スイスの街角から

スイス在住20年目。 チューリッヒ湖のほとりに、イギリス人の夫と住んでいます。 カルチャーショックでいっぱい!実は意外だったスイスの姿と 海外生活の様子、国際結婚のお話し、 スイスの美しい景色と人々の生活風景、季節の情報など、 写真いっぱいのブログを湖畔の街よりお届けします。

世界遺産

スイスの365日の生活について綴ったエッセイ、「スイスの素朴なのに優雅な暮らし365日」が、自由国民社より2024年3月18日に発売予定です。


もう一つのストーンヘンジ!? 世界遺産 英国エーヴベリー(Avebury)


昨年のクリスマス休暇で英国滞在中、

「もうひとつのストーンヘンジ」とも呼ばれる ユネスコの世界遺産

エーヴベリー(Avebury)の遺跡 を見学して来ました。


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エーヴベリーはストーンヘンジ同様に環状列石の並ぶ遺跡で、

ストーンヘンジからは北へ約30キロ。

私達の家族の住むバース郊外のコッツウォルズにほど近い町からは、

先日もこのブログでお伝え致しましたマールボロへ向かう途中に

その "ストーンサークル" があります。


このエーヴベリーの遺跡は前期青銅期時代(紀元前2500年頃)の遺跡としては

ヨー ロッパ最大 なのだそうですが、

ストーンヘンジと比べてみるとあまりメジャーではないからなのか。

世界遺産といえどその開放的な雰囲気にまずは大きく驚きました。


車で到着をすると駐車場でその代金のみを支払い、

石の並ぶ遺跡の見学は「無料」です。

(我が家の場合、義母[Banana の母]がナショナルトラストの会員のため、

駐車場も無料でした。)


有名なストーンヘンジの遺跡では窓口が設けられ、もちろん入場料が必要。

遺跡の各石の周りにはロープが張られ、

すぐそばに近づいたり触ったりはできないように制限されており、

見学ルートから少し遠巻きに遺跡を眺める事になるのですが、

こちらのエーヴベリー遺跡はなんとまあ、信じがたい程の開放感で、

駐車場から5分ほど歩いた場所に

その世界遺産の石のサークルが並んでいるのですが、

羊たちが草をはむ広大な野原に並んだその石へはすぐそばまで近づく事ができ、

自由に見学をしたり、石に触ったりする事もできます。

(ちなみに夫の Banana が幼少期には

ストーンヘンジにもまだロープは張られておらず、

石のすぐ近くまで寄って見学をする事が出来たのだそうです。)


石の大きさは、

いつものようにイングリッシュジョーク(石を押しているつもり!?)を

披露する Banana の大きさと比べてご覧いただけますと、

ご想像いただけるかと思います。

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これらの石はマールボロから運ばれた砂岩なのだそうで、

ストーンヘンジに使用されている石材と同様のもの、

すべてが天然のまま保存されているため、各石の形や表情はそれはユニーク!


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スイスにも山羊や羊たちはわんさかといますが、

いずれも私有地でその敷地内へは無断で立ち入る事はできないため、

ロープや仕切り無しの場所で

こんなにすぐ近くで山羊を眺める機会はスイスといえどあまりありません。

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英国ののどかな田園風景と歴史ある遺跡を見学した後、

帰りは 英国版の古墳Silbury Hill 【← 英語のみ】を見学。

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一見普通の丘にも見えるこの山。

中には4000年も前の士族たちやそられにまつわるものが埋葬されており、

ミステリーに包まれた日本で例えるところの古墳で、

ヨーロッパでは最大の、人間によって作られた丘(山)なのだそう。



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まだ機械など

何も無い時代に

昔の人は

本当にすごい!







そして、車で更にしばらく走ると山肌に現れる

馬の形の不思議なサイン。

これは
ホワイトホース(Cherhill White Horse)【← 英語のみ】

と呼ばれる、山肌を掘ると出土する

白いチョーク層と草の緑色うまく利用して馬の形を作ったもの。


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こちらは18世紀にオリジナルが彫られたのだそうです。

写真をご覧いただきますと、

山のてっぺんに見える黒い豆粒のようなのが人です。

この辺りはハイキングコースになっており、

山のてっぺんまで歩いて登る事が出来るそうです。


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高い場所から

下を眺めてみるのも

よさそうです!







