ギリシャ ザキントス島の旅。
貸切クルーザーでイオニア海を
ミニクルーズ。
【後半】では、
スタジオジブリの映画「紅の豚」の
シーンに登場した、
シップレックビーチを訪れました。
前回のブログ記事からの続きです ↓ ↓
造形豊かな岩肌が続く
断崖絶壁に囲まれた静かな湾が見えてくると、
そこだけなんだか別世界のような
オーラを感じました。
陽の光を浴びてコバルトブルーに輝く海の、
それは美しいこと。
クルーザーはまもなく、
白い砂浜にポツンと打ち上げられた
難破船が目を惹く
『シップレックビーチ (ナヴァイオ海岸) 』
に到着。
「紅の豚」は海外では、
「Porco Rosso」という
タイトルで知られる映画です。
船でしか辿り着けない秘境として、
日本でも一躍有名になったビーチですが、
日本国外では、
その映画を観た人達はもちろんのこと、
映画とは関連のないところでも、
崖の上から眺める難破船と海の絶景
と共に人気の観光スポットで、
シップレックビーチは世界中からの旅行者が
訪れている場所です。
1980 年に沿岸航行船がこの浜で座礁し、
そのままその場に留まらせていることから、
Shipwreck Beach (難波船ビーチ)
と呼ばれるようになったそうです。
船でアプローチした場合、
以前は砂浜に上陸できたようですが、
SNSを中心に映えるスポットとして
あまりにも有名になり過ぎたことや、
環境保護の観点も影響してなのか、
現在はビーチへは
立ち入れなくなっていました。
けれどもそのことが功を奏している気もして、
人影の全くない無人の砂浜の上に
打ち上げられらている難破船の姿は、
尚更のこと、ノスタルジックな雰囲気を
醸し出しているように感じました。
動画はインスタグラムにてご覧下さい ↓ ↓
ビーチに着いた時には、
距離を置いた場所に他の小型船が
一隻いただけでしたので、
私達夫婦が乗船していた
クルーザーのキャプテンがゆっくりと
難破船の前を何度か通過して下さって、
かなり間近で目にすることができました。
そのすぐ後、
次々と観光船がやって来たので、
一瞬の差でしたがラッキーでした。
クルーズの後半でも、
地元の人達だけが知るという
穏やかな無人のビーチに
数カ所立ち寄っていただけて、
普段は海では滅多に泳がない私も、
クルーザーから海の浅瀬に降りて、
驚くほど透き通ったイオニア海で泳ぎました。
私は泳ぎは得意ではないのですが、
キャプテンはライフガードの資格も
持っているそうなので、信頼して…。
夫 Banana はそのまま
気持ちよさそうに泳いでいましたが、
私はやはり不安だったので、
水深 5 メートルほどある場所では、
両脇の下に挟んで使用すると
ぷかぷかと浮かぶ、
浮具のポールを着けて泳ぎました。
(画像左前に写っている、緑と黄色のがそれです)
クルーザーには後方部分に
海へ降りられるはしごと、
温水シャワーも付いていて、
海から上がった後も快適。
今回は 5 時間で貸切った
クルーザーでしたので、
自分達が訪れたい場所は
島の北回りのルートで
ある程度融通が効きましたが、
希望はシップレックビーチと
青の洞窟巡りとだけお願いして、
あとはキャプテンにお任せで…。
グループのクルーズツアーに参加するよりも、
料金的にはかなり割高ではありましたが、
年に一度の海辺のリゾート休暇でしたし、
来年早々には定年する夫と二人で、
あと何年こんなスタイルの旅が
一緒に元気に楽しめるかと考えてみると、
時間や快適さにお金を使うことも
ありだと考えました。
ちょっと贅沢に、
夫婦二人だけでのんびりと、
自由気ままに大満喫できた
大人のミニクルーズとなり、
ザキントス島での
素晴らしい思い出の 1 日となりました。
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