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(画像はイメージ:以前帰国の際に撮影)

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前回の記事からの続きです。

 

7月10日に成田空港へ到着しました。

LX160便(7月9日発)の飛行機を降りると、

私達のフライトの担当者だとみられる

地上アテンダントの女性が待機していました。


まずは彼女の方から、

「この先、皆様のご到着を案内し、

PCR検査へと進んでいただきます。」

といった内容の説明がありました。


案内に従って、

乗客全員が、一定の距離を保ちながら、

入国のための手続きへと進みました。

イメージ的には、

ツアーガイドさんに従い後ろを歩く、

団体旅行客という感じです。


通常は検疫は特に問題がない限り、

素通りして入国審査へと進めますが、

この日は検疫の手前の待合スペースで、

PCR検査を受けるため、待機が必要でした。

地上アテンダントの女性は、

ANAのマークの入った身分証明をつけておられたので、

ANAが委託されている会社の地上スタッフさん

なのだと思われます。


この女性をこの場では、Aさんとします。

Aさんは笑顔で乗客を迎えて下さり、

乗客の一人が到着後、

「暑い・・。」と何気に漏らした言葉にも反応し、

「海外から戻ってこられたら、

日本の気温は暑く感じられますよね。」

と丁寧に応えられていました。


乗客は皆、長旅の疲れと、

これから受ける予定のPCR検査に、

少々ナーバスになっていましたが、

そんな状況で降り立った乗客の気持ちを、

少しでもときほぐそうとされているAさんの様子を見て、

思いやりのある女性だなぁと、感激。


Aさんの後について、検疫の手前まで進み、

待合スペースにあった常設の椅子と、

臨時で置かれたパイプ椅子に座って待ちました。


事前情報では、飛行機を降りる前に、

機内で2時間以上待たねばならなかったとか、

待合所で1時間以上待つ必要があったなど、

様々な情報がネットには掲載されていましたが、

たまたまなのか、私達が搭乗したフライトは

到着後に機内待機もなく、

この待合所でも、7-8分待った時点で、

Aさんから続きの案内がありました。


次のPCR検査へは、

10名ずつに分かれて進むということ。

まずはビジネスクラスの乗客から呼ばれスタート。

ちょうどこの日のビジネスクラスは10名だったので、

私も最初のグループに入り、

PCR検査に進む事ができました。


とはいえ、

この日のLX160便は、

ビジネスとエコノミー合わせても

50名を下回るほどの人数だったので、

最後のグループだったとしても、

さほど待ち時間は、長くはなかっただろうと思います。


PCR検査へと進みました。

ここでは、検査を受ける前に問診があります。

個別の係官(私の担当は男性でした)

から一人ずつ、

機内で書き込みをした必要書類と照らし合わせながら、

日本を最後に出発したのはいつか?

など質問を受けます。


私は自分の状況、

現在はスイス在住で、最後に日本を出国したのは、

年末年始の帰省で1月中旬だったこと、

"スイスに14日以上滞在" しているか

と問われたので、

"居住しているので、そうです" と答えました。


もちろん予想していたことですが、

「では、お客様はPCR検査の対象となります」

と案内され、

到着空港を出た後の、交通手段も尋ねられました。


この場では、

PCR検査の結果をe-mail か電話のどちらか選択します。

これは、機内で渡された書類にも記入済みです。


到着日の翌日から起算して、

14日間は自宅待機が必要である事も

伝えられました。

これは当然、事前に知っていた事です。


それとは別で、

検疫の別の担当部門から、

2週間の自宅待機中、体調チェックのため、

様子うかがいの連絡をいただくことになるとの

案内を受けました。


これに関しては、

Line か電話を選択できるとの事でしたが、

Lineは日本の電話番号で登録をしている人のみが

対象との事でした。

(私はスイスの番号で登録)


従って、私の場合は、

先方からの電話連絡のみという事になりましたが、

いまだ、どなたからもお電話は入っていません。

ここ数週間で、

国内の感染者数も増えていることから、

ご担当者も多忙で手が回らないのではなかろうかと思います。

まあ、入国後11 日経った現在も、

健康状態は良好なので、

チェックいただかなくても問題はありません。


問診が終わると、いよいよPCR検査です。

この列を待つのに、

"密になり、とても危険だ"

という噂を耳にしていましたが、

この時点では、

各ブースごとに一人ずつだし、

そもそもPCR検査の場所には

10名ずつしか進めないので、

私が到着した際は、

ここで長蛇の列で並ばされて、

その場が密になるという状態ではなく、

不安は一切感じませんでした。


状況は日々変わるので、

もしかしたら、以前はそんな状態だったけれど、

現在は改善されているのかもしれません。


問診の後、次のステップでは検温。

この時点で到着便、氏名の確認と、

自分の名前が書かれた細長いガラス瓶を渡されました。


それを持って、隣のPCR検査へ。

ここでは、事前のネット情報通り、

完全な防護服を身につけた看護士さん(?)から、

仕切りをされた場所で、個別で検査を受けます。


検査時は、マスクは鼻だけ出して、

口の部分はマスクを着用したまま。

検査の方法は、

長い綿棒のようなものを鼻の奥まで入れられ、

それをグリグリっと鼻の中でひねられます。

私はインフルエンザにはかかった事がなく、

インフルの検査は受けた事がありませんが、

受けたことのある人によると、似ているそうです。


綿棒が鼻の奥に入った際は、

すんなりと入り、楽勝かなと思いましたが、

そこからグリグリっとされた時点で、

ゲホゲホッと咳き込んでしまいました。

咳をしないよう、頑張りましたが、無理でした。

「口の部分のマスクは付けたまま」

と案内を受けた事が、この時にわかりました。


事前にチェックしていたネット情報にも、

みなさんが記述されていましたが、

係員の方々は皆さん丁寧で、

PCR検査をしてくださった看護士らしき女性達が、

緊張したこちらの様子を察して、

気持ちをほぐして下さりながら

検査を行ってくださった事が

本当にありがたくてなりませんでした。


(続きます)

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