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スイスでは5月に、

気になる国民投票が

予定されています。


5月15日、

スイスでは3つの件について

国民投票が開催されますが、

そのうちの一つが、

シェンゲン協定について。


現在スイスは、

シェンゲン協定に加盟しています。

(欧州連合=EUには未加盟)


シェンゲン協定とは、

欧州内の加盟国内での移動の際、

入国審査は全く無しで、

双方の国の行き来ができる協定です。

これは空路、陸路の移動でも、

加盟国同士に入国する場合は同様です。


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スイスが今後、

そのシェンゲン協定への

加盟を継続するか否かが、

投票によって

国民に問われることになります。



シェンゲン協定に加盟している以上、

それを統括する

欧州対外国境管理協力機関

"フロンテックス(Frontex)"に

拠出金を支払わなければなりませんが、

このほど、

フロンテックスの体制が

強化されることになり、

同機関の総予算の引き上げが

決定されました。


スイス連邦政府の発表によると、

スイスは2021年に2,400万フラン、

2027年までに年間6,100万フラン

まで引き上げされるそうです。

この金額は、

スイスの国民総生産から

決められます。


連邦参事会と議会は、

Frontexの拡大に参加することに

同意しています。

この協力的な関係を終了することは、

安全保障、亡命、

国境を越えた交通、観光、

そして、

経済全般に重大な影響を与えると

主張しています。


スイス最大のメディアグループである

タメディアが4月20日に実施した

最新の世論調査によると、

有権者の49%が

政府の提案を支持しており、

7%は未定とのこと。

残りが反対派(シェンゲン離脱派)

だとすれば、

この7%の人々の投票の行方が、

今後のスイスから

国境を越えての旅行に

大きな影響を及ぼすことになるでしょう。


今後の経済状況を考えても、

欧州国内を旅する機会のある

我が家にとっても、

スイスが

シェンゲン協定から離脱することは

望みません。


もしもシェンゲンを

外れるような結果に至れば、

日本へ帰国する際にも、

経由便を利用する際には

乗り継ぎもややこしくなります。


過去のブログに綴っていた、


こんなラクラクな乗り継ぎは、


もうできなくなるかも?



簡単に車や飛行機で

行き来できていた隣国の、

イタリア、ドイツ、フランス etc...

などへも、

入国審査が必要になります。


経済への影響は、

計り知れない。

大幅な物価の上昇?

考えると頭が痛くなります。


外国人夫婦の我が家は、

スイスでの投票権は無いので、

今回も状況を

見守ることしかできませんが、

なんとか今後もスイスが、

シェンゲン協定に

留まってほしいと願います。


国民投票についての続報は、

また後日お伝えします!

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