今年の元旦は、
青い空が広がった美しい 1 日でした。
クリスマスの後は、
ずっと真っ白な霧に包まれた
チューリッヒ湖岸の街でしたが、
朝焼けと共に、
久しぶりにアルプスも顔を出し、
遠くのアルプスの山に
ご来光のような朝日も見えて、
1 年の幕開けにふさわしい
清々しいお正月でした。
冬の空気がとても澄んでいて、
昼間はルツェルン州の山、
リギ(左)とピラトゥス(右)も、
コンビで顔を出して絶景 !
夕暮れ時のチューリッヒ湖畔も、
美しかった〜。
さて、
前回のブログ記事にも綴っていたのですが、
実は私は、
年末から体調を崩していました。
風邪やインフルエンザ、
ウィルス性胃腸炎、コロナなど、
この季節特有の疾患とは異なる、
体調異変が突然生じました。
私は病院嫌いですので、
よほどのことがない限り、
お医者さんにはかかりません。
昨年ホームドクターを訪れたのも、
定期的な体調チェックの面談程度で、
クリニックに行ったのも
数年ぶりのことでした。
そんな私が夫 Banana に、
Notfall (=救急外来 )
へ連れて行って欲しいと申し出ました。
Notfall は緊急というドイツ語ですので、
呼び方はドイツ語圏での名称です。
かかりつけのホームドクターや
一般の病院は、
年末年始はお休みですので、
このような期間に病院を受診したい場合、
Notfall に行くことになります。
我ながら、今回はよほどのことで、
スイスに住んで 20 年以上で、
初めてでした。
それが 12 月 30 日の午後のこと。
3 日かけて検査を受けることになり、
元旦まで、
毎日自宅から救急外来通いを
余儀なくされました。
日本だったらこんな場合、
一旦入院して、
検査を受けるのかもしれませんね。
血圧測定、血液と尿検査、心電図、
内視鏡カメラ、 CTスキャン、
複数の医師の診察を含め、
ありとあらゆる検査を受けました。
他にも救急外来には
多くの患者さんがいて、
私と比べると急を要するケースや、
緊急で運ばれてくる患者さんも
たくさんいますので、
一つ一つの検査と検査の間には、
時間がかかります。
一番時間がかかったのは、
検査結果の説明を
医師から聞くタイミングでした。
関係者のみなさんがそれはお忙しいので、
それは仕方ありません。
全ての検査の結果と数値が正常で、
元旦の朝、
最後の最後にもう一度チェックされた、
血液検査でのヘモグロビンの数値と
心電図にも異常がなかったため、
最終的には、
病院での治療はなしで、
自然治癒するのを待っての
経過観察という状態になりました。
そんなこんなで、
年末年始はおせちの準備どころではなく、
おせち料理とお正月ムードも全く無い、
静かな 2025 年のお正月を過ごしました。
おせちの準備にと、
日本で色々とお正月の準備に必要な
食材も買い込んできていましたので、
残念のひと言につきるのですが、
その反面、
体調は元旦には回復し、
お正月は心穏やかに迎えることが
できましたので、
少なくとも昨年の垢は
新年に持ち越さずにこられたのだと
思っています。
新年早々の話題が体調不良についてで
申し訳ありません。
少し時間をおいてまた後日、
今回の Notfall での体験にまつわるお話を
自分の記録用として、
綴ってみようと思います。
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