先日、突然、浴室の電気が消えました。
使用していたのは、
シンクの上にある長い蛍光灯タイプのもの。
スイスで最初に住んだバーゼルのマンションから
現在のチューリッヒ州の住まいに転居して、
もう 18 年も経ちましたが、
同じような状況になって
蛍光灯を取り替えた記憶は、
ほんの 1 〜 2 回のことでした。
そんなにつけっぱなしのままではないし、
旅行に出ることや、
一時帰国で留守にしている時間も
わりと長いので、
使用頻度はそう多くはないと思います。
蛍光灯が切れたら取り替えるという感じで、
ストックとして予備で購入してはいませんでした。
数年前と同様に、
近所のスーパーの電気売り場
(以前はそこに置いてあった)
に行ってみたところ、
LEDライトのみの在庫で
蛍光灯が見つけられず…。
今どき、もう、
蛍光灯を使っている家庭は
少ないんだなと思い、
その後、別のお店や、
大型のホームセンターをはしごしてみるも、
目的の商品がなし。
ネットでオーダーするしかないだろうと
一旦帰宅して調べてみると、
インターネットでも販売されていないようです。
で、よーく調べてみると、
スイスでは 2023 年から、
蛍光灯(Leuchtstofflampe) の販売が
禁止になっていたのだそうです。
知らなかった!
日々のニュースは
チェックしていたつもりだったけれど、
全然知りませんでした。
消費電力の削減と、
CO2 排出量の削減のためだそうです。
メインの寝室に隣接する浴室は、
シンクが並んで 2 つ付いており、
その上に長い蛍光灯が付いて、
蛍光灯の上にはカバーがされています。
浴室の電気はこの一箇所だけなので、
これが消えてしまうと、夜は真っ暗。
幸い、自宅にはもう一箇所
シャワールームがあり、
そこにもトイレと化粧台付きのシンクがあるため、
最悪の事態では無いものの、
やはり、バスタブ付きのメインの浴室が
使用できないのは不自由です。
スイスの家は賃貸マンションなので、
管理会社に問い合わせてみると、
スイスではもう、
蛍光灯は販売されていないと思うので、
電気工事が必要ですとのこと。
蛍光灯からLEDにチェンする場合、
工事が不必要なケースと、
必要なケースがあるようで、
我が家の場合は後者のようです。
と、すると、
もう 1 箇所のシンク上の蛍光灯も
そのうち切れるでしょうから、
2 箇所の電気工事が必要となります。
浴室には窓があり、
今のところはまだ日の光で日中は明るいし、
夕刻の日も長いので、
メインのバスルームも明るいうちは
使用できなくはないのですが、
昼間でも少し薄暗いし、やはり不便…。
電気のそんな取り決めがあったことを、
夫婦共に知らなかったことに愕然。
そして、
住まいのマンションも、
気づかないうちに、
古くなっているのだとも実感…。
調べてみたところ、
日本でも2027年末で、
蛍光灯の製造・販売が中止になるのですね…。
こちらも実は知りませんでした。
東京の持ち家の方は全てLEDなので、
問題はなさそうです。
スイスの自宅の方は、
マンションが建った時以来、
元からその電気だった訳だし、
賃貸の住居の場合、
これが日本ならば、
おそらくそんな取り決めがされた時点で
全住居で一斉に電気工事のご案内
などとなりそうなものですが、
入居者から指摘されるまで
放りっぱなしだなんて、
やっぱり外国だと感じてしまいました。
同じマンションの他の住人の人達は
どうしているのかな?
と、気にもなります。
問い合わせがあった場合、
その都度 1 戸ずつ対応しているのか、
2023 年以降、
蛍光灯が切れたのは我が家だけなのか!?
スイスの人々は用意周到な印象ですので、
販売終了が決定した時点で、
買い置きをしている人もいるのかも?
日程的に難しそうなので、
工事は早くても 9 月になりそうです。
お天気の良い日が続いて、
明るい 9 月になりますようにと、
願うしかありません。(苦笑)
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