
(画像はイメージ:以前帰国の際に撮影)
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前回の記事からの続きです。
PCR検査を無事に終えると、
入国審査へと進む前に、
更にもう1箇所チェックポイントがあります。
今度は、空港からの移動先と移動手段の再確認です。
現在日本政府が制限国としてみなし、
そのリストに入った国々から日本人が帰国する場合、
公共交通やタクシーは利用できません。
(基本的には日本国籍を持つ人以外、
対象リストの国からの入国は拒否されている状態です。
一部例外も認めらるようです)
事前に迎えの人のや、レンタカーなど、
自分で移動できる手段がない場合や、
距離的に上記の手段で帰宅する事が難しい場合、
政府が定める空港近くのホテルに、
14日間滞在しなければなりません。
空港から、直接移動可能な人は、
● 自分でレンタカーを運転して帰宅できる
● 誰か迎えの人が空港に来ている、
● 空港から自宅までのハイヤーの手配が完了している
のいずれかの場合です。
私は事前に、ハイヤーの手配をしました。
自宅へ直接帰宅できる交通手段のある人は、
PCR検査の結果が出る前に、
そのまま帰宅する事も可能とのことだったので、
そのように希望しました。
PCR検査の結果は3日以内と案内されましたが、
実際には検査後、翌々日にはメールで
「陰性」だとお知らせいただきました。
厚生労働省が推奨する、
基準を満たすハイヤー会社または
ハイヤーを調達できる旅行会社の紹介
というページを見つけ、
このリストの中から、
スイスを出発する前に車の手配をしました。
いずれもコロナ対策の上、
空港から自宅間を送り届けてくれる
ハイヤーを運行する会社です。
目的地を記入した書類をもとに、
空港からの移動方法を確認されます。
担当者にハイヤーの手配をしている事を伝えると、
迎えの時間を確認されました。
前半の記事にも記述したように、
利用したLX160便はこの日、
定刻よりも早く到着し、
その後の流れもスムーズに進んだため、
手配していた予約時間よりも1時間も早めでした。
ハイヤーを運行するタクシー会社からは、
諸所の手続きを考慮し、
飛行機到着の2時間後を目処としての
予約を推奨されており、その指示に従っていました。
その場にいた担当者からは、
タクシー会社に電話をして確認してみてください。
もしも迎えがまだ来ていない場合、
迎えが到着するまで、
別の待機場所でお待ちいただく事になります。
との事でした。
要は迎えがまだの場合、入国はできないのです。
「別の待機場所」とは、
よくニュースの画像で目にした、
段ボール箱のような紙で作られ、
簡易仕切りされた、あのスペースだと思いました。
ちなみに、空港への迎えがある、
または、
自分で運転するレンタカーの手配をしている場合でも、
帰宅する前に
PCR検査の結果を知ってから帰宅したい人は、
それでも可能だそうです。
もしも家にいるご家族の中に、
ご高齢の方もいらっしゃる場合、
「陰性」の結果を知った上で、
家に帰りたいという帰国者もいます。
空港内で結果を待つ場合、
自宅に直接帰った人よりも、
早めに結果が判明するそうです。
その場合、段ボールの場所で数時間待って、
結果が分かった後、
そのままその日のうちに帰宅するか、
空港近くの政府が定めるホテルに宿泊するかの
選択肢のようです。
ホテルは最初の2泊(食事付)までは
政府の負担。
それ以降は、自己負担だそうです。
できればあの待機場所で待つことは避けたかった私。
祈るような気持ちで、
タクシー会社から前日に教えていただいていた、
当日の担当運転手さんに電話連絡を入れると、
既に空港内に到着し、待機していますとのこと。
今回の旅で、
あんなにホッとしたことはなかった!!
それをその場の係員に告げると、
では、これから入国していただけますとの
お言葉をいただき、心底ホッっでした。
しかしここで、
今度はまた別の担当者が登場。
この女性はそれまでの日本人の係官から変わり、
アジア系の女性でした。
この方をBさんとします。
Bさんは私が入国するまで、そして入国した後も、
ずっと私の後ろからついてこられました。
入国審査はいつも通りですんなりと済ませ、
預け荷物を受け取るため、
エスカレーターを降りて、
荷物引取のターンテーブルへ。
すると、そこには、
最初にLX160便の到着を地上で待機して下さっていた
地上係員のAさんが、
乗客が降りてくるのを待たれていました。
ちょうどターンテーブルから荷物が出てきている最中で、
(それだけ上での手続きはスムーズで早かった!)
私が荷物を下ろそうとすると、
すかさず手伝ってくださろうと・・。
そこまで彼女のお仕事ではないので、
大丈夫ですとお礼を言い、ご挨拶をしてお別れ。
Aさんは本当にご親切で優しい方でした。
荷物を無事に受け取り、税関も問題なく通過。
やっとの思いで、
日本へ無事に帰国できました。
で、先ほど入国手前で最後に引き継がれた
別の係員Bさんは、
荷物を引き取る間も、税関を通る時も、
ずっと私の少し後方にいました。
彼女は私の後ろから1メートルほどの間隔をあけて、
ほぼぴったりとついてきます。
途中で、
「なぜ、ずっとついておいでなんですか?」
と尋ねてみたところ、
片言の日本で、
「サイゴマデ オミオクリ デス。」
との事。
他にもいくつか質問してみましたが、
ところどころ話が噛み合わず、諦めました。
要は係員のBさんは、
私が伝えた空港から先の移動方法を、
ちゃんと守っているかどうか、
ハイヤーに乗るまで確認されるご担当だったのでした。
事前にそのような情報は仕入れておらず、
正直なところ、少しびっくりしましたが、
確かに以前は、
日本が制限する国からの
帰国・入国した後の交通手段については、
実際には誰もチェックしていなくて、
すり抜けがある・・
みたいな噂は耳にした事がありました。
おそらくそれを避けるために、
きちんと申請した手段で空港を離れているかどうか、
最終的にチェックをしているのだと思います。
過去には公共交通を利用して帰った人が
いたのかもしれません。
自宅に到着したら2週間の待機なので、
本当は空港のATMで
現金を下ろしておきたかったのですが、
それもはばかられ、断念。
とはいえ、これも水際対策の強化。
やむを得ません。頭の中では理解できます。
ただ、タクシー会社から出された
"ハイヤー手配の予約確認書" を、
上記のいずれかのプロセスで提示することで、
信用していただく事はできないのかな?
という気もしないではありませんでした。
そのままハイヤーが待つ駐車場まで
ストレートで向かい、
ドライバーさんとも問題なくお会いでき、
無事、都内の自宅へたどり着く事ができました。
ここまでお話しした、
今回の私の日本一時帰国体験談は、
前半の最初にお伝えした通り、
2020年 7月09日の、
チューリッヒ発 LX 160便(成田空港着)に
搭乗した際の記録です。
今後のコロナの状況により、
これから先、入国までの流れに動があったり、
手段と方法も変わるかもしれません。
また、到着空港により、
全体的な流れに、多少の相違があるかもしれません。
ここまでご覧くださった方は、
あくまでも現時点での情報と認識された上で、
ご参考にしていただければと思います。
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