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クリスマスの行事が相次いでキャンセルとなり、

寂しい気持ちで過ごしている2020年の12月です。


夫 Banana の勤務する会社では、

例年ならばこの時期になると同僚達が集まり、

1年の慰労も兼ねて、

レストランで夕食会が開催されます。

これはスイスの他の会社でも

多少のスタイルは異なれど同様で、

いわゆる忘年会のようなもの。


会社によっては全体でパーティーを開いたり、

小規模な会社ならば、

社員一同が集まっての会食もあり。


Banana の勤務する会社では、

社員全員が集う催しは

Banana 達が率いる社内バンドが開催する

クリスマスパーティーですが、

それ以外にも、

部署内で10数人が集まって、

慰労会を兼ねた会食をするのが恒例です。



けれども今年は、

コロナの影響でこれらも全てキャンセル。

クリスマスのバンドライブについては、

先日ブログでも綴っておりました内容で、

オンライン化されての開催です。


子供達にとって、

とても寂しい今年のクリスマスですが、

寂しい思いをしているのは、実は大人も同様。


そんな思いもあり、
所属する部署では、

同僚の一人からある提案があり、

食事会の代わりに

大人達のクリスマスゲームが始まりました。

それが、

「シークレットサンタ」というゲームです。


「シークレットサンタ」は欧米で人気のある、

クリスマスプレゼントの交換方法。


欧米と書きましたが、

英国人の夫 Banana は初めて耳にしたそうです。

私も Banana から説明され、初めて知りました。

調べてみると、始まりはアメリカのようです。


Banana の勤務先でも、

提案者はアメリカ在住経験のあるスイス人の同僚。

彼がアメリカのある支社に勤務していた際、

会社の仲間達と行っていたのだそうです。


方法はシンプル。

友達や親族、職場の同僚などの間で

クリスマスプレゼントの交換をする際に、

そのプレゼントの贈り主が

誰なのかがわからないよう、

シークレットで行うというもの。


サンタ(プレゼントの贈り主)が誰なのか、

開けてみるまで分からないので、

"シークレットサンタ" という

ゲームの名前がついたようです。


ちょっと茶目っけのある

クリスマスプレゼント交換方法〜♪


グループが集まって、

一緒にクリスマスプレゼントを開封して

盛り上がるのでしょうが、

今年はホームオフィス中心だし、

クリスマスの会食も開催されないので、

それも叶いません。


国や地域によって、

ゲーム方式には多少の相違はあるようですが、

彼らの社内での今年のやり方、

「オンライン・シークレットサンタ」の方法を

ご紹介してみます。


1. 部署のメンバー10名ほどで名前を抽選

2. プレゼントを誰に贈るかが判明
(自分が誰から受け取るかは分からない)

3. 贈る相手をイメージし、
定められた予算内でプレゼントを準備

4. ホームオフィス勤務中の彼ら、
各自が当番でオフィスに出勤した際、誰宛かがわかるよう、
社内の所定の場所にプレゼントを置いておく

5. 再び当番の日に、
自分に割り当てられたプレゼントを受け取る
→ プレゼントを自宅に持ち帰る(まだ開封しない)


6.前もって決めておいた日時に、オンライン会議でつなげ、
グループ全員でプレゼントを自宅で開封する



という流れだそうです。


彼らのゲームで定められた予算は20フラン
(CHF20 = 約2,300円)


物価の高いスイスでは、

マクドナルドのビックマック1個が約1,000円します。

大人のプレゼント2,300円となると、

その予算で一体何を買えるのか!?


スイスで2,000円ちょっと、

シャンパンのフルボトル1本、

贈り物用に素敵にラッピングされたチョコレートでも

微妙な、難しい金額。


彼らにとって、これはもう本当に、

クリスマスのお楽しみ、

余興のためだけのゲームなのでしょう。


Banana が担当し贈るお相手は、

たまたまの偶然で、

Banana 同様に、

バンド活動をしている男性C氏。

奇しくも同じギターの担当

(彼は社外のバンドで活動)なのだそうです。


自分と同じギターを

C氏が所持していることを知っている

Banana が思いついたアイデアは、

ギターの弦の上の方に付けるネームプレート。


Banana のギターには以前、

日本で購入し、

彼のステージネームを刻印したプレートが

貼られています。


そのプレートを行きつけの、

東京 お茶の水のギター専門店で購入した際、

たまたま予備として、

もう1枚余分に購入しておいたのだそうで、

未使用・新品の買い置きがありました。


そのプレートに、

C氏の名前を刻印して渡すことにしました。


私には最初、それがどういう意味合いなのか、

よく理解出来ませんでしたが、

ギターの弾き手にとって、

名前入りのプレートは、

なかなかのステータスなのだそうです。


我が夫ながら、

ちょっと洒落たアイデアだと感じます。


Banana はギターの名手として、

社内では名前の知られた存在です。

(バンド仲間達からは、レジェンドと呼ばれている! 笑)


そんな Banana から

C氏の名前入りのギターに関連するプレゼント。

きっと喜んでいただけそうな気がします ♪


ちなみに、

そのプレートをミスターミニットに持ち寄り、

C氏の名前を刻印してきたそうですが、

その刻印費用がちょうど、

20フランを少々上回る金額だったのだとか。

そんな物価のスイスです。

微オーバー、まあ許容範囲でしょう。


なんだか大昔に体験した、

遠足のお菓子を選ぶ際の、予算オーバー、

このくらいならイイかっ。

という感覚を思い出してしまいました。


C氏は自分のプレゼントの贈り主が

Banana であることも、

プレゼントの中身が何なのかも、

まだ知りません。


Banana ももちろん、

部署のどの同僚から、

プレゼントをいただけるのか知りません。


シークレットサンタからのプレゼントの

一斉開封は来週。

大人達もちょっぴり息抜きをして、

楽しいクリスマスのひとときを過ごすことが出来そうです。

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