まさに英国の歴史の宝庫、

バース郊外からマールボロ、そしてエーヴベリーまでの日帰りドライブでした。




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ブルージュ・世界遺産の風景3 .(街並み)


先日よりお伝えいたしておりました

ブルージュ・世界遺産の風景。

今回は、


ブルージュ・世界遺産の風景2.(広場)


からの続きです。



今回は古い歴史に包まれた、

その世界遺産の “旧市街” の街並みをお伝えいたします。


下の写真は、

運河沿いに建ち並ぶ、16世紀~17世紀の建物です。

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美しき運河沿いには、

散策に最適な遊歩道が設けられており、

市民も観光客も、気軽に散歩を楽しむ事ができます。

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旧市街を運河に沿って歩き、この門をくぐると、

先日もご紹介いたしました、

マルクト広場の方面へと出ます。


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別の通りでは、蚤の市が開かれていました。

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以前にご紹介しました、

スイス(チューリッヒ)の、半分はガラクタ?

にも見えた上記に比べると、

その品物によっては価値の有りそうな、

骨董品や郷土品の調度品など、ベルギーらしい絵柄のものが

多く並んでいるように見受けられました。

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これは運河に架かる 「水門」 です。

普段は人も歩いて渡れる橋になっている部分が、

大きな船が通行する際のみ、橋が開きます。


ちょうど船が行くところで、橋が開いたところでした!

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 水辺には水鳥

(みずどり) 達が 

 集います。







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白鳥と、

そのひな鳥たち。








その可愛らしい姿には、

観光客たちからも感嘆の声が上がっていました。






青空に映える運河に沿っての散策は、

飽きる事がありません。

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ブルージュの世界遺産の街並みは、

季節ごとの美しさで、

私たち旅行者に、感動を与えてくれるようです。




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ブルージュ・世界遺産の風景、運河&広場は下記から

どうぞご覧ください。 ↓


ブルージュ・世界遺産の風景1.(運河)


ブルージュ・世界遺産の風景2.(広場)



ブルージュ・世界遺産の風景2.(広場)


先日の世界遺産のブルージュの風景 (運河)

ブルージュ・世界遺産の風景1.(運河)

に引き続き、

今回は町の様子、大きな広場のご紹介です。



ここがブルージュの 「マルクト広場」 です。

広場の中心にある銅像は、

14世紀のフランスの支配下での市民蜂起の英雄、

“ヤン・ブレーデル”  と “ピーテル・デ・コーニング”

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こちらが、西フランドル州の 「州庁舎」

(Provincial Government Palace)


ネオゴシック様式の建築物で、

1887に建造の、歴史ある建物です。


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ここでは広場の名前の通り、

マルクト(マーケット)が出ており、

新鮮な野菜や果物などが売られています。

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マルクト広場には歴史を刻んだ建物が建ち並びます。

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下の写真は広場に面して建つ 「ギルド・ホール」 と、

その上にそびえる ”鐘楼”

この鐘楼は13世紀に建設されたもので、

その後拡張されているそうです。

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高さ83メートル、366段の階段のあるこの鐘楼は、

上まで登る事が可能。

階段を登る途中には総重量が27トンもあるという

カリヨン(47個の鐘)や、15分ごとに美しい音色を奏でる

自動演奏装置を見ることができるのですが、

過去にミュンヘン(ドイツ)を旅した際、

同じような鐘楼の上まで登るべく、頑張ってトライしたところ、

その後ほぼ3日間は足腰が容易に立たなかったため、

今回、私たちは登るのを断念しました!




そして次の写真が 「ブルグ広場」

ブルージュのもうひとつの大きな広場です。

Burg ゴシック様式の建物に囲まれた広場で、

かつて、フランドル伯の館があった場所。


写真の大きな建物が、

1420年に完成したフランドル最古の 「市庁舎」

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ブルージュの町のいたる場所で、

このような観光用の馬車を見かけました。


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こちらはブルグ広場から眺める、上記の鐘楼。

双方の広場はすぐ近くにあるため、

この背の高い塔は、ブルグ広場からも見えます。

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市庁舎の隣りには

ブルージュの 「公文書館」 (Oude Griffie)

がブルグ広場に面して建っています。

ここはかつての裁判所で、

16世紀のルネッサンス様式の建物の屋根の上には、

3つの聖人の像があります。

(正面に正義、左にモーゼ、右にアーロンの像)

  
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真ん中の正義の像が掲げているのは 「計り(はかり)」

これで “正義” をジャッジするという意味合いなのだそう。

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この公文書館の前で夕刻、

ブラスバンドの演奏が行われていました。


いつものようにコンパクトのデジタルカメラの映像で、

画像のクオリティはいま一つですが、

ブルグ広場全体をバックに奏でる、

ブラスバンドの演奏と広場の雰囲気をお伝えします。

(ブラスバンドの演奏は途中で切れます。)





