スイスの街角から

スイス在住 21 年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

よろしかったら、ちょっと読んでみて下さい!

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月に発売されました。紙書籍とあわせまして、電子書籍も発売中です。


スイスのカフェが好き🇨🇭

ブログネタ
スイスの風景 2 に参加中!

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スイスに住んで今年の 5 月で

22 年目に突入しますが 、

日々の生活でちょっと嬉しく感じることが、

スイスには可愛いカフェや、

素敵スタイルのカフェが

意外とたくさんあることです。


なんというか、

ただお洒落なだけではなくて、

趣のある古い建物の中に、

ものすごく心地よい空間が作られていたり、

外観やインテリアが凝っていたり…。

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モダンスタイルな中に、

レトロな空間もあったり、

逆に、完全モダンスタイルで、

くつろげるカフェなどもあります。


もちろん、

都市部のチューリッヒまで出かければ、

そんな場所がいくつもあるのですが、

実は意外と、

郊外の自宅から遠くはない場所にも、

居心地の良い場所があったりします。


時々利用する場所は、

チューリッヒではあまり見かけないスタイルで、

この場所、好きだな〜

と感じる、

お気に入りの場所がいくつかあります。


先日もそのうちの一つに

行ってみました。

ご近所の友人と待ち合わせての、

ティー & 日本語でのおしゃべりタイム ♪

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こういう場所でいただくスイーツは、

都市部のお店にある、

すごく見栄えのする感じのではなく、

いかにもホームメイドっぽい

素朴な焼き菓子やケーキに

出会えることがあります。


お茶にはだいたい、

チョコやクッキーなど、

ほんのひとくちですが、

甘いものが付いて出されるのもい嬉しいです。

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この日は素朴なガトーショコラと

迷いましたが、

友人と共に

アプリコットタルトにしてみました。

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これが、甘すぎずに美味しくて、

オイシイね〜!と、

声に出しながら味わいました。

卵や牛乳、バターなど、

スイスの素材の良さも

引き立っているのかも?


以前はお互いの家のどちらかで

お茶をすることが多かったのですが、

それはそれで気兼ねがなくて

楽しいのだけれど、

外でお茶をするのも、また楽しい〜。


暖かくなると、

テラス席に腰掛けてお茶をするのも

楽しみです。


夏はこんな感じの素敵な場所で…。



早く春がやってこないかなぁ…。

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チューリッヒ駅で日本の駅弁販売がスタート!

ブログネタ
スイスの風景 2 に参加中!

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スイスの電車の玄関口、

チューリッヒ中央駅で 2 月 6 日より、

日本の駅弁の販売がスタートします。

これは期間限定の

ポップアップストア として

開催される試みです。


実はこの嬉しいニュースは、

昨年の秋頃に

日本のニュースで報じられて以来、

スイス在住者の間でも

持ちきりの話題でした。


これ、大袈裟ではなく、

日本人同士で集まると、

「チューリッヒ駅の駅弁、とても楽しみだね〜!」

と、話が弾んでいました。

それだけ私達は、

本物の日本食に飢えているのでしょう。(苦笑)


販売当日に駅弁を買いに行こうかと

思っていたのですが、

たまたま前日に開催された

オープニングイベント 兼 試食会に

お招きいただいてお邪魔してきました。


気になる駅弁とイベントの様子は、

インスタグラムでご覧ください ↓ ↓


販売される駅弁は、

日本から数社が参加されて一丸となり、

共同ポップアップストアを

オープンされています。


当日は、

株式会社 花善、まねき食品株式会社、

株式会社松浦商店さんらと共に、

在スイス日本国大使館より、

藤山大使もベルンからおいでになられ、

開店祝いのテープカットイベントが

開催されました。


創業大正 11 年の株式会社松浦商店、

松浦社長にお話を伺うことができました。


こちらは名古屋市にあるお店で、

試食では天むすを美味しくいただきました。

ポップアップでのお弁当は、

毎朝 9 時から販売とのことですが、

出来上がりに時間差があり、

たとえば、松浦商店さんの場合、

天むすは午前 9 時頃から、

味噌カツのお弁当は午前11時前後がめどで、

出来上がる予定だそうです。


お弁当の最終仕上げは、

ポップアップの店舗で行われるそうですので、

日本では見慣れた、

そんな作業の光景を目にするのも

楽しみです。


日本人仲間の間の会話では、

9 時きっかりに早く行かないと、

売り切れちゃうかも〜?

