昨日はとても春めいた 1 日でした。
2 月に入ってからも、
ずっとグレーの空が続いていて、
空を見上げるたび、
少し気持ちが滅入り気味でしたが、
なんだかその気分を一掃できたような
暖かな 1 日でした。
久しぶりに青空が広がるチューリッヒを街歩き。
日中の気温は 13℃くらいでしたが、
日向を歩くと、もっと暖かく感じました。
チューリッヒオペラハウス前の広場、
セクセロイテンプラッツの椅子に腰掛けて
寛ぐ人々の姿もありました。
ベンチ代わりに置かれている椅子ですので、
誰もが自由に使用できます。
ランチタイムだったので、
たくさんの人達が集っていました。
私もしばらく椅子に座って、
太陽の光を浴びて、ビタミン D を補給〜。
チューリッヒ湖岸も、
日向ぼっこをする人々で賑わっていました。
冬の空気は澄みきっていて、
アルプスの山々も眺められました。
来週の中頃からは、
また寒さが戻ってくるのだそうで、
このまま春まっしぐらとはいかないようですが、
束の間の休息といった感じの金曜日でした。
市内の移動をするため、
停留所でトラム（路面電車）
が来るのを待っていると、
アメリカ人の旅行者らしい親子連れ
（10代と40代くらいの女性が）、
私の隣でトラムを待っていた女性に、
「〇〇へ行くには、
どのトラムに乗ればいいんですか？」
と、英語で話しかけました。
私は少し離れた隣にいたのですが、
彼女達がアメリカアクセントの英語で
話しかけていることはわかりましたが、
〇〇の部分がどこだか聞こえませんでした。
すると、
質問を受けたスイス人らしき女性は、
「 Ich Spreche Deutsch.」
（私はドイツ語を話します）…。
とだけ答えました。
要は、彼女は他の言語を話せない
か、
あえて話さない
ということなのでしょうが、
「I don't speak English」
（私は英語は話せません）ではなく、
『私はドイツ語を話します』と強調した表現に、
ひゃーキツイ、
今どきまだ、こんな人いるんだなぁ…。
と感じてしまいました。
チラッと横を見ると、
おそらく 40 代くらいの女性でした。
あくまでも、
私のスイスドイツ語圏での
生活体験ではありますが、
一昔前だと、こういったタイプの人、
周りにも時々存在した気がします。
最近はスイスも一般的には
国際的な人々が増えてきて、
片言の英語なら話せる人も多くなったし、
英語で話しかけられたからと言って、
こんなキツい物言いをする人は
少なくなっているように感じていたので、
ちょっとビックリ。
で、アメリカ人らしき親子連れは、
「オー！ オーケー…。」
とだけ言って、
次は私の前を通りましたが、
明らかに見た目が外国人である私が
英語を話すとは期待していなかったようで、
私には何も尋ねずに通り過ぎて行きました。
私にも尋ねてくれれば、
きっと丁寧に教えてあげられたのに…。（苦笑）
話しかけられてもいないのに、
わざわざ追いかけていって、
「お役に立てますよ！」なんて言うほど、
お人好しではないのですが、
人を見た目で判断してはダメよ〜！と、
自分の中で、心の声が響きました。（笑）
スイス人女性に尋ねたアメリカ人の方も、
尋ねる前に、
「エクスキューズミー」をつけず、
「〇〇へ行くには？」
と、いきなりだったし、
もしかしたら、
尋ねられた相手の方は、
そのことにもムッとしたのかも？
と言う気もします。
もしも自分が、
その二人のどちらかの立場だったら…
と考えると、
ものを尋ねるときは礼儀をわきまえて、
教えてあげるときは丁寧に
かな…。
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