
先日、
自宅のポストへ入っていた
お知らせ。
安定ヨウ素剤が、
新たに配布されるという内容です。
スイスでは、
原子力発電所から、
半径 50 キロ以内の住民たちに対して、
安定ヨウ素剤が無料供給されています。
これは万一、
スイスの原発で
放射能が放出されるような
重大な事故が発生した時にだけ、
服用する必要があり、
上記以外は服用する必要はなし
とされています。
我が家では 10 年前に
初めて安定ヨウ素剤が
自宅に届きました。
配布の範囲が狭まり、
原発から 50 キロ以内が
対象となったため、
住まいのある
チューリッヒ州の町も、
その配布の対象となったためです。
初めて手にしてみると、
それを服用する必要が
ある日がやってくるのかもしれない
という、
決して他人ごとではない危機感を
強く感じました。
世界中で色々なことが起きる中、
時々、
あの安定ヨウ素剤の使用期限は
いつまでだったかな?
と、思いはしていたものの、
幸い使用するような事態は起こらず、
知らない間に、
使用期限の早 10 年が、
無事に過ぎていました。
今回は、
ミューレベルク原発が解体中のため、
その周辺地域の、
ベルン、ジュラ、
フリブール、ヌーシャテル
の各州には配布されないことになり、
必要とされる配布地域は
縮まったそうです。
我が家は、
アールガウ州のベツナウの原発が
半径 50 キロ以内の対象となるようです。

安定ヨウ素剤は錠剤で、
今後数週間以内に
自宅へ郵送されて来るのだそう。
今回も、
使用する必要がないことを、
強く願わずにはいられません。
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