なんて話していましたが、

早く行けばいいというわけでもないのかも?


お弁当は各種 30 食ずつの予定で、

合計すると、

1 日でだいたい 200 食分くらいを

販売予定だそうです。

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動画ばかり撮影していて、

普通の画像を撮り損ねていましたので、

こちら駅弁画像の 3 枚は、

友人からご提供いただきました。

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チューリッヒ中央駅構内は、

広すぎて迷うと言うことは

ないと思いますが、

慣れていないと

少しわかりづらいかもしれませんので、

軽くご案内をしておきます。


場所は地下 1 階です。

こちらの 31-34 番プラットホームの近く。

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こちら ↓ の COOP を正面に見ると、

一番左奥の階段付近がポップアップの場所です。

IMG_4024

今回は 2 月 6 日から 27 日までの

期間限定ポップアップですが、

もしも売れ行きがよければ、

将来的には常設店として

駅にお店が開かれるかもしれない?

そうですので、

頑張ってみんなで売り上げを伸ばして、

スイスに日本の駅弁が

留まってくれるといいなぁ…

と思います。

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夫の定年退職 スイス式の送別会で会社員人生の花道を飾る


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本日で、夫が定年退職します。

夫 Banana は、

一昨日は午前中オフィスの整理をした後、

午後からは帰宅して、

ホームオフィスでビデオ電話会議。

いつもと変わらず、

熱くビジネストークをしていて、

本当にこの人、

会社員じゃなくなるの?

と思うくらい、

普通にバリバリ働いていました。


先日のブログ記事からの続きです ↓ ↓



昨日は終日会社で最後の後処理をして、

今日は総務に立ち寄り、

会社で使用していた備品やら、

IDなどを返却して午後で勤務は終了だそうです。


昨今はどうだかわかりませんが、

私が日本に住んでいた頃の定年退職って、

最終日に職場の人達から花束を渡されて、

会社の負担で送別会をしていただいて終了…。

と言うイメージでしたが、

今はどうなのでしょう?


