉」(=言語)の使い方の難しさを実感します。
現在休暇で滞在しているイタリア・シチリア島での出来事です。

私たち夫婦が宿泊しているホテルは、
広大なリゾート内にある事は前回の記事でも述べたのですが、
このホテルには、4つのレストランがあり、
その日の気分でそれぞれのレストランを
チョイスして予約する事が出来ます。
4つのレストランのうちのそのひとつは、
シチリアの郷土料理や、
新鮮な獲れたてのお魚を出してくれるレストラン。
私たち夫婦はその場所が気に入り、
足しげく通っているのですが、
そこでサービスをして下さる、
あるイタリア人のウェーターさんの英語が
とても気にかかります。
彼は、テーブルのセットをしたり、お料理を運んで
サービスをして下さる度に、
「You are welcom!」
(=ユーアーウェルカム:どういたしまして)
と英語で言い、立ち去ります。
もちろん、その言葉は正しいのですが、
ただ一つ気にかかる事は、彼は、
私たちが、
『Thank you!』
と言う言葉を発する前に、お皿を置いたのと同時に
「ユーアーウェルカム」と言い、立ち去るのです。
最初は私たちが、
「Thank you」
を ”既に言ったと思って” 「You are welcom」
と、彼がいつもそう言っているのだと思い、
気にかけなかったのですが、
毎日サービスをしていただいているうちに、
実はそれが、単なる言葉の(理解の仕方の)間違いであるのだと
気づきました。
私が推測するところによると、
イタリア語では、
『どういたしまして=Prego』だけではなく、
お料理を出したり、
お店などでサービスをして下さる際にもこの、
「Prego プレーゴ」という同じ言葉を使うようなので、
”you are welcome ” は、彼にとって、イタリア語の
「プレーゴ」(=どうぞと、どういたしまして)
の意味合いで使われているのだろうと思われます。
それにしても、
このホテルに宿泊しているハイソな英国人やアメリカ人をはじめ、
ネイティブのイングリッシュスピ−カーたちや、
その他、ドイツ人等、英語で彼と対応している人たちは、
なぜ彼の、
「シンプルな言葉の使い方の過ち」を
訂正してあげないのだろう??という、
不信感もよぎってしまう私です。
だったら、アナタが訂正すればー?って
思われるかもしれませんが、
なんてったって、周りにはネイティブの英語スピーカーの
ゲストがわんさかといるリゾートです。
その中で、誰も彼の英語をを訂正しないのに、
そこで、ここでも ”ガイコクジン” の私が、
「あのー、ユーアーウェルカムって、
どういたしましての意味なので、こちらがサンキューを言う前に、
そういうのはオカシイですよー。」
なんて、とても言えるはずがありません。
まして、
そのホテルのレストランには、
彼のマネージャーもいて、いつも目を光らせているし、
英語をもっと流暢に話せる
先輩らしきウェイターやウェイトレスもいるのに、
なぜ彼らは、
彼のそのちょっと変わった英語表現を訂正してあげないのか、
フシギで仕方がないのです。
相手が「サンキュー」を言わずにいるのに、
「ユーアーウェルカム」って、
なんだかどこかで観た、
サービスをしてあげているのに、
相手が ”ありがとう” も言わずいる時の、
英語のドラマの、ブラックジョークのようにも
聞こえてしまうのですが・・・。
もちろん彼は、
そんなブラックジョークを言っているつもりはなく、
ただ、親切な気持ちで、
「さあ、どうぞ、お食事をお楽しみ下さい!」
と言う意味合いで
”ユーアーウェルカム” の言葉を使っているようなのです。
それにしても、最初は
「ああ、英語の使い方を間違っているのねー・・・。」
と思っていた私も、
毎日彼がお皿を置くと同時に、
こちらの「Thank you」の前に発する、毎度の
『You are welcom』 には、やはりちょっと納得できない!?
「ユーアーウェルカム」とウェイターの彼が ”先に” 言った後、
「サンキュー」と、私たちが返す不思議な会話の続く日々。
相手はとっても親切な気持ちで言ってくれているのは
よーく理解できるのに・・・。
「言葉」と、「言葉の使い方」って、
特ににそれが母国語以外の言語である場合、
本当に難しいものだと、つくづくと感じました。
↑ ↑ ↑ ↑
ブログランキングに参加しています!
大変お手数ですが、
上の応援の クリック を、どうぞよろしくお願い致します。

















