広場の周りにはカフェもあります。

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夏場はテラス席に座って、

歴史に彩られた建物と、

広場を見渡しながらお茶を楽しむのもまた格別です。


次回のベルギー旅行の様子は、

世界遺産、ブルージュの風景3. (街並み) をお届けします。



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ブルージュ、“運河の風景” はこちら ↓

ブルージュ・世界遺産の風景1.(運河)

ブルージュ・世界遺産の風景1.(運河)


ブルージュで合流した英国からの家族にしばしの別れを告げ、

ベルギーの首都 「ブリュッセル」 で

夫と共に二人きりの休日を数日過ごした後、

昨日無事にスイスに戻りました。


ブリュッセルを含むベルギー旅行の様子は、

しばらくご無沙汰でしたスイス情報の合間に

お伝えして参りたいと思います。


今回は “水の都” として知られ、

屋根の無い美術館とも呼ばれる

ベルギーフランドル地方 『ブルージュ Brugge』 (ブルッへ)の

“世界遺産の街並み” 歴史的地区の運河の周辺を

写真と共にご紹介いたします。


まずは、いわずと知れたブルージュの運河の眺めの数々。

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ブルージュの街並みはよく、

オランダの “アムステルダム” に似ているとも言われますが、

アムステルダムをまだ訪れた事のない私には、

イタリアの “ヴェネツィア” と、フランスの “ストラスブール” を

足して割った様な印象でした。


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橋の上から眺める運河。

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運河には、中世の時代を思わせる、

とても古い石造りの橋がいくつも架かっています。

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ここから、運河クルーズが出発します。

クルーズは市内の運河をゆっくりと周遊し、

約30分で元の位置に戻って来ます。


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ガイドさんはフランス語・ドイツ語、そして英語で

建物の歴史や運河の周辺の様子を案内して下さいます。


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こんな頭の上、スレスレの古い橋も・・・。

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こちらは運河沿い建つ 「Martin's Orangerie Hotel」 の窓。

窓ガラスはすべてうっすらとしたピンク色をしており、

すべてイタリアのヴェネツィアより取り寄せた

“ヴェネツィアン グラス” なのだそうです。

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ベルギーは、 “レース” 作りが盛んで、

街には、

ハンドメイドのレースや刺繍のお店が並んでいるのですが、  

下の写真のブルージュの地図は、

“レース” で作られた地図です!

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船はいくつもの橋をくぐり抜けて、運河を行きます。

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運河の周りには、

17世紀~18世紀に建てられた美しい家々や

歴史的建築物が建ち並びます。

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こちらのお宅は、1775年に建てられた建物。

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夕暮れ時の運河もまた、美しく輝きます。

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長い歴史の刻まれたベルギーの古都 「ブルージュ (ブルッへ)」


屋根の無い美術館のブルージュの街並みは、

まさに町全体が世界遺産である事が納得のできる、

美しい街です。



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ブルージュの運河、船からの風景(動画付 )


ベルギーを旅行中、世界遺産の町、

「ブルージュ」 の様子をお届けしております続きです。



ブルージュ郊外にある小さな町へ小船に乗って出かけました。

郊外にあるその町へは、小型船で運河を下り約1時間。

のんびりのどかな船の旅です。 

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ベルギーは “平坦” な地(=フラット)にあり、

「山」がありません。


どこまでも続く郊外の広い大地には、

スイスの牧場の何倍かにもしたような広い牧場が広がり、

緑の木々が並ぶ運河が続きます。

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平坦な地にはサイクリングロードが多く見受けられ、

運河に沿って、

一本道で4キロほどでたどり着くその町までは、

長ーいサイクリングロードが設けられています。

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ブルージュ郊外への運河のボート1 (動画)
 


ブルージュ郊外への運河のボート2 (動画)




そして約1時間で、

「フランダースの犬」 のワンシーンを思い浮かばされるような、

ベルギーの風車が見えてきました!

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次回はこの風車のある郊外の ”DAAME” の町と、

風車の様子をお伝えします。 ↓
 
ベルギーの風車のある町 (動画付)


 
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数あるブログの中から、 私のブログへお立寄りくださりありがとうございます。 スイス・チューリッヒ州の湖畔の街で、 英国人の夫 "Banana(バナナ)"と共に暮らす "Apfel(アプフェル)"です。 ブログ「スイスの街角から」では、 美しいスイスの自然と風景、人々の暮らしの様子や旬の話題、 そして観光情報なども写真と共にお送り致します。 ちょっとヒミツの知られざるスイスの姿や、 海外生活でのカルチャーショックなどにつきましても 折に触れてお伝えして参りたいと思いますので、 しばしの間、おつきあい下さいませ。
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