実際に定年退職を迎えた夫をそばで見ていると、

Banana が勤務していた

スイスの会社の場合は、

日本の終わり方とは少し異なるようです。

一例ですが、定年を迎える人は、

勤務していた本社の社員食堂で

送別会を兼ねたアペロを開くのが

習慣のようになっています。


アペロとは、

このブログの過去の記事や、

現在発売中の私が執筆したエッセイ

「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」

にも綴っているのですが、

人々が集まって、

食事の前に軽くワインやシャンパンなどで乾杯して、

語り合ったりする独特の習慣です。


軽く乾杯程度の会から、

アペロ自体が軽食を兼ねていて、

飲みながら次々と運ばれる

おつまみをつまみながら開催される、

パーティ形式の大掛かりなものまであります。


Banana も定年退職をするにあたり、

先週、自身の送別会となる

アペロパーティーを開催しました。

ちなみにこれ、

自主開催ですので、

費用は全て自己負担です。


スイスではお誕生日会の際も、

お誕生日を迎える人の負担で、

お食事会を開いてゲストをお招きしたり、

勤務先に自分でケーキを持ち寄り、

職場の同僚達と一緒にお祝いしたりします。


そんな習慣ですので、

Banana も自身の送別会は自腹で…。

同僚達とのお別れ会のアペロの準備に、

数ヶ月前から取り掛かかっていました。

まずは、社内の社員の中から

お付き合いのあった人々をリストアップして、

ご招待状を送りました。


出欠のお知らせを待ち、

当日だいたい何名くらい参加するかを把握。

ケイタリングの業者さんにお願いして、

当日のおつまみとなる

カナッペやミニサンドウィッチ、

スナックなどを注文。

アルコール類とソフトドリンクは

フリーフローの飲み放題で、

ケイタリング業者さんが十分な量を準備。

飲み物は当日消費した分だけ後日お支払いです。

かかった費用は、今回はナイショで。


社員食堂はかなり広い場所らしく、

当日の送別会アペロには、

100 人以上の同僚の方々が集って下さり、

午後から始まったアペロは夜 8 時頃まで

続いたそうです。


家で何度も練習していたスピーチは、

みなさんにとても好評だったとのこと。

その後はサプライズで、

Banana が所属していた

社内バンドメンバーからの演出が加わり、

急遽その場でバンド演奏が始まり、

Banana には内緒で、

準備されていたギターを渡されて、

本人も加わって即興ライブも行われたそうです。


同じ部署の同僚の方々から、

スイスの三つ星レストランでの

フルコースディナー券 他

いろいろとプレゼントを頂戴しました。

個別のメッセージがいっぱいつまった

寄せ書きの色紙も一緒に。

会に参加して下さった他の方々からも、

様々なお祝いの品物を

プレゼントしていただきました。

ディナー券はもちろんペアなので、

私も一緒に、もう少し暖かくなってから…。

今からとても楽しみです。


その日帰宅した Banana は、

両手に紙袋いっぱい、

抱えきれないほどのプレゼントを

持って帰ってきました。


妻の私が言うのはおこがましい気はしますが、

コネもなく普通の平社員からスタートし、

人を蹴落とす性格ではないので、

努力と実力とセンスで、

スイス人をはじめ、

国際色豊かな同僚達に囲まれ、

現在の地位まで登りつめてきた

イギリス人の夫でした。


私の友人いわく、

お茶目な部分もあるように見えるそうですので、

その人柄も、今まで大きなトラブルもなく、

同僚達と仲良く仕事を続けてこられた

理由なのだろうと思います。


多くの方々にとても温かく見送られて、

我が夫ながら、上司としては慕われつつ、

職場のみなさんに愛されていたんだなぁ…と

感心しつつ、私もとても嬉しくなりました。

きっと家の中で私には見せない一面も、

職場ではいっぱいあったのでしょう。

盛大なお別れパーティーでお祝いしていただき、

会社員人生最後の

花道を飾れたのだと思います。


これで Banana の

長い会社員人生は終了ですが、

いつまでも元気で、

これからは第二の人生を、

十分に謳歌して欲しいと願います。

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日本とスイスを結ぶ Swing Kids in Switzerland🇨🇭


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前回のブログの続きです。

7月中旬、土曜日の夜のチューリッヒ。

イタリアンレストランで

食事を終えて外に出ると、

すぐ近くから懐かしい音楽が

耳に入ってきました。


「春のうららの 隅田川…」

ジャズで奏でる

日本の『花』のメロディです。

流れる音色の方へ思わず駆け寄ると、

スイス在住の日本人トランペット奏者で

音楽家の Dai Kimoto さん率いる、

スイスの子供たちで構成するジャズバンド

「Swing Kids」が演奏しているところでした。


 「Swing Kids」は Kimoto 氏をリーダーに

2002 年に結成されたバンドです。

10 歳から16 歳までの少年少女達が、

このバンドで素晴らしい活動を続けています。  


Kimoto 氏はご自身の曲や

編曲によるコンサートを企画され、

バンドは 2005 以来、

東京、ニューヨーク、パリ、

ブエノスアイレス、フランクフルト

などでも演奏を行い、

昨年は日本で 10 回目 (海外 20 回目)

となる公演を開催されたそうです。  

私は残念ながら、

直接の面識はまだ無いのですが、

元祖、日本とスイスの架け橋となる

活動を長きに渡って続けられている

尊敬すべきスイス在住の

日本人大先輩です。


この日はチューリッヒで行われていた、

世界青少年国際音楽祭 2024

(Welt Jugendmusik Festival Zürich 2024)

が開催の日で、

ディナーの前にも

会場となったミュンスタープラッツで

各国の青少年達が演奏を披露している姿を

目にしていました。

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そして、

夕食を終えた夜の時間帯に

「Swing Kids」が演奏している場面に、

偶然にも遭遇したのでした。  


演奏はとても素晴らしく、

思いがけない場所で、

たまたまスイスの子供達が演奏していた

日本の曲を聴けて感激でした。  


とても楽しそうに、

そして堂々と演奏しながらも、

少しはにかんだ表情の少女達が可愛いらしく、

丁寧にお辞儀をする姿も印象的でした。  


帰りの電車の時間があったため、

(チューリッヒ郊外の自宅へ戻る電車は、

30 分に 1 本)

