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先週までの酷暑は過ぎ去り、

秋めいてきたチューリッヒ州の湖畔の街です。


自宅から眺める風景にも、

夏の終わりを感じさせられた朝。

今朝はバルコニーに出てみると、

風も少しひんやりと感じさせられました。


さて、しばらく触れていなかった

スイスのコロナの状況ですが、

決して良い状態ではありません。


以下は昨日(8月25日 08:00)時点での感染者数、

在スイス日本国大使館から配信された情報です。

IMG_2170

●8月24日、チューリッヒ州は、
新型コロナウイルス感染症予防のための独自措置を実施する旨を発表 8月24日、チューリッヒ州は、新型コロナウイルス感染症予防のため、
以下の独自措置を実施すると発表しました。 1 マスク着用義務 飛沫による感染防止のため、全ての店舗、ショッピングセンター及び市場の屋内において、
マスク着用が義務化されます。 2 飲食店における連絡先リストの作成 感染経路特定のため、飲食店は、客の連絡先リストの作成
(家族を含むグループ客の場合は、その代表者1人分の連絡先を把握)が義務づけられます。 3 入場制限 全面着席形式の店舗を除く飲食店、バー、ディスコ、クラブ、ダンスホール等において、
入場者数が同時に100人以内に制限されます。 屋外エリアを加えた全体の入場者は、同時に300人以内に制限されます。 4 100人を超えるイベントの開催 100人を超えるイベントについては、感染防止措置、
1.5m以上の社会的距離の確保又はマスク着用のいずれかが可能な場合にのみ開催可能となります。 当該制限は、スポーツイベント、劇場公演、映画上映、コンサート、
教会等における宗教儀式、ホリデーキャンプに加え、結婚式や誕生日会等の私的イベントにも適用されます。 5 適用期間 2020年8月27日(木)から同年9月30日(水)まで


感染率の上昇の中、

私の住むチューリッヒ州では8月27日から、

ショップ、レストラン、バー、クラブにて、

強制的にマスク着用が義務付になる事が決定しました。


スーパーマーケットやショップ内、

一部の学校などでのマスク着用義務化は、

スイスの他州では、

既に実施されているところもあります。


スイスで最も人口の多いチューリッヒ州にて、

マスク要件を課すことについて、

消極的な意見が述べられ続けていましたが、

夏の休暇シーズンも終了し、

人々が日常の生活に戻ってゆく中、

感染率の上昇が認められている事が決定づけられ、

強行されるようです。


ちょうど今週の月曜日に、

チューリッヒで数ヶ月ぶりに友人と再会し、

久しぶりにレストランでランチを共にしてきました。


とても素敵なレストランで、

お料理のクオリティも高く、

サービスも行き届いていて、

忘れかけていた憩いのひと時を

友人と共に味わえたのですが、

そのレストランにはテラス席が設けられておらず、

屋内のテーブルで食事をしました。


その時に少し驚いたのが、

従業員の方々は、

どなたもマスクを着用していなかったこと。


ある友人が働くレストランでは、

彼女も含め、

従業員は皆マスクを着用していると聞いていたので、

レストランでは厨房、給仕のスタッフは、

皆さんマスクを着用しているのだと思っていました。


8月初旬まで一時帰国で滞在していた東京でも、

利用したレストランでは、

従業員の方々は全員マスクを着用されていた事もあり、

レストランでは、

それが当たり前なのだとも思っていました。


月曜日には友人と、

「もうこれは、相手を信じるしかない。」

と話し合いながら食事をしました。


ホテルの中に入っている、

由緒のあるお店であった事もあり、

逆に、そのお店を利用する

ハイクラスな層を含めるお客さん達に

(周りを見渡すと、常連さんらしき人々もいた)

不安感を与えないため、

あえて着用していなかったのか?


ただ単に、法律で義務付けられていない以上、

マスクを着ける義務はないと考えられていたのか?

正直なところ理解に悩み、

少し違和感は残りました。


今週決定した州のルールにより、

明日(27日)からは、

そんな彼らも全員マスクを着用して、

顧客へサービスをすることになります。


スイスでは、

全公共交通利用時にマスク着用が義務付けとなっており、

チューリッヒ州では、

町に出る際には、ほとんどの場所で

マスクを着用したままで過ごすことになります。


日本と変わらない状態のような気もしますが、

強制か否かという点においては異なります。


最近では屋外を歩いているスイスの人々の中にも、

マスクを着用している人の姿は

ちらほらと見かけるようになりましたが、

ほんの半年前までは、

医療関係者や専門的な職種を除き、

病気でもない限り、

マスクを着ける習慣はなかった国ですから、

スイスでは、

マスク着用に否定的な考えを持っている人も

少なくはありません。


公共交通利用時、マスク着用を頑なに拒否し、

目的地まで乗らずに途中で降りた人、

病院内では、

どうしてもマスクを着用したくないと受付でもめ、

中からドクターが出てきて説得する場面があった

など、

これらはほんの一部ですが、

マスクをどうしても着けたくない人たちにまつわる

目撃談は、

身近な友人たちの間からも聴こえてきます。


私 個人的には、

スーパーや個人商店でのマスク着用義務付けは、

うつらない、うつさない の観点から、

ありがたいと感じています。


マスクだけが予防の全てだとは思っていませんが、

秋が過ぎて本格的な冬が訪れ、

再びコロナのピークがやってくる前に、

大きく動きのあった、チューリッヒ州です。

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