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本日は、久しぶりにちょっと目が点になってしまった、

ある日の出来事をお話しします。

先日、チューリッヒ郊外にある

大型のショッピングモールを訪れた時のことです。  



ロックダウンの緩和で営業が再開された

各ショップを見て回るのを楽しみながら、

我ら、在スイスの日本人の多くが大好きなお店、

MUJI (無印良品) にも立ち寄りました。
 

MUJIは現地の人々にも愛される日本のお店です。

その日も日本人以外にも、

スイス人や他の国籍と見られるお客さん達が

買い物に訪れていました。  


ちょうど一部の冬物セールが行われており、

冬用のスリッパもセール中だったため、

来年の冬用にと、

夫 Banana のスリッパを見ていた時、

私のすぐ隣に白人の男性

(50代後半〜60代前半くらい) が現れ、

同じくスリッパを吟味し始めました。


まあ、ある程度の距離も保ちつつ、

そこまではよかったのです。

あれやこれやと商品を手に取って

見比べていたその男性、

その場で靴を脱いで、

スリッパの試し履きを始めました。


しかも売り物の商品をそのまま床にポンと落とし、

履いた状態で歩いている。

何度も別の商品を手に取り、それを繰り返す。


このコロナのご時世だというのに、

家の中で履くためのスリッパを、

人々がどこを歩いてきたかわからない

店内の床の上に直接置いて、

試し履きした上、

歩いてもみるなんて。

横にいた私にとっては、まさかの光景でした。


自分が手に取って、

カゴに入れたスリッパの裏側が気になり、

チェックしてみると、

うっすらと履いたような汚れの跡が・・。


おそらく私が直接目にしたその男性以外にも、

同じようなことをした人が

前にいたということなのでしょう。


慌てて手に取った商品を元の位置に戻し、

スリッパの表面だけではなく、

裏側もしっかりチェックして、

汚れていないものを買い求めました。


この日はセールのものと、

これから履く春用の正規料金のものと両方を

購入しましたが、

春用の方に移動した後も、

しっかりと表面と裏側までチェック。


日本でスリッパを買い求める際、

スリッパは試し履きをしないであろうことが

前提だと思っていたので、

裏側まで気にしたこともなく、

初めて目にした光景にビックリでした。


靴ならば、細かにサイズも区切られ、

ピッタリとしたサイズを購入しないと、

しっくりいかないので、

もちろん私も試着はします。


けれどもスリッパは、

大体、S M L XL くらいにサイズが分かれていて、

見た目でも自分のサイズがわかるので、

我が家では、

Banana にはL、私はMで、

どのスリッパもそれでほぼちょうどよいサイズ。

店内の商品を試し履きをしてみようなんて、

考えたこともありません。


おそらく日本国内のお店でよくある、

片方と片方をくっつけて販売していれば、

試し履きをしたくてもできないと思いますが、

今回購入したものは、

セール品、セール外品、

いずれも双方が留められてはいませんでした。

日本国内のMUJIだと、

どのようにして販売されているのだろう?

と考えてみましたが、

どうだったか、思い浮かびません。


もしかしたら、

ヨーロッパスタイルということで、

あえて試し履きをしてもよいように、

くっつけて売っていないのかな??


ちなみに、私の住んでいるマンションでは、

それまでは靴のまま家の中に入っていたスイスの人々でさえ、

現在はドアの外に普段履き用の靴を置くため、

簡易の靴箱を設置しているお宅が多く、

外を歩いてきた靴で

そのまま家の中に入らないよう、

内廊下で靴を脱いでいる人がほとんどです。


周りはそんな状況になりつつあるのに、

今でもまだ、

あんな感覚の人がいるんだなぁと、

いくら習慣や文化が異なるとはいえ、

ちょっとショックでした。


私が目にした光景は、

外国では一般的に普通でアリなのか!?

同じ欧米人の Banana はどう感じるだろうかと思い、

店内で合流した本人に確認をしてみました。


すると、やはり、


「家の中で使用する売り物の商品のスリッパを、

その場で試し履きをするのは良くないと思う。

だけど、

それはお店側の問題でもあるかも〜。」


とのこと。


「例えば、各サイズごとに試し履きしてもよい

サンプルを用意するか、

または、

周りにマットを敷いて、

その上でだけ、

試し履きができるようにしておけば

いいんじゃない?

そうすればその男性も売り物の商品を履いて、

歩き回ることはなかったのかも?」


との意見でした。


『なるほど・・』 と思いつつ、

なんだか英国人らしい、

お行儀の良い回答だなとも感じます。(苦笑)


そもそも日本の文化では、

スリッパは室内で履くものだから、

外を歩いてきた地面の上で

試し履きをするという感覚の無い私にとっては、

ある意味、目にした男性、

夫 Banana の考え方の両方とも、

カルチャーショックだと言えなくはありません。


ここはスイス、日本ではないのだから、

郷に入っては郷に従うしかない。


ちょっと驚かされたある日の日常の光景でしたが、

今後もスイスでスリッパや室内履きを購入する際は、

裏側もよーくチェックして、

購入することにします。


(冒頭の画像は昨夏購入したMUJIのスリッパで、イメージです)

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