最後まで聴けずにとても残念でしたが、

次の機会には是非、

チケットを購入して、

「Swing Kids」の演奏会を

訪れてみたいと思っています。

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スイスの小さな村の大きな問題


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絵画のように美しいスイスの小さな村が、

予期せぬ観光客の訪問に

困惑しているそうです。


スイス オプヴァルデン州の

ルンゲルン(Lungern)は、

人口約 2000 人の小さな自治体で、

静かでのどかなスイスの小さな村…

だったのですが、

日本でも大人気となった Netflix のドラマ

「愛の不時着」が

2020 年にリリースされて以来一転。

地元住民の日常生活に混乱を与えるほど、

大きく変化しているそうです。



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現在は世界各地から、

この小さな村に、

毎日大勢のドラマファンが

訪れています。

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(地図の日本語表記は、ルンガーンと表示)


ルンゲルン湖畔は、

「愛の不時着」に登場するシーンが

撮影された場所の一つです。


私が夫 Banana と最後に訪れた際は、

まだコロナ禍が続く 2021 年で、

国外からの旅行者は全くおらず、

ほとんど人も歩いていない、

とても静かな村でした。

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ルンゲルン湖の美しさに

目を見張りながら、

村を散策した記憶が蘇ります。

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コロナの影響がほぼ無くなり、

世界中からの旅行者が続々と

スイスを訪れる中で、

状況は一転しました。


このようなオーバーツーリズムの

似たようなケースは、

ブリエンツ湖畔に佇む

イゼルトヴァルトでも起こっていて、

ドラマの撮影場所となった桟橋は、

以前は誰もが近くまで行くことが

できましたが、

現在では橋の手前にゲートが設けられ、

桟橋へ行くのため有料化され、

「自撮り料金」として、

5 フランが課されています。



ルンゲルン村のある住民は、

「観光客達はスーツケースを引いてやって来て、

村を歩き回り、写真を撮影し、

数時間滞在して姿を消します。

したがって、

観光業には貢献しておらず、

経済的な利益をほとんどもたらさないのです。」  

と語っています。


インターラーケンやブリエンツなど、

付近の観光地では、

旅行者は宿泊をしたり、

レストランを利用したりするので、

利益にも繋がるけれど、

ルンゲルンではその土地にお金も落とさず、

ワイワイと騒ぎ写真だけ撮影して、

その場を去る旅行者達は、

招かれざる客だと言う印象のようです。


地元住民達の不満はそれだけではなく、

プライバシーの侵害についても言及しています。

文化の違いや、

許容される行動の概念の違いからか、

旅行者の中には、

勝手に私有地の庭へ入ったり、

金髪の幼い少女の写真を無断で撮ったり、

触ったりする旅行者までもいるのだそうです。


そして、

それらはアジア人観光客だと伝えられています。

そんなモラルのないことをするはずがない

日本人の私からすると、

「アジア人」と全て一括りにされるのは

とても迷惑な話なのですが、

あまり具体的に示すと、

人種差別につながるということで、

このような表現をしているようです。


自治体の責任者は、

「観光客がこれほど急増するとは

予想していなかった…。」

と、語っています。


自治体では、

旅行者が勝手に私有地に入ったり、

子供達に近づかないようにするため、

地元住民の希望者全員へ、

『近寄らないで』と書かれた

警告の看板を配布しているそうです。


どこかで聞いたような話だと

思いましたが、

同じくオーバーツーリズムに揺れる

京都の祇園界隈を訪れると、

「家の壁によりかからない、

舞妓さんの写真を撮らない」など、

似たような看板が掲げられていたことを

思い出しました。


ドラマの撮影地になれば、

地元が活性化するイメージもありましたが、

スイスの小さな村ではその真逆で、

こんな予期せぬ問題に、

住民達は頭を抱えています。

(本日の画像は、2021年 9月に撮影)

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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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