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6月5日、スイス連邦政府の会議があり、
今後の新たな国境封鎖緩和の方針が発表されました。
(5月に発表されていた当初のプランは、↓ 過去のブログ記事に綴っています)
5日の発表によると、
5月中旬、既に発表されていた、
隣国(フランス・ドイツ・オーストリア)
を対象に6月15日から予定されている国境の開放を、
同日よりすべてのEU 及び EFTA(欧州自由貿易連合)諸国と、
英国も対象に適用し、
国境封鎖を解除する予定だという内容です。
現在の疫学的状況を考慮しての決定だそうです。
Coronavirus: Die Schweiz öffnet die Grenze zu allen EU/EFTA-Staaten am 15. Juni
(The Federal Council)

また一歩前に進んだという印象のニュースだと感じます。
ただ個人的には、
この予定に "英国" が含まれている事に
非常に驚いています。
夫 Banana の母国でもある英国は、
欧州では一番、
世界ではアメリカに次いで二番目に、
新型コロナウイルスの死者が多く出ている国です。
6月4日の時点で、
コロナでの死亡者数が4万人に近づく勢いで、
現在も新規での陽性結果の数が、
毎日2000人近く増え続けています。
英国は自国の政策として、
居住者も含め、国内への入国者に対し、
14日間の自宅待機を義務付けることが、
数日前に発表されたばかり。
夫 Banana は政策と対応を、
「他国と比べて、数ヶ月遅すぎる」
とボヤいています。
英国には家族や親戚達が今も住んでいますので、
我が家にとっても、他人ごとでは無いのです。
一方、スイスは、
ロックダウンへ入った3月から今の時点まで、
国内への入国を、
スイス国籍、滞在許可証を持っている人に
制限してはいるものの、
入国できてしまえば、
その後は "◯◯日間の自宅待機" などの制限は
設けられていません。
外から入ってきて、
あちらこちらと出歩いてしまうと、
今後また、ウイルスが広がるリスクは
避けらないのでは? と思ってしまいます。
正直な気持ちとして、怖いと感じています。
もちろんこれは、英国だけに限らず、
他の国々からの入国者についても同様です。
スイス連邦政府の今回の決定は、
国境封鎖の解除をまず最初は欧州から再開し、
その後は、
日本も含む他の地域からの入国制限緩和へと
続く計画なのだろうと思います。
個人的な予想としては、7月くらいから徐々にかも。
コロナの第2波がやってくる前に、
一旦、通常に近い状況が戻ってくるのかもしれません。
今後もコロナと共存するという生活スタイルが、
現実味を増してきた事を実感しています。
スイスの新型コロナウイルス(6月5日時点)は、
感染者数: 30,936 人(前日比:+ 23人)
死亡者: 1,660 人
となっています。


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