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12月に入って気温が急激に下がったスイス。

土曜日の朝は、

雲海に包まれたチューリッヒ湖畔の街。

寒くなったこの季節特有の、

ミステリアスな湖の風景でした。


スイスのコロナの状況はここ数日、

新規感染者数4千人代を継続。

一進一退を繰り返しています。  


スイスでは各州で独自の措置を取っており、

レストランを閉鎖するなど、

部分的ロックダウン状態になっている地域もありますが、

新規感染者の数は、

なかなか劇的な減少には至っていません。  


この状況を受けて12月4日、

スイス連邦政府はスイス全土を対象とし、

新たな追加措置を発表しました。  


12月9日から適用される追加措置について、

以下、

スイスのニュースを日本語で読めるニュースサイト、

swissinfo のまとめです。

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レストランにおいての

"テーブル1席につき、顧客1人の連絡先確保"

については、

チューリッヒ州では以前から義務付けとなっており、

私が秋に複数回外食をした際にも、

連絡先を明記する必要がありました。

他州においても、

ほとんどの州で既に義務付けされていました。


歌唱禁止については屋内外問わずとのことです。

クリスマス前のこの時期に、

なんと酷な措置なのだろうと感じてしまいます。  

歌を唄う事は飛沫のリスクが大だし、

もちろん、感染拡大を防ぐには

やむを得ない措置なのだろうと、

頭の中では分かっていますが、

キリスト教徒の多い欧州の国で、

クリスマスの聖歌を歌うことも出来ないなんて。  


友人のお子さん達が通う小学校でも、

子供達の歌唱が禁止されていると聞いて、

とても心がいたみました。


例年なら今頃は、

グリューワイン(ホットワイン)を片手に、

チューリッヒのシンギングクリスマスツリーに耳を傾け、

クリスマスの行事を楽しんでいた、

昨年までの記憶がまるで夢のことだったかのよう。


在宅勤務(ホームオフィス)の実施について、

我が家の場合、

夫 Banana が勤務する医療系の商品を取り扱企業でも

実施はしていますが、

彼の勤務先の場合、

平日は部署ごとに当番として交代で

数名は常に出勤しているのだそうで、

全員が完全にホームオフィス化することは

不可能なようです。


また、部署によっては、

オフィスワークだけではなく、工場勤務の社員もおり、

機械が稼働している限り、

必ず人が社内にいなければならないというのが

現状なのだそう。


コロナに対しての追加措置を目にすると、

苦肉の策だという気がしてしまいます。


感染拡大が予想される、

クリスマスや年末年始を前に、

更に身を引き締めて過ごさねばならない。

世界各地で皆共通なのでしょうが、

ブルーな気持ちのクリスマスを迎えそうです。

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