
「スイスの街角から」インスタグラムは こちらです★
スイスに外国人夫婦として住んでいる我が家。
そんな我らでも、
「この人、外国人だなぁ」
(スイス人では無いという意味合いで)
と思う瞬間が、度々あります。
特に自分の関わりのある
アメリカ人女性との関係上で、
それを思い知らされることがあります。
年に数回出かける歯医者での出来事。
私は歯医者は、
チューリッヒ市内にあるクリニックに通っており、
かれこれもう15年近くのお付き合いになります。
担当のドクターはスイス人で、
患者目線でお話しをして下さる、
明るくてとても気の良い性格の素敵な女性です。
普段私が定期的に
歯のクリーニングでお願いしているのが、
アメリカ人の歯科衛生士の女性で、
彼女とももう、長いお付き合い。
彼女 (Cさんとします) も人柄がよくて、
職業的なスキルも高く、
なんと言っても英語で対応できるので
(しかも相手がネイティブだと、
こちらの心情を理解してくれるのが容易い。
私の場合)
半年に1回のクリーニングで通っています。
Cさんもスイス在住歴が長いのですが、
ドイツ語のレベルは私と似たり寄ったりらしい。
チューリッヒの街なかに住んでいれば、
ネイティブの英語スピーカーであれば、
特に不自由はしないのでしょう。
私が彼女とは異なっている点は、
スイスの生活習慣を
ほぼ完全に受け入れて
生活をしている外国人であるコトかなぁ
と思ったりします。
年に2回、
歯のクリーニングに出かけると、
えっ!?と感じてしまう、
彼女にまつわる出来事もしばしば。
数年前、初夏のある日のこと。
彼女はを治療室の窓を開け、
(各治療は個室で、1対1で行われる)
ドアも開け放して歯のクリーニングを始めました。
皆さんもきっとご存知の通り、
洗浄する水の音と、
キーンと鳴る機械の音が入り混ざった
結構大きな音がします。
するとすぐに受け付けの女性がやって来て、
電話の通話音が聞こえないので、
ドアを閉めて欲しいと言ってきました。
するとCさんは、
「ええっ、本当に?
そんなにうるさいとは思わないけれど。
だって、窓とドアを開けておけば、
こんなにいい風が吹き抜けるのに。」
と言いながら、
渋々ドアを閉めました。
で、私に、
"スイス人は融通がきかない"
みたいなことをボヤいたのですが、
その時の私は、
なんだか、
どっちの言い分もわかるかも・・という感じ。
別の場合において、
確かにそう感じることも無くはないけれど、
その日の状況では、
ドアをノックしたスイス人女性の気持ちの方が、
私には理解できたような気が・・。
アメリカ人のCさんはこう続けました。
「私はいつもスイスのルールを守って、
文句を言わずに、静かに、
おとなしく生活しているのに。
あーだこーだと言われて、
ホント疲れたちゃうわ〜」
"静かに、おとなしく" との言う点が、
本当に静かにおとなしく、
スイスで生活している私にとっては
引っかかってしまいました。
クリニックの待合室に行くと、
離れている場所にいても、
Cさんの大きな話し声だけは、
いつも耳に入ってきて、
ある時は、
彼女がアフリカ旅行に行った際に出かけたサファリが、
いかにゴージャスで素晴らしかったとか、
同僚と話している話し声が、
直接聞いていなくても、
まるで自分に話し掛けられたように、
聞こえてきたほど。
けれども、
アメリカ人の彼女の感覚では、
静かにおとなしく生活をしていると言う
意識があって、
日本人の自分とは異なる感覚のようです。(苦笑)
ひと言でアメリカと言っても広い国ですし、
育った環境はそれぞれだとは思いますが、
文化と生活習慣の違いだなぁと
感じさせられています。
そんなCさんに
歯のクリーニングをお願いするため、
昨日チューリッヒに出かけました。
我が家は夫婦で(別々に行きます)
彼女にお願いしているので、
いつものように、
夫共々変わりは無いかなど尋ねてくれ、
お互いに簡単な近況を交換しながら、
気持ちをリラックスしてクリーニング開始。
大体1時間ほどで全てが終了しますが、
途中あたりから、
なんだか寒いなぁ・・と感じ始め、
治療室にエアコンがかかっているのだろうと
気がつきました。
昨日は先週までの暑さも和らぎ、
日中の気温も19℃〜21℃くらい。
朝、家を出る際は、
半袖だけだと少しひんやりしたので、
カーディガンを羽織って出かけました。
町を歩いている人も、
午前中は長袖の人が多かった。
約1時間のクリーニングが終わった頃には
冷たい風が結構寒く感じられたので、
「もしかして、エアコン取り付けたの? 」
と尋ねてみると、
Cさんはニンマリと微笑み、
ついに雇い主側と交渉成立して、
昨年からエアコンを付けたと話し出しました。
スイスでは、
エアコンを付けている一般家庭は少ないですが、
銀行やスーパー、デパートなど、
一定の場所では、付いていることもあります。
クリニックではどうかな?
と考えると、少ないかも。
Cさんいわく、
「だってこの治療室は夏、凄く暑くなるので、
とても真夏の日中は、そんな状態では働けない。
患者さんだって、汗ダラダラで気の毒だから〜」
との主張でした。
その日、6畳ほどの広さの個室の気温は
21℃に設定していたとのこと。
真夏は18℃に設定するのだとか。
そりゃ、どうりで寒いはず!
以前、夫の上司(ドイツ人)が
アメリカへ出張した際、
アメリカ系の某航空会社の機内で、
『寒すぎなので、温度調整をして欲しい』
とかけあったところ、
乗務員に、
「私は寒く無い」
と返答されたと言う
エピソードを思い出してしまいました。
(余談ですが)
Cさんは、
こちらに対して気遣いをしてくださる方なので、
もちろん、寒いと申し出れば、
温度調節をしてくれたとは思います。
とは言え、暑い日に歯医者に行く際は、
普段スイスの夏の室内では必要のない、
羽織りものを持参して出かけなきゃと
思ってしまった夏の出来事。
小さな個室の中で感じた、
私の中のアメリカでした。
外国人の私が感じた、
同じく外国人 in スイスの
Cさんとのエピソード、
続きます。
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